日経新聞が毎週土曜日発行する生活情報週刊紙「日経プラス1」の【旅見探賢】(月1回更新)面、「教えて!達人」のコーナーを担当させていただいてから、間もなく1年近くが経とうとしています。日経新聞社との取り決めで、掲載後1ヵ月間程度は、ブログでの記事化をしないお約束。GW1ヵ月前を切り、すでに予約を済ませているひとも多いはずですが、予約状況の公式発表最新版を、昨日訪問したJTB広報室より入手しましたのでお伝えします。
**ちなみに、プラス1掲載の過去記事閲覧は、日経新聞の公式ホームページ上で行っておりません。若し、購入・閲覧したい場合は、
(1)記事掲載の発行日より1ヵ月以内の場合、日本経済新聞社販売局で新聞を購入可能。詳細は、日本経済新聞社販売局管理部TEL03-3270-0251(代)迄。
(2)各図書館の日本経済新聞縮刷版を閲覧
(3)日本経済新聞社本社・資料室のコピーサービスを利用する。コピーの郵送も可能(有料)。詳細は日本経済新聞社編集局資料部コピー係TEL03-3270-0251(代)迄。
(4)過去記事はデータベースサービス【日経テレコン21】(有料)にて提供。
ただし、(3)、(4)については著作権の取扱いに十分ご注意を。
2007年のGW旅行動向は、「海外・国内ともに極めて好調だった前年並みの人数に」(JTB広報室)
出発のピークは、5/3、5/2と4/28。分散化も顕著とのこと。過去最多となった2000年(56.4万人)に届く勢いだった前年(2006年)と、ほぼ同水準で予約がなされている(2007年4月5日現在)のだそうで、海外はアジアが人気、国内旅行は過去最高と予想されています。
旅行日数の単一回答では、1泊2日が最も多く38.2%。次いで、2泊3日(32.8%)、3泊4日(18.0%)と、短い旅行が主流です。
JTBでは、1969年からGW旅行動向調査を開始していますが、10年前から比べると、旅行日数が着実に伸びており、旅の長期化が目立っています。
また、サーズSARSで揺れた2003年は、GWの海外旅行者数が23.4万人と、ここ数年の半分以下に落ち込み(以降、V字回復を遂げましたが)、いかに海外旅行離れが顕著であったかが、うかがえます。ここに、日本人の「過敏さ」が表れていると言っても過言ではないでしょう。(先日のプーケット取材でも、津波後、旅行者の回復が、「日本人だけ遅れている」とのご批判を、方々から受けました。)
今からのGW予約の場合、キャンセル料発生の40日前を過ぎていることもあり、人気のコースをとるのは、難しい状況かもしれません。ただし、やむなくキャンセルするひとも出始める頃ですから、手仕舞いしていない空き商品をさがしてもらうよう、旅行会社のカウンターなどに出向き、上手く相談をするとよいでしょう。
ちなみに国内、今年は東京の新名所【東京ミッドタウン】などを中心に地方から"東京"、新緑の"京都"やリゾート地"沖縄"が人気のようです。
■NIKKEIプラス1「旅見探賢」のWebページは、http://www.nikkei.co.jp/p1/tabi/
【関連する記事】
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第59回「『ホテル森の風鶯宿』..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第58回「開業から四半世紀 御..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第57回「『吾汝ATONA』ハ..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第56回「仙台秋保「茶寮宗園」..
- クルーズトラベラー【CRUISE Traveller】2024 Summer テ..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第55回「同窓の会『観光業淑徳..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第54回「海外OTAの新たな局..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第53回「バンコクで「日本東北..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第52回「ゴールデンウィークの..
- 週刊【観光経済新聞】連載・地域創生と観光ビジネス 第51回「「四国こんぴら歌舞伎..