ここミュンヘンは、1180年ごろから約700年、南ドイツを支配したバイエルン王国の首都。バイエルン王国とのゆかりが深いギリシャの国旗が物語るように、ババリアンのシンボルは青と白。今あるグリースビア、オリンピアビールも、もとはバイエルンが作ったというから、歴史の奥深さに驚かされます。
さて、私たちが投宿したホテル【プラッツル】(ホテルのインフォメーションは、また、あらためて…)のすぐ脇に位置する、【ホフブロイハウス】。市中心・マリエン広場から徒歩圏内。民俗衣装を着たスタッフが音楽を奏で、歌をうたい、世界中の飲みスケたちが笑って集う、ミュンヘン有数の酒場です。
ミュンヘン名物の白ソーセージ"ヴァイスブルスト"Weisswurstは、甘くて酸味のあるマスタードをつけて食べる。それに、巨大なアイスバイン!お店にあるスーベニア・ショップで、可愛らしいミニチュアのビールグラスやミニマグを買いました。
こちらドイツのビール醸造所は、どこも、硬水を軟水に変える装置をもっているのだそう。美味しいビールは、やっぱり軟水なんですね…。言うことなしに、美味しい一杯でした。
今回の移動は、往路、座席がフルフラットになるルフトハンザのビジネスクラスを利用したので、11時間半という長旅も、疲れるどころか快適極まりなく、ミュンヘン到着後も休息なしで動き回ることができました。
移動でエネルギーを消耗しすぎない――。これ、ポイントですよね。
■ミュンヘン【ホフブロイハウス】
TEL 089-242-18761
このホフブロイハウス、大ホールは3500人収容可能です。
かつてヒトラーが集会を開いたことでも知られています。
当時、貧しい画家だったヒトラーが、政権略奪を目論見て、ホフブロイハウスで決起集会を開いたことから、やがて帝国への道を歩み始めたという、歴史的舞台。バイエルン王国が第一次大戦で姿を消した、混乱期の出来ごとです。
近ごろのミュンヘンっ子は、あまりビヤホールに行かないのだとか。昔からあるビヤホールは、次々に姿を消し、新しいレストランなどに改装されているらしい。
ホフブロイハウス目の前にあった古めかしいビヤホールも、(私が初めて訪れた20年前には、確かに存在した!)今ではハードロックカフェに。
ドイツにも、スターバックスやマクドナルドの看板が目につきましたが、法律で定められているのだそうで、古い建物にマッチさせた色調やつくりなのが特徴。アジア各国と違い、アメリカ文化を、そう簡単には取り入れないのが欧州なのです。
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