2022年03月05日

復興【熊本城】を訪ね熊本港からフェリーで長崎・島原へ(3日目)

旅の行程表(旅程表)づくりは、まるで画家が一つの絵を描くときの構図やデッサンという作業に似ているようにおもいます。さもなければ作曲家が、詩に合わせて曲をつける、ないしは曲にあった詩をうたいあげる、そうした過程に似ているといったほうが、わかりやすいかもしれません。
ツアープランナーをはじめその道のプロが造る旅程は、単純な一筆描きのような移動旅であっても、実は入念に調べ上げられています。突発的な変更にも対応できるよう代替案を併せ持って、一つひとつを決断しながら前に進むわけです。旅は必ずしも予定通りにはいかないもの。天候や交通状況、体調やらに左右され、予期せぬ出費に見舞われることもあるでしょう。
人生が旅に似ていると言われるのは、そうした突発的な事象を想定し、ときには巧みに避けながら、分岐点ごとに決断を迫られるからなのかもしれません。

【熊本城】
復旧・復興が進み雄姿を取り戻している様を、ぜひ一目とおもいまして、ほぼ3年半ぶり熊本城を訪ねました。

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復興城主に特別拝観券が送られてきましたが、期限が1年。コロナで移動制限があったことは配慮されず、期限が切れてしまったことは残念でした。ただ、デジタル芳名帳に名前があったので、よしとしました、

【熊本フェリー オーシャンアロー】
熊本駅前で借りたレンタカーで、そのまま島原へ渡る計画で、午後の熊本フェリー・オーシャンアロー号に乗りました。万一、運休でしたら新幹線と特急を乗り継いでとも考えましたが、事前予約でそのまま乗船でき、ほっと一息。

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船内にはポストがあって、ポストカードを送れる仕組み。私も記念ハガキを買って、一通、投函しました。
フェリー旅は、連載を続けている雑誌「クルーズトラベラー」さんのご縁もあって、大変注目しています。
自家用車を買い替えたばかりなので、今度はマイカーでフェリーにと考えています。

【島原城】
熊本からフェリーで30分、島原港から車で10分程度の場所に島原城があります。鹿児島中央では一瞬、雨に降られましたが、熊本、そしてここ長崎も快晴で、写真映えします。

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まるで古ビルのような造りでしたが、お城の内部は資料室になっています。各種文献をみるにつけ、隠れキリシタンの壮絶さが伝わるものが多数あり、勉強になりました。

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昨秋、「がまだすドーム」を視察・見学していますが、そのときに知った眉山、平成新山が見渡せます。普賢岳の噴火(1991年)では、この眉山が盾となり、島原のまちが火砕流・土石流に覆われなかったことが記されています。


posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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