
ここ数年、バンコク・スワンナプーム空港など大きなハブ空港で、日本人の乗り遅れが多発しています。経費削減を徹底、定時運航を心がける航空会社にとって、搭乗者の呼出しは、日本以外ではあまり見受けなくなりました。今回の一件は手荷物再検査とレーンの混雑による乗り遅れで、MCTなどは当然、順守のうえでのお手配でした。ただし巨大空港でのMCTは、あくまで航空会社の発券要件で、混み具合によっては乗り遅れも十分にあり得ます。
旅行商品の価格競争が激化して以降、格安パッケージは派遣添乗員が主流となり、企画手配する側と現地で旅程管理するものとが一致しない旅の在り方が、今の時代、当たり前になりました。これも失われた20年で醸成されてしまった、残念な構図です。ですから添乗員の方に対して、同情がないわけではありません。とはいえ、乗り遅れたお客様をフォローする態勢を、講ずる必要性は、主催する旅行会社の側にもあったでしょう。法廷の結果を、見守りたいともいます。
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