発起人ありきの出版記念会は今回が初めてでしたが、発起人代表を快く引き受けてくださいました末宗直人氏には、多方面で大変お世話になりました。本著でご登場されていますが、裏付取材ばかりか、こうしてオモテの舞台にも立ってくださる。大学&旅行会社の大先輩で、且つ、私がJTBに中途入社で採用されましたときの、当時の人事部長でもあります。
冒頭、発起人代表からのご挨拶のなかで、現在発売されているKKベストセラーズの単行本「キャリアウーマン・ルールズ」(横江公美著)の話題に触れ、それが、とっても聞かせます。
「仕事にフェロモン戦略は有効か?」という副題どおり、「さて、千葉さんは、果たしてライスに代表される"オンナ・タイプ"か、それともヒラリーになぞられる"オトコ・タイプ"か」と問う場面も。(このご本、のちほどプレゼントしていただきましたが、できるオンナたちの新ルールに触れている最後の章が特に面白そう。出張に、機内の友としてお供させることにしました)
という具合のなか、主催者(←これ、私。出版社ではありませんのよ)が、まずは皆様のご来場に謹んで御礼申し上げ、ご挨拶。
ご来賓のご祝辞は、(株)ジェイティービーを代表して田川博己専務取締役にお言葉を頂戴しました。ご要職にあられて、年度末のご多忙なこの時期に、こうやって駆けつけてくださり過分にありがたく、また、経済小説風に現場力を描いた部分に触れ、この日のために早や2日で、見本を完読してくださっていたことを知らされました。国内・海旅ともに現場でご経験された、JTB役員のなかでも唯一無二な存在。迫力ある外見とは違い、優しいお人柄が伝わります。
続いて、先日ブログでもご紹介しました、民俗写真家の芳賀日出男先生にご祝辞を頂戴しました。芳賀先生は、確か昨年お会いしたとき88歳と伺いましたが、スピーチの声音(こわね)は50代そのもの。迫力があるうえ、お話もお上手で、ひとを惹きつけます。
乾杯のご発声は、旅行業白門会の会長を務められる糟谷愼作・西武トラベル(株)代表取締役社長に、スピーチともどもお願いしました。
皆さん、ひとの上に立つ人格者だけあり、どなたに於いてもスピーチがお上手なのですが、糟谷さんのスピーチも素晴らしく面白い。
「JTBさんが"オンリーワン"を目指すと言っていますが、どうか"ナンバーワン"で我慢してください…云々。もう我々は、JTBさんからすれば、ウサギかネズミみたいなもの……」と、会場を沸かせます。こうした言葉が嫌味なく、かなりユニークに、でも風刺的に話せる糟谷さんを、またまた尊敬してしまいました。
糟谷さんの表情とは裏腹に、皆さん破顔で乾杯、いいですね!
2008年03月16日
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