2013年09月07日

世界遺産【高野山】金剛峰寺・檀上伽藍・奥の院 日本仏教の聖地を巡る

墓マイラーや仏教女子という言葉が、近ごろ流行っていますよね。2年後に開創1200年を迎える世界遺産【高野山(こうやさん)】を、先週、訪ねました。大阪・南海なんば駅から特急こうやでゆっくり向かったのですが、極楽橋駅からケーブルカーに乗り継いで所要約1時間45分。途中、橋本駅付近から始まる区間、それも急勾配トンネルやカーブ蛇行、車窓の景色は、まるでスイスの山岳鉄道のようで、素晴らしいものでした。
日本を代表するパワースポットだけに、あいにくの雨にもかかわらず外国人観光客も多く見受けました(それも奈良・東大寺で見かけた団体旅行とは違い、欧米系の個人旅行者が多いのが特徴でした)。画像でお届けします。

総本山・金剛峰寺
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弘法大師・空海が開いた高野山・真言宗の総本山・金剛峰寺へは、高野山駅から一日乗車券を買ってバスで向かいました。日本仏教における聖地といわれますが、高野山は人口4000人、そのうちお坊さんは1000人を数え、117の寺院があると言います。816年、一山まるごと金剛峰寺と号したのが始まりとされ、世界遺産地区は山ごとではなくエリア限定されています。
拝観料(500円)に含まれる待遇券が気になったのですが、新別殿に参詣者の接待場があり、お茶をいただきながら休憩できます。ココロが洗われます。

檀上伽藍・根本道場【大伽藍】
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伽藍地区は、金剛峰寺から歩いていくことができます。奥の朱色の塔が根本(こんぽん)大塔で、手前が大会堂です。金堂を中心とした檀上伽藍は、高野山の出発点。弘法大師の高野山造営は、ここから始まったとされます。

◆奥の院
20万墓という膨大な数のお墓や供養塔がある、奥の院地区。「弘法大師の元に眠れば、極楽往生できる」とのいわれからで、歴史的にも著名な人物のお墓、日本を代表する企業の社墓・社廟が数多くあります。(私はよく、泉岳寺駅も利用するので)浅野内匠頭のお墓を、今回、画像であげさせていただきます。いやはや、凄い。伊達政宗や織田信長、武田信玄、千姫と、宗派を超えて、敵味方なく葬られているのがわかります。阪神淡路大震災ならびに東日本大震災の物故者慰霊碑もありました。この奥の院、霊場・高野山の旅のハイライトともいえましょう。

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◆高野山へのアクセス
詳しくは南海高野ほっと・ねっとをご覧ください。
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宿坊でお泊りの方、大きなスーツケースを持った外国人個人客も、ケーブルカーの乗り降りは階段なので、大変そうでした。高野山駅での光景です。

posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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