東通村を出て、県道266号から津軽海峡側へと車で抜けると、国立原子力研究開発機構などの研究施設群が姿をあらわします。【むつ科学技術館】は、1996年の開館。私が子供のころに現役でした【原子力船むつ】。歴史的に紐解くと、大湊港を出発したむつは、1974年に本州東方沖で初臨界を達成しますが、その後、放射線漏れをおこし、今の津軽海峡側・関根浜を定係港としました。その後、実験航海を実現し、さまざまなデータの収集に成功します。
船を象った施設で、操舵室も再現されています。
原子力船むつの原子炉を展示しているコーナーには、原子炉格納容器(下)や2分の1縮尺の原子炉容器(上)も展示されています。
とても驚いたのが、理科実験や体験工作教室が充実していること。白衣の先生による実験教室を、いきいきと見学する子供たち。将来の技術者のたまごたちです。
国立原子力研究開発機構が事業主体で日本海洋科学振興財団が管理運営を行う【むつ科学技術館】。電源立地のPA拠点とは異なり、入館料(大人300円、小中学生100円)が必要です。
2021年07月27日
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