大学設置基準の大綱化に端を発した大学改革は、90年代以降、そのうねりのなかで大学現場が多くの課題に直面したのは言うまでもありません。
自らの理念・目的のもとに学術の発展や地域社会の振興を推し進めるなか、こと地方の私立理工系大学におかれては、未来像のデザイン描写がいかに重要で、かつ壁の高いものであられたかを痛感させられる一冊でした。少子化で学生数が減少しているなか、私立大学は生き残りをかけて、さまざまな取り組みをしております。拡大路線を歩んだ総合大学が今、岐路に立たされていることを、身をもって感じているだけに、本著から多くのヒントをいただきました。
私事、今年度は大学公務がことのほか多く、とはいえ機密事項もあるため、現況をこちらブログになかなかお伝えできずにいます。
お蔭様で、私ども淑徳大学 経営学部は、2023年4月に東京キャンパス(板橋区前野町)に移転することが正式決定しております。
また、定員増も予定しており、まさに改革のただなかにおります。
こうした時期に、刻々たる取り組みの様子を著した貴重な一冊にめぐり会えたことに感謝しております。
有難うございました。
ラベル:金沢工業大学
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