朝10時の上野発の特急に乗り、日帰りの視察旅でした。雨にも降られず、駆け足ではありましたが心に残る1日でした。
金澤翔子さんの揮毫を初めて知ったのは「三陸復興」です。岩手県の食のイベントで配布された手提げの紙袋などに、この文字が綴られていたことを思い出します。
震災後の2014年、翔子さんはいわき応援大使に就任します。
この美術館は、呉服商「きもの乃館 丸三」が平成元年に広大な敷地に建てた施設のなかの常設美術館で、素晴らしい庭園美が自慢です。
お振袖を着て成人の記念撮影をするにも、もってこい。初代で創業者の小林英子さんの置き土産ともいえます。和の心を尊び、着物をこよなく愛した創業者の想いが、随所にみられる施設です。
館内には、庭園を眺めながらお抹茶や珈琲、甘味がいただける「丸三かふぇー飛翔庵」があります。美術館に立ち寄らない方も、お茶だけでのご利用も可能。緑眩しい今の季節、ぜひにお立ち寄りになられるとよろしいとおもいます。
お食事処は現在、新型コロナウイルス感染症の影響もあってクローズしています。
それで、同じ遠野町の【とろろ屋半兵衛】さんで、とろろ定食をいただきました。お汁は、とろろ100%のすいとんで、優しい味で癒されました。こちらは玉子かけごはんも有名で、生卵を土産に持ち帰りましたが、これまたまっ黄色で秀逸な味わい!
福島第一原子力発電所の事故後、いわき駅周辺には多くの宿泊施設が建ちました。こちら【金澤翔子美術館】は、最寄りは泉駅で、車で10〜15分ほどの距離にあります。ぜひマイクロツーリズムで一度、訪ねられてはいかがでしょう。
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