2024年01月26日

初春歌舞伎公演 新橋演舞場【平家女護嶋 恩愛麻絲央源平】千穐楽を鑑賞しました

市川團十郎さん、そして市川ぼたんさん、新之助さん姉弟が立つ新橋演舞場での初春歌舞伎公演【平家女護嶋 恩愛麻絲央源平(おやこのきずななかもげんぺい)】千穐楽を鑑賞しました。
おひとりさま、右桟敷で少しゆったりめに観ました。牛若丸、のちの義経を演ずる新之助の騎馬姿は、平泉の冬の寒さを感じさせる紙吹雪が実に印象的で、無理をおしてでも来てよかったと実感しました。

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ラベル:歌舞伎
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2023年12月26日

歌舞伎座【十二月大歌舞伎】第二部 爪王・俵星玄蕃(たわらぼしげんば)を鑑賞しました

作家・平岩弓枝さんが脚色を手掛けた「爪王」、赤穂浪士で知られる俵星玄蕃(たわらぼしげんば)のお題目で、東銀座の歌舞伎座にて【十二月大歌舞伎】第二部を鑑賞しました。西桟敷です。

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鳥は私の守り神。鷹と鷹匠の物語の爪王は、鷹役を七之助さん、キツネ役を勘九郎さんが演じています。見ごたえがありました。






ラベル:歌舞伎
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2023年07月16日

東銀座・歌舞伎座で【七月大歌舞伎】を鑑賞しました

もっと歌舞伎を極めたいのですが、なかなか時間がとれません。
そうしたなかでお誘いいただき、息子と【七月大歌舞伎】夜の部を、東銀座・歌舞伎座で鑑賞しました。
スポットでスケジュールが合い、本当に嬉しかったです。

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ラベル:歌舞伎
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2022年10月09日

松竹【芸術祭十月大歌舞伎】第二部を鑑賞しました&ホテルグランバッハ東京銀座

今日は、松竹さんのご縁で【芸術祭十月大歌舞伎】を鑑賞に、東銀座の歌舞伎座へ行きました。
第二部の演目は「祇園恋づくし」と「釣女(つりおんな)」。
「祇園恋づくし」での中村鴈治郎さんの一人二役が面白くっておもしろくて。流石、役者魂を感じました。二役早替りは、松本幸四郎さんも。現代風でわかりやすく、祇園祭が情景として蘇り、歌舞伎が益々身近になったようにおもいました。一番のお色気は、中村芝翫さんの踊り。どうしてこうも、お色気オーラがあるのでしょうか。

ご一緒にとお誘いしました、お譲りいただいた御礼です(私が着用しているベージュの縮緬のお着物を、コロナ禍前に譲っていただいたのです。しつけ糸がついた未使用の一枚です)

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鑑賞後は雨が降り出しましたが、歌舞伎座から歩いてすぐのホテルグランバッハ東京銀座のレストランNatural Dining WALD HAUSで、共通の知人をお招きして、秋のウェルネスディナーコースをいただきました。

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ラベル:歌舞伎 歌舞伎座
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2022年09月03日

福島【檜枝岐歌舞伎の夕べ】農村歌舞伎の檜枝岐歌舞伎を鑑賞しました by NPO法人交流・暮らしネットvol.1

福島・檜枝岐村に伝わる檜枝岐歌舞伎は、江戸時代後期に村人がお伊勢参りに行った折、上方や江戸で観た歌舞伎を村の娯楽に取り入れたのが始まりとされています(諸説あります)。この農村歌舞伎は、神々への五穀豊穣を感謝しての奉納歌舞伎でもあり、農民に綿々と受け継がれてきた誇りであり、営みです。
檜枝岐歌舞伎の伝承団体が「千葉之屋花駒座(ちばのや・はなこまざ)」です。大正末期の結成で、桓武平氏の流れ・千葉氏の末流とされています。この南会津地域は平家の落人が多く、山の料理や川魚が主体。会津料理は保存食として万能で、今にその知恵が伝わります。

昨年、NPO法人交流・暮らしネットの創立16周年を記念して、檜枝岐村を訪問しました。星村長や観光課長と意見交換をさせていただきまして、そのときの「公約」通りに、今年は役員の皆で、歌舞伎鑑賞会となりました。

2022年9月3日土曜日、19時開演。福島【檜枝岐歌舞伎の夕べ】で農村歌舞伎の檜枝岐歌舞伎を鑑賞しました。

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2022年08月30日

【ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE】三菱一号館美術館へ

三菱一号館美術館で開催中の【ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE】を観覧しました。人形町駅近くの団体に訪問のあと、急ぎ、大手町へ。先日、すでに観覧された方から「もうご覧になった?」と、ファイルのお土産をいただきまして、もうこのタイミングしかないと予約をしてから参りましたが、多くの方々が観覧に訪れていて、その人気ぶりに驚かされました。お若いからから妙齢のご婦人まで、シャネルの人気がいかに高いかを感じました。

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会期は9月25日まで。日本では32年ぶりの開催だそう。19世紀の衣装が、とても新しく感じられるのは、普遍的な魅力があるからでしょう。



ラベル:シャネル 美術館
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2022年06月19日

お江戸日本橋亭【落語の「鉄」人】桂しん吉&古今亭駒治 帰りは神田きくかわで鰻を

久しぶりの落語です。三越前駅近くのお江戸日本橋亭で開催された【落語の「鉄」人】にうかがいました。
桂しん吉さんと古今亭駒治さんの掛け合い、演目の「ニッチ鉄」や鶯谷をテーマにした「鶯の鳴く街」に爆笑しました。

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前駅テツ、口駅テツ・・・。
交通新聞社さんの新書「鉄道落語」を1冊買ったあとは、近くの大江戸さんも伊勢定さんもお休みだったので、

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ラベル:落語 日本橋 神田
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2021年09月12日

京都南座【九月南座超歌舞伎】中村獅童さんと初音ミクのコラボレーション

今回の京都は長い滞在で、日曜日の今日、時間がとれたので、中村獅童さんと初音ミクによる【九月南座超歌舞伎】を鑑賞しました。松竹webからの配信で公演を知り、前日予約でしたが、このような時期。空席が目立ちましたが、有料オンラインでも視聴できるためかとおもわれます。9月半ばでも京都はことのほか暑くて驚きましたが、今日は少し雲がかかってしのぎやすさを感じます。

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古典的な歌舞伎と違って、若い人たちが目立ちます。御伽草紙戀姿絵(おとぎぞうしこいのすがたえ)はヒーローアクションさながらで、圧倒されました。



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ラベル:京都南座 歌舞伎
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2021年06月04日

ところざわサクラタウン【角川武蔵野ミュージアム】

三富(さんとめ)の千人くず(落ち葉)掃きに参加したご縁で、角川武蔵野ミュージアムの構想を知り、オープン後すぐに伺いたかったのですが、残念なことにコロナ禍に。
淑徳大学が東所沢駅との間をスクールバスが運行していることもあり、学生たちからの要望が大きく、ようやっと今日、視察が叶いました。
素晴らしいの一語です。

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角川武蔵野ミュージアムは、公益財団法人角川文化振興団が武蔵野の大地をコンセプトに隈研吾さんの建築で昨年、オープンしたポップカルチャーの発信拠点。敷地内にはEJアニメホテルやジャパンパビリオン、さらには神道らしかなぬき奇抜さがあるもののインスピレーションが研ぎ澄まされそうな武蔵野坐令和神社など、みどころが多くて驚かされます。

こちらは本棚劇場。本好きにはたまりません。牧野の植物図鑑や古い地名辞典を見つけて、時間を忘れて見入りました。これが角川KADOKAWAの真骨頂。真面目なだけでなく、アニメやラノベ、映画とごちゃ混ぜの良さがあると知りました。手打ちうどん「さわいち」さんの肉なす汁うどんも美味しかったですよ。

身近な観光資源。これからも多くの学生たちとお邪魔したいとおもいます。




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2021年05月16日

いわき【金澤翔子美術館】を訪ねました

「共に生きる」。力強くて優しさの溢れる揮毫。ダウン症で天与の才をもつ金澤翔子さんの作品が多数、収められた【金澤翔子美術館】は、福島県いわき市遠野にあります。

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朝10時の上野発の特急に乗り、日帰りの視察旅でした。雨にも降られず、駆け足ではありましたが心に残る1日でした。
金澤翔子さんの揮毫を初めて知ったのは「三陸復興」です。岩手県の食のイベントで配布された手提げの紙袋などに、この文字が綴られていたことを思い出します。
震災後の2014年、翔子さんはいわき応援大使に就任します。

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2021年02月06日

三井記念美術館【小村雪岱スタイル − 江戸の粋から東京モダンへ】を鑑賞しました

雑誌「和楽」の影響もあって、小春日和となった今日、車で三井記念美術館へ行き、【小村雪岱スタイル − 江戸の粋から東京モダンへ】を鑑賞しました。
あの泉鏡花の指名を受けての「日本橋」の装丁で大きく開花した小村雪岱(こむら・せったい。1887ー1940年)の作品の多くは、清水三年坂美術館に収められていますが、その代表作が東京・日本橋に来るとあって、朝の天気をみてネット予約(感染防止のため現在、観覧は予約制です)して、渋谷の東へ向かう息子と一緒に日本橋に向かいました。三井本館も久しぶり。天気がよくて、非常事態宣言下ですが比較的、多くの方が行きかっていました。

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2020年12月26日

OME【青梅】vol.3 日本画の巨匠【玉堂美術館】・日本唯一【櫛かんざし美術館】

青梅の魅力は、野趣あふれる自然や食のみならず文化的な点が、私たち世代の琴線に触れるのかもしれません。
今回の取材は、ターゲットがミレニアル世代ですが、新型コロナウイルスの影響で近場の旅=マイクロツーリズムがさかんとなった今、中高年層の皆様でこれまでは御岳や高尾山に向かわれていた方もぜひ、青梅を目的に下車していただけたらとおもいます。

【玉堂美術館】
近代日本画壇の巨匠・川合玉堂(かわい・ぎょくどう)の日本画コレクションが、季節ごとに入れ替えもあって四季を通して存分に楽しめる展示だそう。

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多摩川のほとりで、巨岩が連なり迫力もあります。かつては旅館がひしめいていたそう。散策にも最適なロケーションです。


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2020年11月07日

【さいたま国際芸術祭2020】会場でたのしむメインサイト・アネックスサイト #アートさいたま

さいたま市で開催中の【さいたま国際芸術祭2020】を訪ねました。
コロナ対策から、「家でたのしむ(10/3〜11/15)」「会場でたのしむ(10/17〜11/15)」の会期で、主に大宮区で開催中です。
メインサイト(旧大宮区役所)とアネックスサイト(旧大宮図書館)の2会場を訪ねました。
秋深まる土曜日、ソーシャルデスタンスに配慮しながら、多くの現代アートファンが詰めかけていました。

テーマは市民参加型。大宮の街を歩いていると、おしゃれな雑貨屋さんやカフェ、それに古着屋さんが多いな、という印象です。
昔懐かしい喫茶店が元気に営業されていたり。私にとりまして大宮はいつも、新幹線利用の経由地でしたが、その魅力って、底なしです。

■メインサイト

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2020年09月05日

銀座画廊【伊藤彰規展】にうかがいました

銀座画廊ギャラリーゴトウで開催中の【伊藤彰規展ー北のEdgeにてー】にうかがいました。
鑑賞前に、キッチン・サルヴァトーレ・クオモ・ギンザで待ち合わせて、ランチをしました。観光産業界の諸先輩方と、久しぶりの再会です。

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ラベル:北海道 油絵
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2020年08月10日

【山を愛する三人展】を鑑賞しました

今日は父が現役時代にお世話になった同僚で、登山家の故・田部井淳子様のご主人田部井政伸氏がお仲間と開催した展覧会に、父のお供でお邪魔しました。
場所は、川越駅東口のアトレ丸広。90年代に撮影されたチョモランマやNZマウントクック登頂の貴重な写真を拝見しました。
田部井淳子さんはかつて、私が日本旅行作家協会に在籍したころに、登頂の苦労話をおうかがいしたことがありました。お元気でいらしたころのことで、往時のお姿が偲ばれました。

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政伸氏は今もたびたび登山をされてらっしゃるとか。なんと素晴らしいことでしょう。





ラベル:登山 写真展
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2020年01月25日

沖縄連続開催37年【杜の賑い沖縄】首里城再建をテーマに

沖縄連続開催37年【杜の賑い沖縄】を、沖縄コンベンションセンターで鑑賞しました。
去る2019年10月31日未明、沖縄のシンボルともいえる首里城が炎上、悲しい出来事でした。その直後、今回の杜の賑い沖縄は、首里城復興・再建をテーマに構成を大きく変更すると知人から聞き、ぜひにと駆け付けることにしました。

沖縄の人たちの気迫に満ちた、驚きと感動の素晴らしい舞台でした。
画像でお届けします。

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2019年06月03日

三菱一号館美術館【美しいだけじゃない。】ラファエル前派の軌跡展を鑑賞しました

三菱一号館美術館で開催されているラファエル前派の軌跡展を鑑賞しました。
「美しいだけじゃない。」
女性やカップルの来館者が多くいらっしゃいました。

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ジョン・ラスキン生誕から来年で200年。


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ラベル:美術館
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2018年05月06日

東京国立博物館【名作誕生 つながる日本美術】を鑑賞しました

トーハク、東京国立博物館の平成館で開催されている「名作誕生 つながる日本美術」を鑑賞に行きました。大型連休最後の日曜日とあって、たくさんの人で溢れかえる上野駅公園口。父と待ち合わせして、めざしました。
あの大阪・道明寺からは十一面観音菩薩立像が。道明寺ではお会いできなかったのですが、ここ東京で拝観できました。
このように東京の博物館・美術館は、当地へ赴いてもご開帳なくしては観ることができない貴重な文化財が、しかも360度で観ることができ、贅沢このうえありません。

伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)の白鶴図が、文正、狩野探幽の鶴の画と並び、わかりやすく展示されている様に、なんともいえない感動を覚えました。模倣はすでに、その域を超えて、新たなる価値を創造していることを知らされます。

私が気に入ったのは、岸田 劉生(きしだ・りゅうせい)の野童女です。この絵のもつ怪しさに、おもわず立ち止まり、いっとき離れられなくなりました。
こちらは、朝日新聞さんの特別号外から。趣向を凝らした、よくできた展示の数々でした。

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2018年05月03日

【国立新美術館】至宝の印象派展ビュールレ・コレクションを鑑賞しました

今から35年前、高校時代の美術の授業で、油絵の模写をしたのが、この「可愛いイレーヌ」(ルノワール)でした。
時を経て一昨年に額装して、愚作ですが大切に保管しています。

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シェラトン都ホテル東京をチェックアウト後、息子たちと車で国立新美術館へ行き、「至宝の印象派展ビュールレ・コレクション」を鑑賞しました。
久しぶりの国立新美術館。連休中だけあって、大変な混みようでした。
大学生や院生は、学生割引がきくので、ぜひ学生の方は、こうした名画を感受性の高いうちにご覧いただくのがよいと感じました。

近ごろの美術館・博物館の展示方法には、目を見張るものがあります。こちらでは、モネの作品が撮影可能とあって、多くの方たちがスマホ撮影をしていました。画像で残せばよりいっそう、心に残りますよね。



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2018年03月11日

東京国立博物館【仁和寺と御室派のみほとけ】展を鑑賞しました

東京国立博物館【仁和寺と御室派のみほとけ―天平と真言密教の名宝―】展を鑑賞しました。

「千の手、千の眼、十一の顔をもつ」。

どうしても観たかったのが、葛井寺(ふじいでら). の秘仏、現在最古の千手観音像です。先日、藤井寺市にうかがったら、「東京にいきました」とのことで拝観することができなかった国宝です。江戸時代の出開帳以来、初めて東京へやってっきた観音様。千本以上の手を持たれ(1041本だそうです)、その様は荘厳です。
驚きましたは、前面ばかりなく、360度、脇や後ろ姿も見ることができるよう展示されている点。感銘を受けました。

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撮影可能コーナーも用意されていました。

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2016年08月06日

安曇野穂高【碌山美術館(ろくざんびじゅつかん)】

安曇野穂高【碌山美術館(ろくざんびじゅつかん)】を訪ねました。
ぜひ一度、行ってみたかった美術館です。

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2015年10月26日

六本木【国立新美術館】第69回二紀展を鑑賞しました

ブログの更新をすっかりおサボリしてしまっている、このごろ。気がつけば木枯らし一番が吹いて、冬の気配になってきました。大学は文化祭シーズン、まっさかり。今日は、毎週月曜日に教鞭をとる横浜の大学で授業がなかったことから、お昼間、車を飛ばして、六本木の【国立新美術館】へ行き、第69回二紀展を鑑賞しました。夕方の、NPOの会議までの、ぽっかり空いた時間帯でした。

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子供のころから師事しております野田典男画伯から、今年もご案内をいただき、本日が会期最終日。美術館は、我が家から車で10分としない場所ですが、ここ数年、なかなか足を運ぶ時間がとれませんでした。今年は滑り込みで達成です。



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2015年04月14日

歌舞伎座で四代目【中村雁治郎】襲名披露・四月大歌舞伎を鑑賞しました

久しぶりの歌舞伎、新しくなった歌舞伎座では初めてです、四月大歌舞伎を鑑賞しました。四代目【中村雁治郎】襲名披露公演で、ちょうど鑑賞した昨日は、二代目雁治郎の命日、33回忌とうかがいびっくりしました。歌舞伎土産もいっぱい買っちゃいました(特に、スヌーピーの歌舞伎バージョンをたくさん目)。お誘いくださり、有難うございました!

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生まれ変わった歌舞伎座の内部、もう皆さん、ご存じかもしれませんが、少しだけ、お見せします。

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ラベル:歌舞伎 伝統芸能
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2014年01月08日

沖縄県立博物館・美術館「最先端をいく琉球の測量術と地図製作」

那覇に向かう途中、雲海から降下を始めた飛行機の窓の外を眺めていたら、雲のすきまに海がのぞくころ綺麗な虹が見えました。ちょうど開いていた機内誌「翼の王国」1月号に掲載の「風水暦十二支占い」に、「おめでとうございます!今年の運勢は十二支の中でトップです」とあり、何だか運がついてる気分になりました。

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今日は、那覇セントラルホテル・九年母亭で開催された地元那覇の異業種交流会「ふろしき会」にお邪魔して、沖縄県立博物館・美術館館長の安里進先生のご講演「最先端をいく琉球の測量術と地図製作」をうかがいました。それが本当に驚くような内容で、実に面白い講演でした。その昔、琉球王国では測量の技術が進んでおり、200年以上前の地図が今の電子地図とほぼ合致するほどの精密さであったというもの。

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2013年09月06日

釜石市立【鉄の歴史館】 橋野高炉跡を世界遺産へ

鉄の街・釜石。新日鐵釜石ラグビー部日本一で、その名を全国に轟かせたのは、はるか昭和の時代のことでした(あれからラグビー観戦が好きになり、学生ラグビーを応援するため幾度か秩父宮にも行ったほど…。大きなブームとなりました)。
今日、ご紹介するのは釜石市立【鉄の歴史館】です。長男が、まだお腹にいるときに見学して以来、実に18年ぶりに訪ねました。

近代製鉄の父と呼ばれる大島高任(おおしま・たかとう)の技術指導により、釜石・橋野に日本最古の洋式高炉が出来たのは、今から155年前。盛岡南部藩が経営し、幕末のころには「東洋一のコンビナート」と称されました。その橋野高炉跡を構成資産の一つに、「日本の近代化産業遺産群−九州・山口及び関連地域」として、釜石市は平成27年、ユネスコの世界遺産登録を目指しています。ここ鉄の歴史館には、橋野高炉跡(三番高炉)の原寸大模型がシアター中心に置かれ(画像2枚目)、鉄の歴史をビジュアルで知ることができるのです。

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2013年08月14日

伊計島【2013イチハナリアートプロジェクト】Ichihanari Art Project

沖縄本島・うるま市の東岸、海中道路から伊計大橋を渡った先にある小島、伊計(いけい)島。「一番離れた島」を意味するイチナハリ=伊計島を舞台にしたアートプロジェクト【2013イチハナリアートプロジェクト】Ichihanari Art Project が、只今、開催中です。廃校になった旧伊計島小中学校跡地を中心に、集落内にも、新進気鋭のアーティストたちによる作品が展示されていますから、ぜひ、ドライブついでに立ち寄ってみてください。

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校庭に到着すると、出迎えてくれたのはオバー。一緒に写真を撮ってもらいました。ちなみに、このオバーも作品の一つです。目に入った瞬間、私、本当のヒトかと見間違いました。。命が吹き込まれたような雰囲気です。

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ラベル:沖縄県 アート
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2013年08月08日

【藤城清治美術館 那須高原】6月15日グランドオープンの日に

幼いころから親しんできた藤城清治先生の美術館が、那須高原に誕生。そのグランドオープンの日(2013年6月15日)に【藤城清治美術館 那須高原】にお邪魔しましたので、遅ればせながら、ここでご紹介させていただきます。その日は、あいにくの雨模様でしたが、緑が眩しい那須らしい雰囲気。場所はサンバレー那須の、すぐ近く。那須街道から奥まったところに、ひっそり佇みます。同じ湯本の、那須街道を挟んだ反対側に以前、山荘を持っていました。足げく通ったのは、息子たちがまだ小さいころのことでしたから、あたり一帯、本当に懐かしい想いでした。

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(C)Seiji Fujishiro


それがオープン日だったからでしょう、偶然にも、
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2013年05月25日

ノコギリ屋根の織物参考館【紫(ゆかり)】で機織り体験

動態展示の(機器を稼動させて展示する)方法で、織物参考館【紫(ゆかり)】では、さまざまな産業体験ができます。国の登録有形文化財に登録された工場群は、ご覧ください、ノコギリ屋根。採光を一定にするために北窓に、そして音を乱反射させて騒音を和らげる効果があるということです。私も機織り体験をしてみました目

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2012年12月27日

【沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム】

水産業と観光商業の結びつきが気になるこのごろ。第一次アクアリウムブームの90年代半ば、当時、旅行会社で団体営業をしていたころ、サンシャイン水族館を貸し切った職場旅行(社員パーティー)を企画添乗させていただきましたが、20年を経て、アクアリウムブームが再来。【沼津港深海水族館シーラカンスミュージアム】は、観光新潮流の急先鋒のようにおもいます。

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買い物客が回遊する食と観光が、沼津の年の瀬を彩っていました。今年ももう、わずかですね。

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2012年12月20日

太宰治疎開の家【津島家新座敷】 五所川原市 第二回 商業・観光事業主 経営相談会

この時期としては例年にない積雪を記録する日本列島各地。吹雪きのなか、青森空港に無事、着陸したのはよかったのですが、それがスポットの除雪で滑走路上に待機すること十数分。寒さ厳しい今冬です。
めざしたのは五所川原市。今回は「第二回 商業・観光事業主 経営相談会」でお邪魔しまして、太宰治の生まれ故郷である金木地区を中心に、両日、多くの視察を盛り込んでいただきました。
訪ねたうちの一つで、皆さんにもぜひ、ご紹介したいのが、太宰治疎開の家【津島家新座敷】です。斜陽館とをつなぐ観光ルートでおすすめの知られざる名所で、穴場的な太宰ゆかりの地です。

戦禍を逃れて東京から、妻子とともに、ここ金木へと疎開した太宰は、当時、36歳。長兄に疎開の許しをもらい、老いて床に伏した母に再会がかなったのは、こちら津島家がもつ広大な敷地の一角にある新座敷でした。太宰は帰郷後、この一室を仕事部屋に数々の作品を執筆したといいます。文豪・太宰が使用したという津軽塗の座卓も往時のまま。ご利益があるよう、私も机に向かってペンをとってみましたかわいい

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ラベル:五所川原 青森県
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2012年12月11日

復興マンガの国【いしのまき】石巻マンガロード・石ノ森萬画館・マンガッタンカフェ「えき」etc

滞在時間はわずかでしたが先日訪ねた宮城県石巻、復興したマンガの国・いしのまきの、最新の様子をお伝えします。
今年、石巻線は開業100周年を迎え、仙台間で記念列車が運行されたニュースをテレビでご覧になられた方もいらっしゃるでしょう。JR石巻駅を降りると、もう階段から駅舎周辺・ロータリーごと、石ノ森ワールドが広がります。震災で大きな被害を受けた【石ノ森萬画館】も、去る11月に再オープンしたばかり。この萬画館と駅とを結ぶ通り【石巻マンガロード】には、辻々にキャラクターが立像でお出迎えしてくれ、マンガ喫茶も多数。駅舎の並びにあるマンガッタンカフェ「えき」で、ピザトーストセットを食べました。ここにもキャラクターグッズがいっぱいでしたよ。ちょっとお天気が心配でしたが、画像でお楽しみください。

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2012年08月07日

【弘前ねぷたまつり】 ヤードヤーの掛け声とともに

東北を観光するという支え方があります。大震災を乗り越えて…。夏祭りのこのシーズン、多くの観光客が東北を訪れていて、日本のココロを感じています。
今日は五所川原から弘前へと移動して、【弘前ねぷたまつり】へ。大型ねぷたを沿道で迎えました。今日が、弘前ねぷたまつりの最終日。子ども中心の祭りなのが特徴で、ちびっこも大活躍の、あったかい雰囲気です。お囃子の隊列に哀調を帯びた笛の音が、とても心に響きました。城下町の弘前らしい、しなやかなフィナーレでした。扇の形をした大型ねぷたのなかには、おどろおどろしい怖〜い絵のねぷたもあって、実に見応えがありました。

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終了後、弘前コンベンション協会へお邪魔したのですが、なんと打ち上げ会に飛び入り参加することに。「ヤードヤー」の掛け声で力強い乾杯。じーんときました。美味しいお酒「じょっぱり」に舌鼓を打ち、私の東北夏祭り取材行脚も最高のフィナーレとなりました。弘前の皆さん、ありがとうございました!






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ラベル:青森県 弘前 祭り
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2012年08月06日

五所川原【立佞武多(たちねぷた)】高さ23メートルの凄みを間近で

東北夏祭りを旅のテーマにした今年の夏。今日は、奥津軽は五所川原(ごしょがわら)の【立佞武多(たちねぷた)】を観覧しました。天を突く高さ23メートルの威容。なかでも東北復興を祈願した鹿嶋大明神と地震鯰(なまず)の作品は圧巻でした。画像をまだ、整理しきれていないので、取り急ぎの一枚です。桟敷席から観た夜空に浮かぶ立佞武多の威容は、またあらためて、詳しくお届けしたいとおもいます。本当に感動的でした…。

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ラベル:青森県 五所川原
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2012年08月05日

【青森ねぶた祭】へ 鈴をいっぱいつけて跳人(ハネト)を体験!

盛岡からさらに北上して、今日は青森へと向かいました。日本三大祭りの一つ【青森ねぶた祭】をご存じですよね。「ラッセラ、ラッセラ…」の掛け声とお囃子に、ぴょんぴょんと跳ねる跳人(ハネト)が独特で、魅力的。雄大なねぶたは、それはもう圧巻で、今日は大型ねぶたが21台。青森の夜を照らしました。
東北夏祭りの代表格ともいえる、この青森ねぶたに、念願叶って参加、ハネトに挑戦しました! カラフルな腰巻(おこし)をみせるように浴衣をはしょる着付け。赤の襷で腕をまくしあげ、鈴をたくさんぶら下げて、花笠は飾りも華やかです。着付けがすんで行進前の夕暮れどき、まずは運行コースで記念撮影です。

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今回、私は県庁ねぶた実行委員会の隊列に参加。ハネトは、踊るというより飛び跳ねるだけなので、簡単・楽しい・弾けちゃう。(ただし体力が要ります手(グー)…汗だくです)
県外の観光客の皆さんも、参加ができるお祭りへ―――。これから益々発展していくのだとおもいます。今年のねぶた祭は7日まで開催です。見応え十分、跳ねればなお楽しくて魅力まんたんのねぶたを、ぜひ皆さんも体験されてみてください。






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ラベル:青森県 青森
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2012年08月04日

がんばろう!東北 【盛岡さんさ踊り】を観覧しました

【盛岡さんさ踊り】最終日の今日、東北新幹線で一路、盛岡をめざしました。それが、素晴らしいの一語。魅せられました…盛岡さんさ踊り。今年度のミスさんさ・さんさ太鼓連を先頭に、ちびっこ(さんさっ子)の踊りっぷり、小太鼓の手さばきに驚かされ、歴代ミスの隊列には大いに感動。美しい初代ミスに始まり、歴代のミスさんさが。今年、第35回を迎えた盛岡さんさ踊り。東北を支えたい、頑張ろうの気持ちに支えられ、沿道は多くの人垣で埋め尽くされました。感無量でした。

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ラベル:岩手県 盛岡 祭り
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2012年02月01日

倉敷【大原美術館】での感動、再び

暮れに訪ねた岡山・倉敷で、特筆したかったのが【大原美術館】です。初訪は19歳のときでしたでしょうか。子供のころから絵を描くのが好きでしたから、念願叶って見学したときの感動を今でも覚えています。当時、私は印象派が好みで、ルノワールは油で模写をしたほど(高校時代の力作でした「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢」は今でも実家に飾ってあります)。それにモネの「睡蓮」を観たときは、いたく感激したものです。

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人生も折り返し地点を過ぎると、違った感動、見方を持つのかもしれません。今回の衝撃は、エル・グレコの「受胎告知」。過去に数回、鑑賞しているのに、どうしてなのかは分かりません。とにかく、美しいな…と感じました。

■続きを読む…
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2011年12月29日

沼津に新名所【沼津港深海水族館】 今年最後の出張です

今年最後の出張です。静岡県沼津に2011年12月、新たにできた【沼津港深海水族館】シーラカンス・ミュージアムは、地元の水産会社が経営する水族館。大勢の家族連れで賑わっていました。

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暮れの買い出し客で港周辺は大混雑。私も海産物をボストンバッグ1個分、買って帰りました。すでに新幹線や空の便はUターンラッシュ・出国ラッシュが始まっているようですね。皆さん、お気をつけて、よい旅を。

■港は寒いので厚着で
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2011年11月04日

歩ける見どころが集積する青森駅 ねぶたの館【ワ・ラッセ】と【A-FACTRY】

青函連絡船の乗り口として、歌の舞台にもなった青森駅。東北新幹線延伸で新青森駅が誕生してからの青森駅が、ちょっと気になっていました。それが、大きく生まれ変わっていてびっくり。青森駅に降り立ったのは、何年ぶりのことでしょう。
先日の五所川原講演のあと、はやぶさ乗車(新青森駅)までの余りの時間を青森駅で過ごすことに。それが駅前に降り立つと……。

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2011年11月02日

太宰治記念館【斜陽館】(旧津島家住宅)を訪ねて

日本を代表する作家・太宰治の生家であり、明治時代の大地主・津島家の豪邸【斜陽館】は、他人手にわたってからは旅館として長き時を刻んでいました。太宰治記念館「斜陽館」として公開されるようになったのは今から15年前。旧金木町が買い取り、一般公開しています。

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680坪の大豪邸で、2階の洋間や大振りな金庫が配された金融執務室など贅を尽くしており、国の重要文化財に指定されています。ご案内をいただきながら、建物の特徴や太宰の遺品を見て回りました。久しぶり、実家に眠る太宰治の文庫本を引っ張り出して読み返そうとおもいます。


太宰治記念館【斜陽館】(五所川原市のホームページ)

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ラベル:青森県 五所川原
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2011年11月01日

五所川原【立佞武多の館】へ ソウル灯祭りに立佞武多が

青森ねぶた祭は、東北の夏の風物詩。その大きさたるや、かつて添乗で青森を訪ねたときに、圧倒された記憶も鮮明です。津軽地方・五所川原のねぶたは「立佞武多(たちねぶた)」といって、高さ20メートル超もの細く高い櫓が特徴。その立佞武多を展示する五所川原のシンボル【立佞武多の館】を訪ねました。
それがビックリです。地上6階建の建物は壁面が可動式で、祭りの本番、この館から立佞武多が出陣するのです。また、3階には立佞武多製作所があり、実際に職人さんが制作している現場を見学することができます。

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■五所川原の観光・市民交流拠点施設【立佞武多の館】ホームページは、http://www.tachineputa.jp/
■五所川原の立佞武多が11月4日開催「ソウル灯祭り2011」に
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2010年10月30日

懐かしの学園祭 in 神田共立講堂

台風の進路が気になった週末。学芸会や学園祭のシーズンだけに、学生の皆さん、大変な思いをされた方もいらっしゃったのではないかと思います。
「懐かしの学園祭」と銘打ったコンサートがあります…とお誘いいただき、その会場の名は神田共立講堂。一ツ橋・小学館さんの近くにあるフォークソングの聖地です(というのは、コンサートに行って初めて知りました。なんと、ガロやかぐや姫の解散コンサートの会場でもあったのですね。近年は老朽化が理由で、一般使用されていないのだとか)。

それよりも、何よりも思いのほか感動した私。伊勢正三さん、大野真澄さん、そして子どものころから大好き、息子を産んでから再びCDを買ったくらい好きな太田裕美さんの3人に、ナビゲーターは元THE ALFEEの坂崎幸之助さん。すでに二曲目の「海岸通り」あたりから目に涙が滲み、「22歳の別れ」で頬を涙が伝い、次の「木綿のハンカチーフ」で感動は頂点に右斜め上太田裕美さん、50代とは思えないくらいキュートでした。

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さて、場内は完全にフォーク世代で50代以上とおぼしき面々、満席です。しかも後半、総立ち。手拍子も板についてる目
コンサート後、外に出ると雨脚が弱まり、どうにも台風は遠くへ行ってしまったみたい…。こんなコンサートにお誘いいただき、素敵な夜を有難うございました。


■神田共立講堂は”いろはにほへと”
ラベル:神田
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2010年09月28日

【エプソン品川アクアスタジアム】見学会を開催しました

品川プリンスホテル内にある【エプソン品川アクアスタジアム】をご存じですか?ちょくちょく訪ねる品プリですが、実は私、観覧は初めて。
今日は汐留・日本テレビさんで羽田国際化の取材を受けたあと、夕刻より、私も幹事を務めます【観光業白門会】主催の勉強会と懇親会が、ここ品川で開催されました。

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アシカプールのショー会場に入ってびっくり!「祝・羽田国際化」の看板が。トレーナーとの息もピッタリな一発芸に、観客は拍手・ため息・大笑い。でも幻想的なイルカプールはとてもロマンチックで、気分は"海猿"の主人公。もの凄いジャンプに、前列・最前列のお客様はびしょ濡れです。

しかし、こんな巨大な円形プールが、この都会にあるのだなんて。子どもも大人も楽しめる水族館で、池袋のサンシャインシティ水族館やその他グループ施設の蓄積されたノウハウを「ここに集約しました!」という印象です。よい勉強になりました。施設の皆さまには大変お世話になりまして、有難うございました。


■エプソン品川アクアスタジアムのホームページは、http://aquastadium.jp






■懇親会では中央大学学生歌「惜別の歌」を
ラベル:品川 水族館
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2010年07月12日

イスタンブール歴史地区【アヤソフィア】

帰国後早速、ヘリテージ・ツーリズムの記事などを書いていたものですから、すっかり詳しくなったトルコ・イスタンブール歴史地区。私の向こうに見えるのは、ギリシャ正教の大本山だったものが、のちにイスラム寺院に姿を変えたという【アヤソフィア博物館】。通称ブルーモスクを出てすぐのところで、トルコ人の若いカップルに撮影してもらいました。

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アヤソフィアは、さまざまな世界の要人が訪れるらしく、アメリカ・オバマ大統領来訪の写真も入り口付近に飾られていました。ビザンツ建築の最高峰といわれるだけあって、多くの観光客で賑わっていました。入場料は20トルコリラ(約1200円)。

写真を撮ってくれた若きトルコ人カップル。私が先に彼らを撮影しまして、あなたはどうか?と撮影を促してくれました。お礼にお箸を渡したら、(私は、海外に取材に行くとき、ちょっとしたスーベニアを用意して鞄にしのばせます。欧州などで人気なのは、100円ショップで売られている富士山など描かれた和柄の箸。20本近く用意して、今回、出かけました。一人旅のとき助けてもらったお礼などに、ちょうどよい礼品になります)とっても喜んで、何度も振り返っては手を振ってくれました。トルコの若者は、とっても素朴な笑顔も眩しく、真面目さが伝わります。




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2010年06月27日

【新横浜ラーメン博物館】

ラミューズメント・ミュージアム【新横浜ラーメン博物館】へ行きました。中国人観光客が多かったのが印象的。お腹いっぱい食べました。8月中旬まで、食べ歩きラリーをやっているのだそう。

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■ラー博のホームページは、http://www.raumen.co.jp/home/

ラベル:博物館 横浜
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2010年05月13日

【ボストン美術館展】@六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー

長い黄金週間から一転、休み明けから怒涛のような忙しさでした。
皆さんは連休を楽しくお過ごしになられましたでしょうか?私は連休前半、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーで開催されている【ボストン美術館展】を鑑賞しました。

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名画のフルコースとは、まさにこのこと。ルノワールやモネ、ゴッホにミレーと巨匠が充実。必見です。米国ボストンへは大学3年次に行ったきり。本場・ボストン美術館の収蔵品の豊富さ、素晴らしさに、感銘を受けたものです。会期は6月20日まで。お得な夜間限定ペアチケットがおすすめです(お誘いくださり、ありがとうございました)。

ラベル:美術館
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2010年03月13日

【鼓童文化財団】佐渡太鼓体験交流館で和太鼓体験@佐渡

佐渡ロングステイの愉しみ方―――。記事化の前に、少しずつブログでご紹介させていただきますね。

佐渡への直江津航路がある小木(おぎ)港の近くには、"鼓童村"と呼ばれる集落があります。周辺には、北前船の拠点となった宿根木(しゅくねぎ)地区が。地方から文化を発信しよう!と設立された鼓童文化財団は、鬼太鼓(「おんでこ」と読むのだそう)の伝承ボランティアから数えること足掛け40年。佐渡太鼓の普及に取り組み、今では"鼓童移住"の若者もいるほど。

この鼓童村近くに【佐渡太鼓体験交流館】があり、有料で和太鼓体験ができると聞いて伺うことにしました。自らも鼓童に魅せられUターンしたという上之山博文さんに叩き方を教わりながら、私も体験してみました!

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大きなお尻で失礼〜。巨大な太鼓を思いっきり叩いて、ストレス解消です。


■財団法人鼓童文化財団のホームページは、http://www.kodo.or.jp


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2010年03月04日

能の島・佐渡の大膳神社で【お能体験】!

世阿弥が佐渡に流れきたのが、1434年。そののち200年のときを経て、江戸時代、佐渡の民衆に能が根付いたといわれます。そこで、せっかくの佐渡訪問、「お能を体験しよう!」ということになりました。
場所は真野・大膳神社の能舞台。現天皇が皇太子時代、行啓した由緒ある神社です。
神聖なる舞台には「必ずお足袋を」ということで、白足袋をお借りして臨みました。

この仕舞講座の先生は、真野能楽会の金子美恵さん。小柄なのに、とっても覇気があって、背筋もぴしっ。わずか1時間ちょっとの能体験でしたが、それは、とてもエキサイティングなものでした。始める前に、まずは、お能の歴史や基本を解説くださいます。そして最後に、オモテ(お面)をつけてみました!!お能を身近に感じられるのは、日本全国、きっと佐渡だけ。では、画像でお楽しみください。

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■お能体験の詳細は、(社)佐渡観光協会まで
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2009年06月26日

【名前のないパーティー】桂吉坊さん落語の会

ある出版社のかたに「【名前のないパーティー】なるものに出席いたしませんか?」とお誘いいただき、伺いましたのが渋谷・宮益坂上近くの智辯会館です。座敷広間で、上方の噺家・桂吉坊さんの落語を楽しみました。

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それが随分な人の入り。百人を軽く超す満員御礼ぶりです。落語、久しぶりに聞きましたが、なかなか面白いですね。桂吉坊さん、お若いですが歯切れがよくって、ついつい惹きこまれました。

河岸を移して二次会パーティーは、メトロプラザ2階のM/13 CAFE。某大手出版社の編集長さんが主宰するだけに、さまざまなメディア関係者や第一線でご活躍の文筆業諸氏がお集りになられました。書籍化を望む人も多く、互いの売り込みに余念がありません。いわば合同見合いのような雰囲気に、どうしても押されがちな私…。大勢のなかで自分を売り込むの、(とっても苦手なんだ…)と自己分析してしまいました(笑)。婚活も、こんな感じなのかしら?
ラベル:落語
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2009年03月28日

美しく生きる【中原淳一展・愛する心】

花冷えの日が続いていますが、皆さんは体調を崩されていませんか。このところ「早く桜が咲かないかしら…」と、私。真剣に祈っているにはワケがあります。一年中で一番美しい季節の日本を離れ、数日後、欧州へと旅立ちます。
今日、お伝えしたいのは、松屋銀座8階大催場で開催中の「美しく生きる【中原淳一展】愛する心」のご案内です。ときおりブログでも触れますが、私はかつて美容の事業で身を立てました。そのとき、お客様として存じあげることとなりました中原淳一氏のお嬢さまが、うれしいことにチケットをお送りくださったのは、私が台湾出張中のことでした。

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すでに会期中で、今月30日(月)が最終日。お時間は、午前10時〜午後8時です。少女時代を思い出されたのか目がキラキラな、たくさんの人で賑わっています。ぜひ春の銀座で、中原ワールドを堪能してください。うっとりするほど美しく、かつ新鮮です。
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2009年02月18日

近代化産業遺産【ノリタケの森】

近代化産業遺産としても知られる、名古屋市西区の【ノリタケの森】。ミュージアムのほか、製造工程が見学できるクラフトセンター、レンガ窯をそのままにノリタケブランドの食器でいただくことができるレストラン、ショップなど、文化と暮らしを楽しむことができる造りになっているのが特徴です。

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IMG_4961noritake.JPG今から約100年前、一枚のディナー皿から始まったとされる洋食器メーカー「ノリタケ」は、創業の地・則武(現在は則武新町)の地名をとったということを広くは知られていません。創業者の先見の明、そして明治の文明開化の時代に、あれほどに卓越した陶器を世に出したことに、驚きをかくせませんでした。とにかく、ノリタケミュージアムは必見。製造工程参観とあわせクラフトセンターの入館料は大人ひとり500円。10〜17時が開館時間です。

**食器マニアの私が、一番嬉しかったのは、ノリタケ商品を一堂に販売するコーナーに、アウトレットショップが併設されていたこと。すでに製造中止となった商品で、正価で買えば相当なお値段のものが、40〜50%オフで販売されています。私は金をあしらった蓋付き高台を購入。大切に持ち帰りました。


■近代産業遺産【ノリタケの森】の公式ホームページは、http://www.noritake.co.jp/mori/
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2008年12月05日

ハワイアンキルトのカリスマ【ナラニ・ゴード】

落ち葉が舞い散る強風に雷鳴と、冬の嵐の今日の東京。このブログ読者の皆さまも、師走のさなか、さぞお忙しい毎日のことと思います。。
IMG_6689narani.JPG2週間前のことですが、ハワイアンキルトのカリスマ【ナラニ・ゴード】さんのご来日にあわせ、銀座で開催されましたワークショップ&展示会オープニング前を、特別取材しました。
ハワイアンキルトの歴史を紐解くと、ヨーロピアンキルトに辿り着きます。欧州からの入植者が 持ち込んだキルト技術を基本に、ハワイ王朝時代ゆかりのクラウン(冠)や草花などのモチーフが編み出され、現在のハワイアンスタイルへと進化を遂げました。

過日、オールアバウトのメルマガでもご紹介しましたが、展示会場には公認インストラクターと、その門下生の作品が一堂に集められ、それはそれは壮観でした。さらには、ナラニ本人が機内持込みで大切に持参された、故アンティー・デビー・カカリア(ナラニの実祖母で、現代ハワイアンキルトの祖といわれています)の作品も、あわせて展示されました。

**中央に配された8つ星が、ナラニ伝来の印(しるし)
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この伝承技術を後世に正しく受継ごうと立ち上がった、ある一人の日本人女性がいます。始祖アンティー・デビー・カカリアが後年、目を患い、視力を失ってもなお、手が覚えたステッチだけを頼りに縫い上げたという入魂の一品も、会場には展示されておりました。キルトに縫い込んだ、まさに「ソウル(魂)」を感じます。



■ナラニゴードさんの技術を伝承する【ナラニズ・オハナ・アソシエーション】のホームページは、http://www.nalanis-ohana.com





■実は、私、手芸好きです。。
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2008年08月12日

東京都美術館【フェルメール展】

IMG_3305ueno.JPGオランダの巨匠【ヨハネス・フェルメール】Vermeer(1632−1675) の作品は、世界にわずか30数点しか残されていないといいます。光の織りなす情景、その技法の美しさは、さすがレンブラントに師事しただけあり、「光の天才画家」と呼ばれるゆえんでもあります。

上野にあります東京都美術館で開催中の【フェルメール展】を鑑賞しました。

JR上野駅公園口から公園なかほどに位置する【東京都美術館】へは、2年前の「プラド美術館展」以来。初ブログでご紹介しました(そのときの記事は、こちら)。
IMG_3309ueno.JPGさて、フェルメール展。日本初公開の5点を含む、計7点が展示されていまして、圧巻でした。展示作品のなかには、遠近技法で奥行きにこだわった「小路」や、天然ウルトラマリン(ラピス・ラズリ)を使用、光沢を持たせた「ヴァージナルの前に座る若い女」など、作品の脇には解説絵解きもあり、多くの鑑賞者が群がっていました。

**美術館入り口のポスター画は、「風俗画」(当時は、レンブラントに象徴される「宗教画」が欧州の主流でしたが、17世紀のオランダでは、英仏の影響がまだ届いておらず、独特のデルフト・スタイルが構築されたといいます。それで「風俗画」とカテゴライズされています)としてフェルメールの名を世に轟かせた「ワイングラスを持つ娘」です。

混雑しているとは聞いていましたが、当日券を求めて行列もできていました。オランダのハーグ近くにあるデルフトという小さな町に生まれたフェルメールはじめ、"デルフト画家"と呼ばれた作者らの、光を巧みに採り入れた作品が並びます。

フェルメールの死後、遺族らは作品を売るなどして、生前の借金を返済。今ほど大きく評価されなかったフェルメール作品に、すべてを補うことができず、一家は破産する運命をたどります。希少なフェルメール作品は、個人所蔵のものも少なくなく、今回の7点もメトロポリタン(NY)やロンドン・ナショナルギャラリー、スコットランド・ナショナルギャラリーなどから集められたというから驚かされます。

■東京都美術館【フェルメール展】の会期は、今年12月14日まで。
公式ホームページは、http://www.tbs.co.jp/vermeer/

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2008年06月22日

【東美会】打ち上げ会

IMG_2879chieko.JPG先週、開通したばかりの東京"副都心線"を利用して、渋谷から池袋へ初乗車。渋谷駅は、自宅近くから都バスを利用して15分程度の距離なため、この私も、開業を心待ちにしておりました。駅構内は何とも真新しく、写真を撮るひとの姿もちらほら。きっと休日を利用してのお初に、乗車記念の撮影をしているのでしょう。

**副都心線のホームページは、こちら

IMG_2892chieko.JPGさて、池袋駅西口にある居酒屋"天狗"を会場に、過日、出品しました油絵のグループ展【東美会】の打ち上げ会を開催。出品者全員ではありませんでしたが、野田典男先生を囲んでの、2時間ばかりの楽しいお酒の席に、多くのお弟子さん(私の親ほどの世代です)が、和気あいあい、趣味仲間よろしく交流をはかりました。

**私の左隣が、野田先生。幼稚園時代からの絵の師匠で、自著「カナダ バンクーバーロングステイ術」(JTBパブリッシング)にもご登場いただいております。
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ご息子が私と同じ年という隣りのご婦人は、子育てにも少し手が離れた40代前半から、"学生時代、たしなんだ"とおっしゃる油絵を復帰。以降、20年来、絵を描いているといいます。その言葉を励みに、これからぼちぼち、、童心にかえって絵筆を執ろうとおもいます。

■池袋・東京芸術劇場【東美会】の過去記事は、http://chiekostyle.seesaa.net/article/99193477.html
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2008年06月03日

池袋・東京芸術劇場【東美会】

【東美会】(東京美術学院研究会)グループ展に、趣味の油絵、自作の2品を出展しています。
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**主題「バンクーバーの桜」

池袋にある【東京芸術劇場】展示室1で、会期は6月2日〜8日(10〜19時)。
今日は雨降りの中、会場へ赴き、受付のお手伝いをしました。

絵を描くと、とっても心が落ち着くのですが、…わかっているのですが、時間を別なことに費やしてしまう毎日。他の方が描いた入魂の一品を鑑賞すると、もっと心(と、時間)を込めて描かなくては…と、奮い立たされます。

006tobikai.JPG  012tobikai.JPG

会期中、残念ながら、私は明日(4日)午後しか立ち会えません。…最終日の搬出も、収録と重なり立ち会えないことになりました、ごめんなさい。。池袋がお近くで、お時間が許すようでしたら、ぜひ、お立ち寄りください。


■バリ島でチャボを売る…
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2008年05月04日

油絵展に出品します

ゴールデンウィークの後半は、実家がありますココ練馬で、家族水入らずの休暇を過ごしています。

練馬区は23区のなかで、もっとも標高が高く、土や緑が豊富なエリア。母が里帰り出産をしたので、私の"出生地"は岩手県なのですが、産前から幼少までを高野台、以降、嫁ぐまで【土支田】という街に暮らしていましたので、完全なるネリマっ子。石神井公園周辺は、私の大好きな、思い出の地です。

hikarigaoka2.jpg今日は、同じ練馬区の田柄という街にある、画家・野田典男先生の自宅アトリエを訪問。光が丘を抜けると、田柄の街は実家から、車でスグの距離。

**昔は、米軍が駐留し「グランドハイツ」と呼んでいた光が丘も、すっかり変貌を遂げました。団地群が目を引きますが、木々の樹齢をみれば、埋立地との違いは明白。風薫る、緑の季節が到来しました。

さて、野田画伯とのご縁は、私が通う幼稚園での"お絵かき教室"が始まり。クレヨン卒業後、水彩あたりから、私は絵の虜(とりこ)になります。小学3年生を目前に、油絵に転向。のちも美大進学を薦められましたが、その道に興味なく、大学時代もお稽古の延長で描き続けました。

社会に出てからは絵筆を執りませんでしたが、一昨年、かねてより先生が主宰しております麻布・韓国文化院で開催している油絵教室に、お誘いを受け、在日の皆さんに交じって再スタート! 絵の具を揃え、筆を新調。やる気満々だったのですが、あらあら…忙しさにかまけて、すぐに頓挫。ここしばらく、お休みをしていたのです。

とはいえ、わずか2作品ですが、修習しました!
来る6月2〜8日、池袋にあります東京芸術劇場にて開催されるグループ展【東美会2008】に、出品します。

今日は、その2作品の搬入で、野田先生宅を訪ねたという次第。練習作品なため、出展もお恥ずかしいばかりですが、額装し、"画題"も今日、決めました。
ひとつは、2006年3月に取材で訪れた、バンクーバー美術館の桜を描いたもので、「バンクーバーの桜」。そしてもう一つは、バリ島取材で訪ねた料理教室の主催で、市場に買い付けに行ったときの光景。画題は「バリ島・市場の光景」。バリニーズのお婆ちゃんが、生きたチャボを売っている様子を描いたもの。

観覧は無料です。よろしかったら、ぜひお立ち寄りください。詳細は、あらためて。後日、ブログでもインフォメーションさせていただきます。会場には、私も数日、立ちあう予定です。
ラベル:練馬区 油絵
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2007年09月21日

【相撲土産】

sumo5.jpgお茶屋ともいいますが、相撲案内所を通すと、相撲土産ばかりか、お席の案内やら飲み物のお手配をしてくれて、優雅な気分。(いつも国技館でお願いするのは、大和屋さんです。。)
とはいえ、イス席では頼む必要もなく、気軽に売店へ、ビールや土産を買いに行きま〜す。

売店には、飲み物のほかに、たくさんの相撲土産が販売されています。種類も豊富な"相撲煎餅"は、つまみ用に。"相撲チョコ"は、明後日から伺う庄内地方の旅行作家さんに。"番付手ぬぐい"は、カナダの知人に郵送でプレゼントする予定。。

sumo6.jpg
そして、大好きな息子たちには、瀬戸物を購入。
見てください!デカい"どんぶり茶碗"ですが、相撲の技が絵解きしてあります(1個520円)。

相撲土産の瀬戸物は、ぎょうじや国技館、力士などを模った絵柄のものばかりで、自宅での普段使いにちょうどよい♪
我が家では、そうした絵柄の湯飲みや銘々皿、サラダボウルなどが、食卓を飾ってくれています。
ラベル:相撲
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2007年09月20日

【大相撲】九月場所

sumo11.jpg大相撲九月場所】を観るために、両国国技館に行きました。
父が親しくする台湾の友人夫婦が来日するというので、チケットをとって成田到着を待っていましたが、6時間ものディレイで、観戦には間に合いません。チケットが流れるというので、急遽、父におつきあいすることになりました。

**海外のひとをお連れするときは、いつもイス席。。

sumo3.jpg**左は中入り、右は懸賞です sumo4.jpg

私は、ハッキリ言って、"相撲好き"です。
九州場所など、地方での場所も、機会があれば行っていました。国技館は、やはりお着物が似合いですが、この暑さと急の誘いに、袖を通すことはできませんでした(残念)。

sumo2.jpgお相撲観戦は、焼き鳥を片手にビールをガブガブ飲みながら、「わー」、「よしっ」、「のこった、のこった」と声援できる点がよいです。それに、"相撲土産"も、楽しみのひとつ。我が家では、相撲土産に欠かさない瀬戸物を、普段使いにしています。コレ、ちょっとしたコレクションになっています。

今日の取り組みで一番、面白かったのは、やっぱり高見盛。土俵に上がるや否や、ロボコップのような所作で、いきなり人格が変わったかのよう。懸賞金もたくさんついていました。応援が届き、黒星です。(入り口では、"星取表"を渡してくれるのです)

■日本相撲協会の公式ホームページは、http://www.sumo.or.jp/



ラベル:相撲
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2007年02月13日

【カナディアン・ロッキー】

rocky.jpg昨年上梓した「カナダ バンクーバーロングステイ術」のカバー写真でお世話になりました、バンクーバー在住の写真家・後藤えむさんが、素敵な贈りものをくださいました!

カナディアンロッキーの美しい湖畔を写した一枚を、透明感際立たせるアクリル板に額装。心のこもったギフトに、癒やしと勇気をいただきました。

芯さえしっかりしていれば、いかなる難局も乗り越えられる。そう信じて、ここまでやってきました。
ブレると、美しい画も撮れない。。
自分の真芯に、問いかけを始めています。


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2006年08月20日

猪苗代【野口英世記念館】

chiekoatnoguchi.jpg世界的な医学者【野口英世】は、福島県・猪苗代湖畔の貧農の家庭に生まれ育ち、わずか1歳半で片手五指の自由を奪われた、苦学と努力の偉人です。

働き者の母シカが目を離した隙に、囲炉裏(いろり)で大火傷を負ったことから、英世の立身出世の影には、常に、子を思いやる母シカの存在がありました。



hideyoseika.jpg私が幼少の頃、初めて読んだ伝記が、この野口英世の物語。

ドクター・ノグチは、狂犬病や結核、小児麻痺、トラコーマ、梅毒などの発見で知られ、こと、自身の南ア客死の原因となった黄熱病の研究には、心血を注いだといわれています。



旧盆も過ぎた今日、会津磐梯地方へ1泊2日の3世代家族旅行に赴き、まずは【野口英世記念館】へ直行。

seika.jpg(私の)母が存命中、ともに訪ねたことから、何しろ父は感慨深げ。
そのおり、孫への土産にと母が買い求めた伝記「まんが野口英世(上・下)」は、今では息子達への忘れ形見。(私ですら、何度読んでも泣ける!)

**生家には、英世が火傷を負ったとされる囲炉裏も展示されている。


hideyonoguchi.jpg英世は、1900年アメリカに渡り、ロックフェラー医学研究所などで、数々の研究成果をあげたことで、世界にその名を轟かせました。

そうした研究過程や所縁の品々が、別棟の展示室に展示されているほか、学費捻出のため、身を粉にして働いたといわれる母シカの等身大の写真も。。。(身長わずか147cm!なんて小柄なんでしょう)



■野口英世記念館のホームページは、http://www.noguchihideyo.or.jp

**【アクセス】
東北新幹線利用なら、郡山駅で乗換え磐越西線で猪苗代駅下車、バス10分。
マイカー利用の場合、磐越自動車道・猪苗代磐梯高原インターから国道49号線が至便。
今回は、白河インターから一般道を走り、猪苗代湖畔を半周するコースをとりました。インターから約1時間。
**【見学料】大人500円/小中学生200円



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2006年07月24日

【旅の図書館】

旅の図書館】というライブラリーがあるのをご存知ですか?

tabitoshokan.jpg国内・海外のガイドブック、地図、紀行文など26000冊以上の蔵書があるほか、各種時刻表、各航空会社機内誌、新聞の切り抜きなども備え付けてあります。

今日は、財団法人日本交通公社へ取材で赴きましたので、その帰りにぶらり。(東京駅八重洲口から呉服橋方向へ、鉄鋼ビル内にあります)
蔵書の館外持ち出しはできませんが、閲覧席もあり、コピー機(有料)も設置されています。

旅の情報収集に、著述の参考に、ご利用されてみてください。

■旅の図書館
 ◎開館時間 月〜金 午前10時〜午後5時半
 ◎休館日 土日祝 年末年始
 ◎場所 東京都千代田区丸の内1−8−2 第二鉄鋼ビル地下1階
 ◎電話 03−3214−6051
 ◎ホームページ http://library.jtb.or.jp


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2006年06月17日

韓国文化院

mindan.jpg駐日大韓民国大使館・韓国文化院(麻布・二の橋)のセミナールームで月2回行われている野田典男先生主宰の絵画教室に、今月から通い始めました。

教室のお仲間は、みなご年配の在日女性ばかり。陽気でやさしいひとたちに囲まれ(近くハングル語を教えてくれる!とのこと)、下書きデッサンを終えました。お菓子をつまみながらの和気あいあいとした雰囲気ですが、結構受賞経験者もいて、筆力はそうとうなもの。次回は私も、久しぶりに、油絵の具を持参します。


aburae.jpg文化院の入り口は警戒も厳重で、ちょっとドギマギする感じ。別のフロアーには図書室があり、韓国に関する書物が閲覧できます。

さて、韓流スターや冬ソナには一切ハマらなかったわたしも、宮廷女官「チャングム(長今)の誓い」(NHK総合毎週土曜日夜11:10〜)にだけは、ハマっています。
イ・ヨンエの演技力や美貌も素晴らしいですが、あの「打たれてもうたれても、めげない」という姿が、激しく共感をよぶのです。。。(まるで私みたい!!)

旅先で出遭った心に残る光景を描きためて、いつか皆さんに披露したいとおもいます。



■韓国文化院のホームページは、http://www.koreanculture.jp

■NHK総合テレビ/宮廷女官「チャングムの誓い」公式ホームページは、
http://www3.nhk.or.jp/kaigai/gtv/chikai/



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2006年05月22日

五月歌舞伎は「恋のダウンロード」

kabukiza.jpg東京・銀座【歌舞伎座】で、團菊祭【五月大歌舞伎】を観劇しました。

月ごとに演目も異なりますが、昼の部(午前11時開演)と夜の部(午後4時半開演)とでも内容が異なり、朝から終日観るひともいるとか。当日券を買い求めるファンも多く、平日の月曜日というのに相当な混みようで、お席は満席でした。

夜の部だけでも五時間近い上演ですから、観る側・演じる側ともに大変な長さです。幕間は20〜30分程度しかないので、通路や土産物店は賑わい、女性トイレは長蛇の列をなしていました。


kabuki1.jpgとはいえ、歌舞伎座の内部には、食事処や土産物売り場などがあり、半日だけでは足りない感も。予約がないと食事処は並ぶので、正面左手の歌舞伎茶屋で弁当を買い、幕間に食べることにしました。

歌舞伎は難しく思われがちですが、以前に比べ、台詞にも口語調が増えたようです。とはいえ、大佛次郎や近松門左衛門といった古典歌舞伎は、やはり【筋書】(あらすじなどが掲載されている冊子を「筋書」といい、一部1200円で販売されています)がないと、理解できない場面も。

makuma.jpg観劇したのは、夜の部の三幕。

第一幕、近松門左衛門作「傾城反魂香」
第二幕、上:「保名」 下:「藤娘」
第三幕、河竹黙阿弥作「黒手組曲輪達引」

上演中の撮影は禁止されていますが、幕間や通路はOK。みてください、この混みよう……。
   
kabuyoko2.jpgとくに、第二幕以降はストーリーが把握しやすく、爆笑できる場面もありました。
なかでも、市川海老蔵が舞う「藤娘」は、とりわけ妖艶で、舞台装置や衣装も華々しく素晴らしいものでした。

また第三幕、不忍池の冒頭シーンでは、いきなり「矢ガモ」が登場。海老蔵扮する牛若伝次の登場で、入れあげていた遊女・白玉に裏切られ、池に突き落とされた権九郎(菊五郎)が、恨みつらみを語りながら矢ガモの“着ぐるみ”で登場するシーンでは、スターウォーズのテーマ曲が流れ、会場は騒然。


fujimusume.jpg三味線やお囃子太鼓が奏でる「恋のダウンロード」で、歌って踊る“かぶりもの”の菊五郎。役者魂まるだしの【パロディ狂言】でした。

親しみやすい現代歌舞伎に触れたのは私も初めて。若い人や外国人もちらほら(といっても、やはりご高齢者が多いですね)今回の観劇で、「また、あらたな楽しみをみつけた!」という感じで大満足。

着付けは師範の腕前ですが、なかなか袖を通す機会もなく、今回、久しぶりに袖を通しました。場内には、お着物の女性も多く見受けました。お年を召されたご婦人の、さりげない着姿は、とくに印象的です。和装小物などを、売店で土産に買って帰路につきました。


■歌舞伎座の公式ホームページは、http://www.kabuki-za.co.jp
■松竹ホームページは、http://www.shochiku.co.jp
■チケットWeb松竹(パソコンから)は、http://www1.ticket-web-shochiku.com/p/

観劇料は、1等席15,000円、2等席11,000円、3階A席4,200円、3階B席2,500円、1階桟敷席17,000円。駐車場有。


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