2014年01月08日

沖縄県立博物館・美術館「最先端をいく琉球の測量術と地図製作」

那覇に向かう途中、雲海から降下を始めた飛行機の窓の外を眺めていたら、雲のすきまに海がのぞくころ綺麗な虹が見えました。ちょうど開いていた機内誌「翼の王国」1月号に掲載の「風水暦十二支占い」に、「おめでとうございます!今年の運勢は十二支の中でトップです」とあり、何だか運がついてる気分になりました。

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今日は、那覇セントラルホテル・九年母亭で開催された地元那覇の異業種交流会「ふろしき会」にお邪魔して、沖縄県立博物館・美術館館長の安里進先生のご講演「最先端をいく琉球の測量術と地図製作」をうかがいました。それが本当に驚くような内容で、実に面白い講演でした。その昔、琉球王国では測量の技術が進んでおり、200年以上前の地図が今の電子地図とほぼ合致するほどの精密さであったというもの。

フランスの測量士を招へいした中国・明。すでに中国では、精度の高い地図が作られていました。そこからわずかのちに琉球王国に伝わった三角網測量によるものと知らされ、唸りました。(だって伊能忠敬の地図以上に、ずっと精度が高い「琉球国之図」、沖縄本島の姿が存在していたのです、衝撃をうけました)。「客観的に、(自分の姿を)知りたかったのでは」。それは、課税のための手段だったのでしょうが、王府の考えを代弁された安里館長の大ファンになりました。今度、近いうちに安里さんのいらっしゃる沖縄県立博物館・美術館へ、見学にお邪魔したいとおもいます。お誘いいただき有難うございました。

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posted by 千葉千枝子 at 23:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館・伝統芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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