2020年11月13日

福島・葛尾村で【農業体験】収穫野菜を放射能測定しました

村内全域が警戒区域・計画的避難区域に指定された福島・葛尾村。当時の村長の英断で、全村民が村外に避難して難を逃れたことで知られています。今回の旅、岩手内陸・一ノ関からスタートして、平泉、盛岡、宮古、陸中山田、釜石、新花巻、仙台、郡山、三春町、そして葛尾村に到着した最終日、村の畑で農業体験を行いました。
大きいのが採れましたよ!白菜やダイコン、どれも採れたて、新鮮です。

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津波被害の三陸沿岸と異なり、福島第一原子力発電所事故から9年たった今、観光の立て直しを本格的にスタートされようとしている福島被災地。今回、まざまざと、その情況を知ることができました。

モニターツアーの参加者は、米国籍、カナダ人、台湾人、さまざまです。
我々は、収穫した野菜を「葛尾村復興交流館あぜりあ」の放射能測定室で、測定することにしました。


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白菜が7.8ベクレル、大根が4.1ベクレル・・。10ベクレル以下であれば人体に影響がないといわれています。
土を触り、実際に野菜を収穫して、測定器で目で見て安全性を知って・・・。
学ぶことの多い旅でした。

このあと収穫した野菜を調理していただき、戸外でバーベキューを楽しみました。
空は青く、晩秋というのに温暖で汗をかくほどの絶好の天気。葛尾むらづくり公社の人たちの優しさ、真剣さ、逞しさ、一生懸命さが、何よりも印象的でした。


私は収穫した野菜(大根4本、白菜2玉、柿10個)を、必死のおもいで自宅に(ハンドルで)持ち帰りました!
この、なんとも言えない達成感。お鍋の季節に嬉しい手土産でした。




posted by 千葉千枝子 at 22:01| 東京 ☀| Comment(0) | 研究論文・科研費 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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