
【六ケ所原燃PRセンター】を訪ねました。三沢市街から車で小1時間の場所にあります。
これまで数多くの電源地域PA拠点を視察してきましたが、特に内容が充実している感を受けました。
1980年代後半から90年代初頭にかけて造られたPA拠点は、主に原子力や火力などを用いて電力を生み出す仕組みが学べる施設内容。こちらは、原子炉から出た使用済み核燃料のなかから使用可能なウランやプルトニウムを取り出す仕組み・構造などが学べます。
MOX燃料と原子力発電所、そして再処理工場の循環は、まだ実現していないのが現状ですが、その技術の追究には驚かされました。とはいえ、プルトニウムは核兵器の材料にもなり得るので、唯一の戦争被爆国と言われる我が国が保有することへの強い反発があるのも理解できます。大変センシティブな問題なので、ここでは控えますが、地域住民や社会に理解を促し、共存を目的に進められているこれらPA活動の取り組みについて、さらに研究を深めていきたいと感じました。




六ケ所村は、ラムサール条約湿地・仏沼(青森・三沢)に近く、車で幾度も湖沼を抜けて走るさまは、霧もたっていかにも幽玄。(往路は、東通り村に抜ける道を選びましたが、復路では下北半島縦貫道路の一部ルートを選びました)。
こちらが展望コーナーから観た、再処理工場の姿です。



別館にはカフェもあります。広々とした公園が隣接しているので、お子さん連れが多く、スタッフの方たちもとても丁寧でした。