2007年09月28日

酒田【久村の酒場】

kmuranosakaba.jpg旅でのナイトライフほど、楽しいものはありません!
今回、日本旅行作家協会の特別例会で訪ねた庄内地方では、延泊した酒田駅の近くにある【久村(くむら)の酒場】というお店を、地元の方のイチオシで、伺うことになりました♪

それが、驚くことなかれ。。
140年の歴史がある、酒場ちゅうの酒場なのです(創業は1867年!)。本業はお酒屋さん。初孫など、庄内名産のお酒がたくさん。ビール党の私も、にごり酒2種と、ちゃんぽんです。
**心なしか、誘われる。。赤提灯。酒田駅の近くです

sakata4.jpg sakata3.jpg sakata1.jpg 
現在、ご当主は六代目というから吃驚。北前船で財を築いた酒田の商家そのもので、奥の座敷宴会場脇には、(ひっそりと)押入れ大の家紋入り金庫あり!
ダイヤル式金庫ですが、【本間家旧本邸】にあったものと同じく、ダイヤル合わせが"1,2,3…"ではなく、"イロハニホヘト…"なのですよ〜〜。豪商の証し。すべては、金庫をみれば一目瞭然です。
tobiuo.jpg
時代の変化とともに、ご自宅を改装して、飲食業に転じたそうですが、私たちが食事する先の廊下の下は、なんと大きな池。そこには、体調60〜70cmはありそうな鯉が、何匹も泳いでいます。
庭園の大きな池の上に、かぶさるように店を増築されたのだとか。よほどの大豪邸だったのですね。
**トビウオの天ぷらは、常連客さんが釣ってきたものだそう。本当に美味しかった!

kumura2.jpgで、こちら【久村の酒場】の面白い点は、カウンター席。
テーブルは、ガラス張りのショーケースになっていて、中には芋煮やイカの煮物など、つまみがたくさん入っています。「コレ!」と、お願いすると、温めなおして出してくださる。。

旅行作家協会の皆さんとは、酒田駅で解散後でしたが、延泊された兼高かおる会長を交え、会員・ゲスト会員の5人で、お忍び飲みでした。

kumura.jpg兼高さんが仰るとおり、「山形に来て、しゃれたイタリアンやフランス料理なんていうのより、こうしたお店が本当に楽しいのよね」。(まったくの、"同感"だ。。)

六代目ご当主のお母様は86歳とのことでしたが、艶のある白髪で、とてもきりっとされていて、品格があります。仙台から嫁がれたという奥さんは、男の子お二人を育て上げた東北美人(画像右)。お話しもお上手です。

■久村(くむら)の酒場は、庄内グルメ小僧に紹介されています
http://www.guru-kozo.jp/01_gurukozo/04_wa/tenpo/089_kumura.html

**山形県酒田市寿町1−41 TEL 0234-24-1935
営業時間16:00〜21:00 休日は日曜(祝日は営業) 

【久村の酒場】の女将さん・としえさんから、ご丁重なお便りを頂戴しました。

ブログをみてくださって「喜んで帰ってもらって、良かったのう〜!」「良い印象で、良かったのう〜」という常連さんとの会話があったそうです。

お忙しい中、ありがとうございました!
ラベル:グルメ 山形県
posted by 千葉千枝子 at 23:33| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(1) | 国内のグルメ・レストラン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ、歴史を感じさせる渋い名店ですよね〜。
因に常連さんによると、私が行った日は「奥様」は仙台に里帰りされていたそうで、御会い出来なく残念でした。
Posted by Ando@なまら旨い!北海道。管理人 at 2008年09月16日 14:16
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山形県酒田市「久村の酒場」
Excerpt: 2008-No.074【No.635】 山形ツーリング、酒田での夜の店の一軒目は「酒田 古い酒場」で検索して見つけた「久村の酒場」だ。 ネットでの情報によると1867(慶応..
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