2020年05月20日

TG【タイ国際航空】の破綻からみえてくるもの 「今はまだ観光を振興する段階ではない」

勤務する大学での遠隔授業も、今週で5週目となりました。
在宅でのリモートなのでハプニングも少なくないのですが、私たち教える側の教員以上に、学生のみなさん、なかでも新入生の方々はメンタル的にも本当に大変ではなかろうかと痛感する日々です。
通信環境や周辺機器などご家庭によって千差万別で、なんとかフォローしてあげたいという気持ちでいます。

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連日のように倒産や民事再生法申請、閉店、廃業といった言葉がニュースで流れています。
特に観光関連産業は壊滅的な状況ですが、西村経済再生担当大臣の「今はまだ観光を振興する段階ではない」発言は、まさにその通りと感じます。
さまざまなところから、今後の観光関連産業の行方にかかるアンケートなどが寄せられていますが、極めて悲観的な意見を提出させていただいています。
jetsetな旅が終わり、slowlyが重んじられ、social-distanceが一般化され、over-tourismは過去の栄光となる。
東日本大震災のあとの観光復興を長年、研究してきましたが、今回は、そう簡単にはいかないものと覚悟をしています。

そうしたなか、TGタイ国際航空の破綻のニュースは一抹の寂しさに追討ちをかけるものとなりました。






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フルサービスキャリアといわれる航空会社のビジネスモデルは、かかる膨大なコストとの闘いと、よく言われます。
TGも、かねてから財務状況が不安視されておりました。急速に経済発達したタイ国ならではの、特別な要因も見逃せません。
これまでの常識や専門的な知識が通用しない時代に入ろうとするなか、何を整備して、どれを切り捨てるべきなのか、非常に悩ましく感じます。

冒頭の画像は今夜の夕食です。お献立は、手製の玉子焼き、青椒肉絲、大根葉の肉そぼろ、野菜サラダ。
そして、久しぶりにこの箸置きをつかってみましたのでお届けさせていただきました。
次の画像の取り皿は、金沢駅構内で購入した北陸新幹線の絵柄の九谷焼です。この小判型の絵付け久谷は、三越さんの歳暮・中元での進物にも使っており、同じ大きさで銘々皿としてつかっています。

今、旅はできませんが、おうち時間を大切にしています。
いずれの画像も運輸機関に従事する皆様へ、想いをこめて。


posted by 千葉千枝子 at 23:56| 東京 🌁| Comment(0) | ライフスタイル全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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