大丸有まちづくり協議会設立25周年記念【三菱一号館】ユニークベニュー活用推進イベントで、三菱一号館美術館にお邪魔しました。この日は大学講義と重なり、残念ながらトークサロンの基調講演と座談会の冒頭の聴講を逃しましたが、なかなか魅力的で素敵な取り組みで、優雅さを醸していました。まさに社会人になりたてのころを思い出しました。あのころ私自身、丸の内・大手町で、ばりばりのオフィスレディ(というより、セールスレディ)で、ナンバーは88(はちはち)“オレたちバブル入行組”でしたから。でも当時の界隈は、東京の顔としては寂しい街角でした。街並みそのままに華やかに生まれ変わり、なんだか感慨ひとしおです。
ルーブル美術館を会場にしたパリのレセプションのような、知的でユニークな東京ベニューのお披露目を契機に、おそらく今後、規制緩和が進んでいくことを期待します。そして先鞭をつけた三菱一号館を、諸外国の多くの方々に、ぜひ知っていただきたいとおもいます。こちら画像は、明大・青山先生とパトリシアさん、そして観光庁久保長官、合場協議会理事長のトークショーの様子です。かつての銀行営業室を復元した三菱一号館Café1894の、成熟と重厚感漂う大人な雰囲気が伝わりますでしょ。
大丸有やユニークベニューは、一般の方々にはあまり耳慣れない言葉かもしれません。ですが、元気と自信を取り戻すべくTokyoにとって今世紀、欠かせない重要キーワードです。ちなみに大丸有(だいまるゆう)とは、大手町・丸の内・有楽町地区の総称。そしてユニークベニューはMICE用語です。国際会議などでオーガナイザーに選ばれし大きな条件が、ベニューの希少性とサプライズ、立地・アクセスのよさにあります。
2014年1月5日まで、三菱一号館美術館では印象派と世紀末美術をテーマにした展覧会を開催しています。ルノワールの「長い髪をした若い娘」に、今回やっと逢えました。さらに展示階の一角で、伝統芸能披露も行われました。歌舞伎浄瑠璃の立方・中村橋吾さんの一枚は、イベントのオフィシャル画像でお届けさせていただきます。レトロな館内の入口ホールでは、ジャズライブも行われました。お招きをありがとうございました。
2013年11月18日
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