今回、北陸新幹線の乗車は3回目となりますが、初めて終点金沢まで乗車しました。今年一番の観光スポット・金沢は一年ぶりの訪問です。前回は、新幹線開業前で大雨だったので、視察を断念した経緯があります。フォーラムの翌日はチェックアウトしてから手荷物を駅のコインロッカーに預けて、まちバス(今話題のワインコインバス・100円の観光名所巡回バス)で兼六園方向へ。金沢ぶらぶら歩きを満喫しました。ここでご報告させていただきます。
実はなんと私、重伝建・ひがし茶屋街の、ふと入ったお店で素敵な竺仙さんの反物をみつけて、買ってしまいました。竺仙さんの浴衣は東京でも百貨店などで手に入るお品ですが、なかなか気に入った柄に出会えず、ひと目惚れでした。ここ金沢では、お着物姿でまちブラをする方たちをチラホラ見受けます。加賀友禅の本場ゆえに、レンタルでも立派なお着物の方たちが多く、景観とマッチして風情がありました。ますますのブームとなることを期待します。
それでは、若干4時間の急ぎ足コース、ご覧に入れます!
◆石川県政記念しいのき迎賓館
バスを下車したのは石川県政記念しいのき迎賓館の前。金沢21世紀美術館へ行くまえに、ふらっと立ち寄りました。朝方、雨が少し残っていましたが、傘は不要。逆に緑が映えて綺麗です。ここは石川県庁発祥の地。重厚な建物ですが、ポール・ポキューズのカフェがあってオシャレです。私が暮らす広尾でも、時々利用していたカフェですが、金沢城公園の景観をバックにとても美しく、素晴らしい雰囲気でした。
セレクトショップGIOというお店が気になり、覗いてみたところ、素敵な焼き物や小物がいっぱい。みずみずしい鮎が手描きされた器や、父の日のプレゼント用に盃などを買いました。
◆金沢21世紀美術館
土曜日ということもあり、たくさんの来館者です。一度ぜひ、訪ねてみたくって、やっと念願叶いました。日本が誇る現代アートや新進気鋭の作家さんの作品がずらり。カップルも多く、ご家族でも楽しめる美術館です。
◆日本三大庭園・兼六園
アートに触れたあと石浦神社で御朱印をいただいて、そして20年ぶりでしょうか、名勝・兼六園を訪ねました。実は私、大学時代に一人旅で、この兼六園を訪ねています。旅行会社時代は添乗で、たびたび訪ねました。あの二本あしの徽軫(ことじ)灯籠の前で一枚、今回も記念写真を撮ってもらいました。途中、出世茶屋で兼六だんご(400円)とコーヒーでひと休み。幾度来ても、兼六園はよいなと感じました。
◆ひがし茶屋街
冒頭の画像でお目にかけたのは、久連波(くれは)さんのギャラリーです。兼六園からタクシーで向かった東茶屋街。重要伝統的建造物群保存地区で、なんとしてでも今回、観てまわりたい場所でした。ですが、あまり時間もなく、こちら加賀友禅の小物が「可愛いな〜」と飛び込んだお店で、パッと目に入ったのが竺仙さんの浴衣地です。仕立てていただき、送ってもらうことにしました。久連波は、もともと呉服店だそう。奥にはお抹茶がいただける喫茶のコーナーもありました。ひがし茶屋街は東の廓(くるわ)と言われていたそうですが、こじんまりしていて、歩いて楽しめる場所。整備して以降、多くの観光客で賑わうようになったのでしょう。次回はゆっくり訪ねたいとおもいます。
こちらのリポート、美術館や名所のカテゴリに入れたいところですが、重要伝統的建造物群保存地区の項におさめさせていただきます。ひがし茶屋街から金沢駅までは、タクシーでも15分かからない程度、980円でした。新幹線乗車前に、金沢在住の大学時代の先輩夫婦と駅で少しばかりお茶させていただき、手荷物をピックアップして帰京の途につきました。噂には聞いていましたが、金沢の新幹線開業効果は予想以上だったようにおもいます。また次回、うかがえるときを楽しみにしています!
2015年06月20日
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