これが私の作品。Tシャツの脇と両肩に、絞りの柄を入れてみました!
真っ白なTシャツの柄を入れたい部分をつまんで、絹糸で隙間を作りながら絞ります。コツを知る・慣れるまでは、教えてもらえるから大丈夫。こんな感じです。
それを島自生のシャリンバイという木からできた染料で、ぐちゅぐちゅと染めます。染料はタンニン、酸性ですが、石灰水(アルカリ性)と中和させる工程を、平先生が説明してくれました。白い液が石灰水。その隣にはシャリンバイの染料があって、交互につけて、揉みながら染めます。先生は素手ですが、ちゃんとビニール手袋やエプロンが用意されています。
とにかく大はしゃぎ。だんごしぼり(画像のように、軽くしぼること)したあとは、裸足になって泥田へgo!
膝までつかって、田んぼで染色体験。童心にかえっての作業は、本当に楽しかったです。
ちなみに泥田の水面には、キラキラと(鉄分が)光るさまが。この鉄分が、染料と化学反応をおこして、綺麗な染めとなるそうです。
色止めの工程も、奄美の方言まじりで会話をしながら平先生に手伝ってもらい、あっという間の完成です。
絹糸をほどいたときの、あの感動。奄美ならではの感動体験です!
染色体験のあと、大島紬の生産工程をご説明をうけながら30分ほど見学しました。製品も直販されていて、龍郷(たつごう)柄の反物には、隠れていた物欲がもぞもぞ〜。突き動かされました(笑)。
入場料は500円、染色体験は約1時間30分で、ハンカチ1000円、Tシャツ代金(2000円〜)と良心的なお値段です。生地、持込みもOKだそう。広大な敷地には亜熱帯植物が生い茂り、奄美特有の草花たちが美しく映えていて、手入れも行き届いています。島旅取材のハイライト、素晴らしいときを過ごしました。
大島紬村のホームページは、こちらです。
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