2013年06月12日

国指定史跡【本佐倉城跡(もとさくら・じょうあと)】酒々井町に私のルーツツーリズム

酒々井プレミアム・アウトレットでのロケが、思わぬ奇縁良縁を運んでくれました。題して、「私のルーツツーリズム」。梅雨どきの曇り空とはいえ、夕方まで雨に降られることのなかった昨日(6月11日)のこと。ハンドルを握り、一路、向かった先は、酒々井町役場でした。お出迎えくださったのは、小坂泰久町長はじめ役場の皆さんです。以前に、このブログでお伝えしたかとおもいますが、ここ酒々井町は、関東武士団・千葉氏ゆかりの地。今から約500年前の1400年代後半、当時、下総国をおさめていた千葉氏一族が築城したのが、本佐倉(もとさくら)城でした。それが10年前から本格的な発掘調査が行われ、千葉氏戦国居城が、ついに長い眠りから覚めたのです。35万平米もの広大な敷地には、郭に馬場、妙見様のお社跡等々、首府だった往時の様子を今に伝えます。
本佐倉城跡(もとさくら・じょうあと)】は、戦国時代、豊臣秀吉に滅ぼされるまで関東有数の名城だったと言われます。国の史跡に指定されてから、わずか15年。今まさに、保存整備が進められているところです。

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建物は遺っておらず、再現もされていません。発掘調査により城郭は、要塞のようなつくりであること。切通しや土塁など、人工的に整地されたことを物語っているだけです。敵に攻め入られないよう、三つ又が要所にあります。分岐点を幾つも折れて急な斜面を登れば、あっ!と驚く眺望が、そこにはありました。かつての城下町、宿場や湊(みなと)、さらには印旛沼が広がっていたとされ、なんと2年前に訪ねた勝胤寺(しょういん・じ)さんの屋根も望めるではありませんか。本当に驚きました。

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今回の酒々井町視察では、本佐倉城跡以外も数々、ご案内いただきました。町長・副町長はじめ政策秘書室や経営企画課の皆さま、そして酒々井町教育委員会・生涯学習課の木内さんのご説明は、国内外の城との比較も交え、実に奥深く、感動しきりでした。現在、ボランティアガイドを養成中とのこと。歴史的な名所は、ご説明があるのとないのとでは、印象にも大きな違いがあります。さて、皆で高みにて、記念撮影もさせていただきました。酒々井訪問記、まだまだ続きます。



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視察出発に先立ち酒々井町の小坂泰久町長と

posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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