2018年02月13日

進むロンドン観光【Big Bus London】で市内を周遊して感じたこと

共同研究者の先生がたは、初日ご一緒したあとは、それぞれのテーマで湖水地方やロンドン近郊などにわかれました。私が分筆担当の、旅行業やツアーオペレートについては、ここロンドンでハンドルしていますから、私ひとりがロンドンで十分に時間をとっています。視察3日目、3時過ぎからやっと時間が空いたので、オープントップバス【Big Bus London】に乗車して、ロンドン市内の名所を短時間で一周しました。

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あいにくの雨で、寒さも厳しく、日が暮れるのも早いのですが、それでも車窓から有名観光地、名所を網羅できました。今からちょうど30年前、25年前、そして確か15年前と、節目節目でロンドンを訪ね、観てきました。しかし、凄いですよ、ロンドンの観光戦略の転換は、おそらく五輪あたりが契機になったようにおもいます。先週も日本からの政府関係観光訪問団が来ていたようですが、それもまた、然りでしょう。2020東京五輪が観光で、手本にしているのがロンドン五輪です。開催翌年も外国人観光客が増加を遂げた英国の戦略とは?



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2016年08月27日

台北のパワースポット【行天宮】占い横丁に行きました

台湾での視察やヒアリングもひととおりこなし、時間がとれましたので、ぶらり、投宿先のアンバサダーホテルから、台北随一のパワースポット【行天宮】に行きました。商売繁盛の神様でも知られています。そして、人生の岐路にある私、【占い横丁】に行ってきました。ここ数年、一切の占いごとを絶っていましたが、こんな時間がとれたのも縁。横丁は、地下通路にあります。行天宮が面する大通りの地下通路は、東と西にわかれていて、ありました、ありました、占い横丁。

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日本語ができる先生のもとへと、悩みましたがインスピレーションで、

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2013年06月30日

仁川【自由公園】日本租界と中国租界の境界線階段

仁川に日本租界が置かれたのは1883年のこと。先にご紹介した旧日本第一銀行も、租界ができてすぐに誕生しました。仁川駅から歩いてすぐ、開港場近代歴史文化タウンは、まさにこの日本租界と、ときの清国(中国)租界の境界線を、興味深く見ることができます。ご覧ください、この石階段。右の石灯籠は日本式、左は中国でみられる形の灯籠です。

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向かって左から先に、チャイナタウンが広がります。そして右手に旧日本人街が、再現整備されているのです。

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ラベル:韓国 仁川
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2013年06月29日

仁川【開港場近代歴史文化タウン】旧日本第一銀行(仁川開港博物館)

韓国で観光というとソウルや釜山、ドラマのロケ地などを巡られる人が多いとおもいますが、空港がある仁川の市街をじっくり観たことがない人は、ぜひ一度、仁川を訪ねてみてください。仁川には、「韓国で初めて…」が集積しています。なぜかというと、長らく続いた李王朝に、ときの日本政府が開国をせまり、釜山などとともに開港した地だから。韓国で初めて、日本租界が置かれた場所です。
仁川【開港場近代歴史文化タウン】と名がつくエリアは、今、旧日本人街が綺麗に再現され(長屋など日本家屋が再現されています)、また、旧日本第一銀行(かつての第一国立銀行仁川支店。のちの朝鮮銀行)が、そのままの姿で保存、「仁川開港博物館」として公開されています。第一銀行を最初に観たとき、ちょっと鳥肌が立ちました。

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ラベル:韓国 仁川
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2012年10月12日

カジノにホテル、ブティックなどアミューズメントの宝庫【リゾートワールド マニラ】ほんの一部を

日本からもカジノの誘致検討に、議員さんや観光関係者らが視察に訪れるというマニラの新名所【リゾートワールド】。あのゲンティン・グループの運営です。今回はボラカイ島の往路・復路、マニラでそれぞれ前後泊、いずれもリゾートワールド内のホテル(リーズナブルなレミントン・ホテルとゴージャスなマキシムズ・ホテル)で過ごしました。リゾートワールドの詳しくは、帰国後、あらためてお届けしますが、とにかく物凄い…。私がかつて、マニラを訪れたときは建設中で、見学もかないませんでしたが、全日空とセブパシフィックがカウンターを構えるターミナル3の、まさに目の前という好立地にあるのがリゾートワールドです。(ちなみにニノイ・アキノ空港は、ナショナルフラッグキャリアや日本航空等が、従前のターミナル1・2を使用。ターミナル3は新しくできた空港ビルで、以前、拙記事でもお伝えしたかとおもいます…)。
このリゾートワールドには、カジノやホテル数軒(マリオットなど)、世界のブランド品専門店街、そして、“ニューポートモール”のなかには飲食店や映画館、シアターなどが入っていて、それも日本では考えられない贅沢さがあるのが特徴です。座席がリクライニングになる映画館、その試写発表で利用するであろうパネルの前で、ちょっと女優気分…(少し腕が太すぎですが)という一枚から、続けてご覧ください。

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2012年01月15日

台北【中正紀念堂】

個人旅行で行く台湾。その昔は学生時代の仲間と、はたまた添乗でお客様と、そして取材にと、幾度となく訪ねた名所があります。その一つが台北の【中正紀念堂】。少し雨雲がかかっていましたが、それでも春のような温かく包む風が吹いて、1月の台北は私たちにとって、しのぎやすい気候です。中正とは、すなわち蒋介石のこと。桃園の空港名も、かつては中正だったのをご記憶でしょうか。

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チャーターしたタクシーの迎えを待っているとき、携帯電話へ日本のテレビ局から電話が入りました。イタリアの客船クルーズ座礁のニュースについてです。ネットニュースで一行読みはしていましたが、日本人の皆さんがご無事とわかって安堵しました。とはいえ他国の乗船者には犠牲になられた方もおられるとのことで、帰国を目前にあらためて驚きが…。帰国後にご対応させていただき、夕刊紙等々にコメントを寄せています。掲載されましたら、また、ご報告いたします。



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2012年01月14日

台北【忠烈祠】

祖国のために戦った英霊が眠る【忠烈祠】。私たちは「ちゅうれつし」と日本語読みしますが、正しくは「ヂョンリェツー」と発音します。この忠烈祠を初めて訪ねたのは1986年、私が学生時代で、まだ台湾に戒厳令がしかれていたころでした。
忠烈祠では正時になると衛兵の交代式が行われます。陸空海軍の衛兵が、軍靴を響かせて行進。持ち場では直立不動で警備にあたります。

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2010年08月03日

トルコの遺産【エフェソス】で古代遺跡見学

暑い毎日が続いておりますが、皆さんはお変わりありませんか?
そろそろ盆休暇に入られる方、早くも夏期休暇を消化した方もおられる時期とおもいます。私は8月に入るやいなや、懐かしい人たち、かつてお世話になった方々との再会が相次いでいます。

そうした心が潤いを感じる今、じっくりお伝えしたいのが知られざる遺産【エフェソス遺跡】(ガイドブックには一部「エフェス」Efesの表記あり)です。トルコ第三の都市・イズミルから車で約1時間。距離にして74キロ、イズミル国際空港とは片道140トルコリラ(約8400円)ほどに位置します。紀元前11世紀にイオニア人が移り住んで以降、発達・繁栄した古代都市で、これをひと目観たら、あの古代ギリシャの中枢、現在のアテネも影をひそめる保存状態なのです。

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エフェソス遺跡には、見事な二階建てのケルスス(セルシウス)図書館(画像中央)はじめ2万4千人を収容できるという野外大劇場、大理石の道・マーブル通り、娼婦館、競技場、浴場、音楽堂などがあり、画像に収めきれないくらいの遺跡群に圧倒されます。画像下は、ハドリアヌス神殿(ただし、これはコピー)。

入場料は20トルコリラ。世界遺産の暫定リストにのぼる、知る人ぞ知る古代遺跡なのです。凄い人出でしたよ。


■ドライバーさんともここでお別れ…
ラベル:トルコ
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2010年07月17日

香港ランタオ島のケーブルカー水晶車で昂坪(ゴンピン360)へ

香港ディズニーランドへの行き道でもある東涌線に乗って、仏教世界・昂坪(ゴンピン360)へ1dayトリップしました。ゴンピンの詳細はまた今度。まずは恐ろしく長く高いケーブルカー(全長5.7キロ、約25分)で山頂近くのゴンピン・ヴィレッジへ。

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ゴンドラのクラスを奮発して、標準車より高い"水晶車"(=クリスタル・キャビン)を選んだのですが、何てことない、ただ、足場が高強度ガラスのもの。しかしズンズン高度を上げていけば、それは恐怖感あふれる体験です。私の表情でおわかりでしょう?
ちなみに、遠くに見えるのは香港国際空港。全貌、丸見えです。

今日は、この辺で。



ラベル:香港
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2010年07月15日

【女人街】からお届け!煌く香港の夜です

十数年ぶりに訪ねましたネイザンロード周辺。すっかり変貌を遂げた【女人街】の様子にびっくり。露天や道路は綺麗に整備され、山積みされた下着商品はすでに姿を消していました。

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夕刻のキャセイで香港へ飛びました。ランディングから始まる煌きの世界。かつては毎月のように訪ねた香港ですが、しばらく無沙汰をしているうちにさらなる洗練を呼んでいたようです。ブログの続き、お楽しみに!


<<お知らせ>>
■本日発売の【夕刊フジ】に南アW杯のその後と貧困層についてコメントを寄せています。
■本日発売の【おとなの週末】に格安海外旅行のカラクリについてコメントを寄せています。


ラベル:香港
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2010年07月06日

トルコきってのビーチリゾート【チェシメ】

トルコきってのビーチリゾート【チェシメ】を訪ねました。場所は、イズミルから車で1時間半。エーゲ海に面している海水浴場でローカルやヨーロピアンに人気の街。噂どおり、多くのバカンス客で賑わいをみせていました。そのチェシメのなかでも、かなりお洒落なビーチエリアを発見。もちろんガイドブックにも載っていません。

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その名は、バビロンビーチ Babylon Beach。アヤ・ヨルギ湾に面しています。湾の入り江だから波もなく、とにかく気持ちよいサラっと系のビーチ。あいにく水着を持ち合わせず、短パンにはき替えて、海に入ってみました。ビーチでの、贅沢な時間の過ごし方。日本人には知られていないトルコの魅力。皆さんも、ディープなトルコをきっと好きになるはずです。
ラベル:トルコ
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2010年05月09日

ラオス・ルアンパバーン郊外で象ライド

先月のラオス・ルアンパバーン取材では、エレファント・ライドも経験しました。象に乗るのはチェンマイ、プーケットに次いで三回目。それがラオスの象さん、この日、機嫌が悪かったのです。

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画像を送ってくださいましたKSさん、ありがとうございました。画像を頂戴し、ふと、そのときの恐怖を想い出したところです。後続の象が鳴き声をあげて、道なき藪(やぶ)をカーン川の方向へと下ろうとし始めたのです。すると周りの象が呼応して鳴き始め、一斉に向きが変わりました。乗っていた人たちは、とっさの判断で飛び降りたと言いますが、われわれの後方で起こったことだけに確認できなかったんですね。あとから聞いて、冷やりとしました。

これはルアンパバーンのセー滝観光と組み合わせたもので、滝の見学はショートカットしましたが、象ライドのみの料金は10000キープ。外気は約37度。きっと水浴びをしたかったのでしょう。象の悲鳴が心に残りました。

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2010年04月17日

世界遺産の街・ルアンパバーンで【托鉢】を体験

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IMG_0148m.jpgラオスはメコン川のほとり・ルアンパバーンは、街全体が世界遺産。ニューヨータムズが選んだ"今、一番行くべき観光スポット"に選ばれるなど、世界から注目を浴びている街なのです。

このルアンパアーンでの托鉢を目的に、朝6時ごろにはサッカリン通りに人が集います。通りにはゴザが敷かれ、温かいご飯カオ・ニャオが詰まる籠様のお櫃(1コ15000キープ。米ドル払いなら2ドル)にパービィヤンをたすき掛け。まだ朝もやがかかっているうちから場所をとって、お坊さんを待ちます。

お坊さんの行列に、思わず息をのみます。

12歳から仏門に入ることができるラオスでは、行列の後方に年少の僧侶が。鉢に供物がいっぱいになると、脇で待ち受ける貧しき人に分け与えます。供物は、私が手にする米飯だけでなく、お菓子や紙幣も含まれます。

お坊さんの前を横切らないこと、フラッシュをたかないこと等々、ツーリストとしてのマナーにも気をつけて。

ラベル:世界遺産 ラオス
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2010年04月16日

今取材のハイライト・ラオス水掛け祭り【ピーマイラオ】

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12日に日本を発ち、向かいましたのはベトナム、そしてラオスでした。世界遺産ハロン湾での様子は、すでに現地からお届けしました。しかし今回の旅のハイライトは奇祭・水掛け祭り。ラオスやタイは、もっとも暑い今の時期がお正月。ラオスでは【ピーマイラオ】(タイのお正月は、"ソンクラン"と呼びますね)といって、水を掛け合い、一年の幸せと健康を祈ります。

ラオス・ブランパバーンのシーサワンウォン通りで、やってきましたよ〜、バケツで水掛け。ピックアップトラックの荷台には、こぼれ落ちんばかりの若者たち。ドラム缶に水を汲んで、路上の人たちに水を掛け、そして掛けられているのです。ローカルのコたちの顔には、粉や炭が塗りたくられていて、大音量のミュージックに踊る、踊るで、それは、もう…。そして路上の私たち、お水をかけられたら、喜ばなくてはいけないのです、嫌がったり怒ったりするのはルール違反なの。

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カメラを保護するビニルフィルムのせいで、ちょっとボヤけて写っています、お許しください。

この日は元旦。子どもも大人も、大はしゃぎでした。
さて、日本に無事帰国……してみると、何と成田は雪でした!!
過去に遡り、簡単な旅報告。いかがでしたか?

ラベル:ラオス 祭り
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2010年04月13日

世界遺産ベトナム【ハロン湾】

ベトナムの首都ハノイから陸路3時間半。世界遺産(自然遺産)ハロン湾を訪ねています。宿泊は、緑深い【ホリディ・ヴィラ HOLIDAY VILLA】。ハロン湾を望む高台に、ヴィラ形式で立ち並ぶ瀟洒な滞在施設です。

そしてハロン湾クルーズを堪能!奇岩・景勝の詳しくは、また後日。
クルーズ船で湾を航海中、水上生活者が営むディープな生簀(いけす)を訪ねました。そこで出会ったカブトガニ!

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触っちゃいました。。続きをお楽しみに!

**インターコンチネンタル・ハノイの客室からお届けしています**

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2010年03月24日

国王所有地【ラダーワン宮殿】でタイ国政府観光庁50周年レセプションパーティー

タイ国政府観光庁創立50周年を記念したレセプションパーティーは、お昼間のコンベンションのあと、場所を市内のラダーワン宮殿に移し、ガラディナーで豪華に賑々しくとり行われました。

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そして、今回の旅も、素晴らしい出会いがありました。
画像でご一緒いただいておりますのは、昨年、ガイドブック「地球の歩き方」創刊30周年を記念した一冊「地球の歩き方の歩き方(新潮社)」で話題を呼んだダイヤモンド・ビック社会長の西川敏晴さん。元祖バックパッカーとして知られ、いわば旅の神様のようなお方と、このお祝いの席をご一緒でき、とても光栄に思います。
気さくな西川さん。私のブログも読んでくださったことがあるとかで、頭の下がる思いです。。旅行業界を熟知されている現役の旅人だけに、的を得たご発言やご質問に、こちら、息を呑むことしきり。多くの学びをいただきました。

ラベル:タイ 宮殿
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2009年11月14日

【インターラーケンの街歩き】〜散策編

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ときどき初対面の方から「旅ライターですか?」と聞かれることがあるのですが、紀行文などを書く機会は今の立場では、まず無くて、答えに窮したり訂正して肩書きを述べたり、ときは曖昧に笑って返すこともあります。

そんな私が、日々の暮らしのなかで唯一楽しみにしているのが、このブログです。好き勝手に書けるのがブログの魅力ですが、できるだけ精度の高い現地情報を文字数にとらわれずお伝えできる場として、ブログを活用しています。ときに取材先の整理のための、自身の備忘録や本記事の下書きになるときもありますが、読者のみなさん、まま、お許しください。

インターラーケンの街歩きは、このブログで何度もお伝えしましたが、どうぞ、今回も引き続きお付き合いくださいね。偶然出会ったチロリアンたちと一緒に写真におさまり、そしてユングフラウ鉄道の貴重な資料をそろえた博物館を訪ねたりと、楽しく取材を重ねました。

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今年も残すところ、あとわずか。個人的にもchange(変革)の一年だったなと、振り返りを始めています。書くことは、述べることと同義です。述べ続けたいとおもっています。


■古い街並みのインターラーケンには…
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2009年10月25日

トップ・オブ・ヨーロッパ【ユングフラウヨッホ】へ

人口4000人の小村・グリンデルワルトが、日本人のロングステイにとても適しているのには、幾つかの理由があります。滞在型の宿泊施設で自炊を楽しみながら、昼間はアクティブに自然を楽しむ―――。グリンデルワルトは、山岳アルペン・ベルナーオーバーラント地方の移動の拠点でもあるからです。

グリンデルワルトは、"トップ・オブ・ヨーロッパ"名峰ユングフラウヨッホ Jungfraujoch へのゲートウェイであり出発点。グリンデルワルト駅前からバスに乗って5分のところにあるグルントGrundという駅から、二つの登山電車を乗り継いで、さらにエレベーターで3571mのスフィンクス展望台へと上がるしくみです。

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あいにく麓は朝から小雪混じりの雨でしたが、展望台では、ときおり晴れ間ものぞき、メンヒ Mönch も顔をのぞかせました。山岳鉄道ユングフラウ鉄道 Jungfraubahnen の開業は、1912年。山頂付近の氷河は、百年近い間に移動と縮小にあります。
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辻々の看板には、日本語表記もあります。いかに、これまで日本人観光客が多かったことか。実際、私が目にしたのは、中国人グループや韓国人の小グループ、そしてタイ人です。

唯一の日本人グループは、中部発のトラピックス。団体にはぐれた日本のご婦人が、頼りなげに私を日本人とみて、声をかけて寄こされました。検札に来た鉄道職員に事情を話してさしあげたら、下車後に上手くミートされたようでした。「こんにちは」や「さよなら」の文字。昔は、海外で日本語をみるとガッカリしたものですが、近ごろはそうした感情よりも、御礼を述べたい気持ちになります…。

世界的名所で、行きづりの人と互いに記念写真を撮り合いっこするなかで、「謝謝ニー」「カムサハムニダー」「コップンカー」と私が使い分けているのを聞き、前日のフィルスト・ハイキングに引き続きガイディングをしてくれたスイス人のジョセフさんは、目を丸くしていました。
いえいえ、あなたが「ダンケシェーン」「メルシーボウクー」と器用に使い分けて御礼している様と、何ら変わりありません。


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この画像は韓国人男性が撮ってくださりました。ありがとう。


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2009年05月25日

ホアヒン近郊【カオタキアップ】で猿を観る

■5月24日付【夕刊フジ】「有給休暇消化率、日本2年連続最下位」の特集記事にコメントを寄せています。


【カオタキアップ】をご存じですか? 
タイ・ホアヒンから南へ車で約30分、【カオタキアップ】は、シャム湾やホアヒンの景色を一望できる山の手に位置します。観光客の注目を浴びているのは"猿"。放し飼いの猿たちが、我がもの顔で往来します。

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「メガネやピアス、あ、その髪飾りとかも、外したほうが、よいかも」と言われ、素直に外して臨みました。猿に持ち逃げされたのでは、たまりません。凶暴な猿がいる一方で、「犬猿の仲」よろしく、番犬もいます。子猿を抱えて餌に食らいつく母猿の勇姿を目の当たりにして、神妙な面持ち…で、固まってしまった自分がいました。母猿強し、です。

丘の上の寺院を参拝したあと、麓に下りると、そこは漁村。10代の男の子が家業を手伝い、地引網をといています。王族リゾート・ホアヒンの豪奢なイメージとは大きく異なる、普段のタイの風景でした。
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2009年05月03日

スロヴァキアの首都【ブラチスラヴァ】

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この連休に欧州はじめ、海外を旅しているかたも多いのではないかとおもいます。新型インフルエンザの水際検疫で、日本帰国後の予定が大幅に遅れるなど、不便を感じてらっしゃることでしょう。私も連休明けから海外出張が控えているので少々不安が募ります。

今日、お届けするのは、スロヴァキアの首都【ブラチスラヴァ】です。過日の欧州取材では、ハンガリーの首都ブダペストから客船に乗り、途中、ブラチスラヴァで寄港地観光をしました。上陸時間はわずか3時間ほどでしたが、小さな町のブラチスラヴァは、徒歩で2〜3時間もあれば、旧市街のほとんどが見学可能です。

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かつてハンガリー王国時代、ブダの王宮がオスマン帝国の手に落ちたおりには、このブラチスラヴァが首都機能を果たしました。現在の通貨はユーロ。オソブニー桟橋からイングリッシュスピーキングのガイドさんに連れられ、市内を見学。城壁も残る古い町並みですが、商店や停車場の風景は、どこかしら社会主義時代の名残りを感じさせます。一国の首都とはいえ、立ち去ったばかりのブダペストが、いかに都会だったかを思い知らされました。

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街角には、いたるところにユーモアあふれるアートの数々。ちなみに、私が乗船したアマダージョ号では、音声ガイドのレシーバーが無料で貸し出されるしくみ。数人の組にわかれて市内を案内してくれるので、はぐれることもなく、ゆったり寄港地観光を楽しめました。乗船者の多くが北米圏のひとたちでしたから、ガイドさんへのチップも皆さんにならって米ドルで。しかし商店は、ユーロ建のせいでしょうか、意外に物価が高くてびっくりしました。
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2009年04月30日

Nソウルタワー【テディベア・ミュージアム】【ソバン・コリアン・レストラン】

■オールアバウト【ロングステイ・海外移住】サイトに新着記事「ロングステイの基礎知識」、「タイムシェア・海外不動産を購入する」を2本同時にupしています(今秋のオールアバウト旅チャネル・リニューアルに向けまして、基本記事のupがしばらく続きます。ご承知おきください。)
■豚インフルエンザ・フェーズ5への引き上げを受け、明日5月1日付の【夕刊フジ】にコメントを寄せています。


IMG_0083seooul.JPGソウル取材のブログお届けも、そろそろ終盤です。期が変わり、燃油サーチャージの撤廃ないしは値下げがやっとスタートしたばかり。円高基調が続き、久しぶり海外旅行に追い風が吹いたかと思われたGWですが、豚インフル報道一色となりました。

ソウル着日に訪ねた南山の【Nソウルタワー】。高さ230メートル、海抜479メートル。残念ながら大雨に降られましたが、それでも帯のように連なるソウル市内のテールランプ・イルミネーションを、上階から堪能することができました。
Nソウルウタワーでの見どころとお食事どころを、今日はご紹介します。



■【テディベア・ミュージアム
テディベアが、ソウルの現在・過去・未来を伝えます。朝鮮王朝時代の衣装を身にまとったテディベアたち。しかも、動くんです!子どもたちに、より興味を持たせるよう、歴史的事実や現代を、さまざまな角度で紹介しています。
場所はNソウルタワーのP0階。入場料大人は8000ウォン、展望台とのパッケージは12000ウォンです。

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**【テディベア・ミュージアム】のホームページは、http://www.teddybearmuseum.com

■【ソバン・コリアン・レストラン】
NソウルタワーのT1階、【ソバン・コリアン・レストラン】は、360度の大パノラマを堪能しながら、お食事ができるランドマーク・レストラン。ブッフェのお味は、韓国料理のベーシック。お食事パッケージ料金も設定されています。

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**【Nソウルタワー】のホームページは、http://www.nseoultower.com
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2009年04月18日

ブダペスト【英雄広場】【漁夫の砦】【くさり橋】

「胸のすくような」都市景観とは、このことを言うのではないのかしら。ブダペストで撮影した一枚一枚が、驚くほど美しく、記事掲載にどれを選ぼうか迷ってしまうほどでした。お目見えしなかったものも含め、ランダムにご紹介します。サイズを調整しているので、全景がちょっと欠けたりしておりますが、そこはお許しください。

【英雄広場】
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【漁夫の砦】
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【くさり橋とその周辺】
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2009年04月10日

「ブダ」と「ペスト」【王宮の丘】

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ブダペストは、ドナウ川を挟んで王宮のある丘側を「ブダ」地区、東の商業地区を「ペスト」地区と呼び、これら一帯が世界遺産として知られています。この都市景観をひと目で眺めることのできる【王宮の丘】。その先にある【漁夫の砦】(入場料は400フォリント、「修復費用にあてます」との声かけがありました)から眺めたひとコマが、上の画像です。
ブダペスト滞在の最終日、「観光のハイライトともいえるブダの王宮を観ない手はない」と、知人がこの一帯を案内してくれました。ご覧ください、左手の橋は「マルギット橋」。ドナウがひとたび二股に分かれます、その中洲の島・マルギット島にある温泉保養施設にも滞在しましたので、その話題はあらためて…。緑のこんもりした島の様子が、おわかりでしょう。この辺りを「オーブダ」(旧いブダの意味)地区と呼び、ローマ帝国時代の遺跡などが、そこかしこに見ることができる一帯へと入ります。

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ハンガリー刺繍が施されたスモッグを、自分への土産用に、前々日購入したのですが(セントラル・バジリカ・ホテルの向かい【バジリカ・フォルクロール】というお店で、1万1千フォリント(約5千円)の品。こちらのお店、クラブツーリズムの団体客も買い物に訪れていました。ほかにテーブルクロス三種も、いずれもお値段がはります)、日差しも強く暑い一日、早速着用して王宮めぐりをしました。

■【マーチャーシュ教会】ジョルナイの瓦
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2009年04月09日

120年の歴史あるブダペスト【中央市場】

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IMG_8186chuoichiba.JPG「訪日外国人の一番の人気スポットが"築地市場"という調査結果がありますが…」。そう夕刊紙の記者から携帯に電話がきたとき、私はまだ夢の中でした。携帯の国際ローミングは便利な反面、海外にいることをつい忘れさせます。PCのようなセットアップも不要で、今回はとても役立ちましたが。

ブダペストに暮らすひとたちの台所【中央市場】は、1890年の歴史的建造物。自由橋のたもとに位置し、黄色いトラムを利用して買い出しに行きました。1階には青果物や精肉・サラミなどの加工品、地階には魚や酢漬けの店、アジアン食材の店などがひしめきます。吹き抜けで天井が高く、2階には市場を眺めながら食事やお茶ができるスペースもあります。場内には両替所もあるので、フォリントに替えてたくさん買いました。お野菜のほとんどは、キロ単位で売られていますが、驚くほど安いのです。現地に暮らすひとから、「千枝子さんの帰国後、ハンガリー産のホワイトアスパラも並ぶようになりました、イチゴも!」と、初もの売りの連絡が。平日は夕方4時5時まで開いていますが、初ものは朝の早い時間に行くのがよいのだそう。

さて、築地市場の豊洲移転。悪しき日本のスクラップ&ビルド、再考すべきではないかしら。

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2009年04月08日

ドナウベンドの小さな町【センテンドレ】

ブダペストからの1dayオプショナルツアーなどで、行ったことがあるひともいらっしゃるでしょう。市中心から車で北へ約30分、ドナウ川のほとりに広がる人口2万人の小さな町【センテンドレ】 Szentendre。
ドイツ、オーストリアを南東方向に緩く下るドナウ川は、スロヴァキアの首都ブラチスラヴァを過ぎて国境沿いをしばらく行くと、東西を分断するかのように急激に折れ曲がります。ちょうどハンガリーの国土を二分するかように、南から北へと下っていくのです。この"曲がり"を、英語で「ドナウベンド」と呼ぶのです。

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IMG_7933szenten.JPGドナウベントの周辺には、歴史ある特徴的な町が点在します。このセンテンドレには、15世紀、オスマン・トルコ軍の支配から逃れるためセルビア人が多数住みつき、今もセルビア文化が色濃く残ります。小路地には、土産物店が軒を連ね、ぶらぶら歩きに最適。私はハンガリー刺繍が施された、黒いストールを買いました。夜のコンサートにも大活躍。


■センテンドレのレストラン【コロナ】Korona
センテンドレではランチに、町の中心にある【コロナ Korona】というレストランを選びました。天秤型の鍋にグヤーシュと豆のホワイトスープ、「ドレヘール」Dreher というフンガリービール(これ、毎日飲みました)でひと休み。
ひき肉をクレープで包んだ"ホルトバージ・パラチンタ"というお料理もいただきました。中庭のオープンエアーに席をとったので、気分も晴ればれ。美味しいレストラン、おすすめです。

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2009年04月01日

ドナウの真珠【ブダペスト】の鎖橋

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"ドナウの真珠"と異名を持つハンガリーは【ブダペスト】Budapest を余すことなく取材してまいりました!ロングステイに鉄道、今が旬の白アスパラガスを調理したり、湯治に最適な温浴施設に滞在し、スパにボディマッサージ、ウォーキングにジョギングと、健康的に時間を費やし、そして夜な夜なコンサート。そののちドナウ川を運航する客船"アマダージョ号" AMADAGIO に乗船宿泊しながら、ブダペストともお別れ。スロヴァキアを経て、ウィーンで下船したのは今朝のことです(といっても、28時間前のことですが)。ウィーン市内のカフェに立ち寄り、ウィーンナーコーヒーで一服してのち空港へ向かったという、長〜い一日の終わりに、このブログを東京の自宅で過去に遡って書いています。

IMG_0324kusari.JPG残念なことに現地ホテルのインターネット環境が完璧ではなく、ブログを通じてリアルタイムにお伝えすることはできませんでしたが、その感動たるや冷めることを知りません。帰国後早々、ゆうに二千枚は超えた画像の整理に着手し、記事化の前に順次、お伝えすることにいたします。
初訪となりましたブダペスト。欧州各都市を旅した私も、これほどに感動を与えてもらいましたのには理由(ワケ)があります。街の風景や食の悦びに加え、親日的なハンガリアンや、そこに暮らす日本人のひとたちの温かい支えをいただいたから。ドナウの美しさと悠久の歴史はもちろん、食やヒト、そのすべてが世界的遺産だと痛感しました。

まずは鎖橋。ゲッレールトの丘から観た昼夜それぞれの顔。そしてリバークルーズの醍醐味ともいえましょう、鎖橋を下から写した画像を、まっ先に、皆さんにお届けしたくおもいます。これぞ「ドナウの女王」たる所以です。

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2009年03月22日

台北【遼寧街夜市】と高雄【六合路夜市】

台湾といったら「夜市」。今回は台北と高雄、両都市の夜市を訪ねました。

台北【遼寧街夜市】
到着したその日の晩、旅慣れた仲間と「今夜は、近場の夜市に行こう」という話になり、投宿先のリージェントから歩いて【遼寧街夜市】を目指しました。食べ物屋台が中心の、住宅街の小路にあるような、小じんまりした夜市です。帰りはタクシーで約100元。初乗りが70元だから、結構歩いたようです。

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途中、「来来」という海鮮の店で夕食を摂りましたが、これまた美味しい!2階レストランで台湾ビール(中瓶で50元でした)を何本もあけました。

高雄【六合路夜市】
「台北の士林、高雄の六合」が南北随一だけあって、いずれも数回訪ねていますが、高雄の南国ムードには、さすが今回も癒されました。新幹線を利用しての日帰りでしたから、ぶらぶらしただけで食事は摂りませんでしたが、蛇専門店(精力増強のために生き血を飲ませてくれます)も健在でした。

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台北では、昔ほど二輪車軍団の走行光景がみられなくなりましたが、高雄は変わらず。とはいえ、原付きも新型が多く、みなヘルメットを着用していますから、戒厳令解除以降、わずか20年の間のすさまじい経済発展ぶりを感じ入ります。

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高雄の幹線道路"中山一路"
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2009年03月09日

タイ・チャチュンサオ【サンドキャッスル(砂宮殿)】

IMG_6977sand.JPGバンコク東部チャチュンサオの町に、ちょっと奇妙なテーマパークがあります。その名も【サンド・キャッスル】=「砂宮殿」です。タイ第二位の参拝客数を誇るという名寺院ワット・ソートンのスグそば。

70トンものパウダー砂と水でつくられた巨大観音像はじめ、王室プロジェクトや国別テーマ、世界遺産、なかにはディズニーキャラクターなどが、数えきれないほど展示されています。いずれも風雨をしのぐため、ビニールハウス内に建造されていて、ライトアップされたコーナーも。

入場料は大人80バーツ。汗に砂が付着しての見学会。同行の皆さんと、笑顔で集合写真を撮りました。興味のあるひとは、ワット・ソートン詣でのついでに、ぜひどうぞ。


■サンドキャッスル(砂宮殿)の営業時間は9時半〜18時半


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ラベル:タイ 名所旧跡
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2009年03月07日

タイ・サムップラカーン県【エラワン・ミュージアム】

IMG_5153erawan.JPGバンコク郊外の新たな観光名所を訪ね歩いた今回のタイ取材。新記事を書く前に、少しずつ、皆さんに先行ご紹介をしています。
今日ご紹介するのは巨大な三つ頭象が目印、グランドオープン予定が3年後という【エラワン・ミュージアム】 Erawan Museum です。「双頭の鷲」ならぬ、頭が三つの巨大「象」。総重量250トン。タイの人たちが象を大切にしているのは知っておりますが、これを創ったのは在泰のドイツ人で、レック・ウィリヤパン氏。私財を投じてのことで、ほか二つのモニュメントパークとあわせ、タイ観光の新名所として注目される"アンシエント・シティ・グループ"の創始者です。
地階も含め三層構造の内部は、それぞれミュージアムになっています。まずは、二層目にあたる"人間界"の様子をご覧ください。タイ特有のベンジャロン焼を細かく砕いて、タイル貼りのように仔細に埋め込んでいるのが特徴で、天上界へと続くステンドグラスも目を見張ります。

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■【エラワン・ミュージアム】 Erawan Museum のホームページは、http://www.erawan-museum.com
一部公開されているので、見学は可能です。入場料は大人ひとり150バーツ。エラワン・ミュージアムがあるのは、バンコク南部のガルフ(チャオプラヤー川流域・タイ湾のこと)に程近い、サムッ・プラカーン県です(エビの養殖場が広がる西部でなく、東部流域に位置します)。

ラベル:タイ 名所旧跡
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2009年03月06日

ガイドブックに載らない名所タイのチャチュンサオ【ワット・ソートン】

タイで最大の参拝客数を誇る寺院は、かのエメラルド寺院です。しかし、タイ第二位の参拝客を数える巨大寺院【ワット・ソートン】は、残念ながらガイドブックにも大きく取り上げられてはいない、知る人ぞ知る名刹。3年前に礼拝堂が造り直されたというだけあって、真新しいうえ巨大です。

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場所はバンコクの東、チャチュンサオの町にあります。途中、トヨタの生産子会社「トヨタモーター・タイランド」を(なんと敷地面積は3000raiというから驚きます。ちなみに1rai(ライ)は約400坪)左手横目に、高速道を利用してワット・ソートンまでの所要時間は、バンコクから約1時間半。
ちなみにタイ全土には、3万を超す"ワット"=寺院がありますが、それぞれに火葬場が設けられています。日本の場合と異なり、荼毘にふしたあとの遺骨は河に流すならわし。ワット・ソートンの脇を流れるバンパコン川からのベストショットは、絵葉書などにもよく使われます。

ラベル:タイ 名所旧跡
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2008年06月02日

インスブルック【lichtblick 360°】

inschieko.jpgついに梅雨の季節がやってきましたね。
6月に入ると同時に、関東も梅雨入り宣言。
時の流れ、季節の移り変わりが、今年はことのほか速く感じられ、あらためて自分のこれまでを振り返っています。

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今日お伝えする欧州取材のご報告記事、おおむね原稿執筆も一段落したので、インスブルック・チロルの魅力と壮大な自然を、再度、お伝えしたくおもいます。
(6月10日発売の「羅針」(イカロス出版)にも、ユーロのお話と、今回のアルペンルート記事が掲載されます。ぜひ、ご覧ください!)

**「向こうの車両で撮れば??」なんて、車掌さんが言ってくださるものだから、カメラを片手に車両を行き来しました。鉄道ファンならずとも、前方・後方からレールを撮るのは、何か嬉しいもの。
で、鉄子しているところを、撮って頂きました…、私、とっても嬉しそうでしょ。。

tirol 126ins.jpg■インスブルック【lichtblick360°】

"360°"という名の通り、市内全景を見渡せるカフェに上がって、遠く冬季五輪のジャンプ台やイン川の流れを堪能しました。
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マリア・テレジア通り沿いにあるショッピングモールの7階に位置する、円筒状のカフェレストランテラスで、【lichtblick 360°】というネーミング。たくさんのカップルが、景色を眺めてまどろんでいました。(室内だけでなく、360°ぐるりと外にもベンチがあって、クッションも置いてあり、ドリンクを片手に、景色を眺められる趣向。

インスブルックの魅力は、都会なのに少し田舎町っぽさ、素朴さがある、地方都市ならではの雰囲気。きっと山河に囲まれているせい。
tirol 069ins.jpgそれにしても街中にある店には、それぞれ、特徴ある看板が掲げられていて、趣があります。その建物の合間、看板の隙間に、雪が残るアルプスがみえるのです。

旧市街の一角にマクドナルドがありましたが、それは控えめな看板で、Mマークも小さい。美観を大切にするお国柄、欧州人の誇りが、こうしたところに表れています。

インスブルックはじめオーストリアとその都市の詳しい情報は、オーストリア政府観光局のサイトをご覧ください。
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2008年05月31日

ミュンヘン【ニンフェンブルク城】と【エアブロイハウス】

オールアバウト【ロングステイ・海外移住】サイトに、今回取材した欧州の特集を、三連載しています。
ロングステイで極めたい!ヨーロッパ鉄道旅
注目度120%ヨーロッパ・アルペンルート
欧州アルプス・チロル地方でロングステイ


muc6 112fra.jpg最初の滞在地ミュンヘンにさかのぼり、先日の欧州取材のご報告。
ミュンヘンでは、郊外にある【ニンフェンブルク城】にも立ち寄りました。

久しぶりのミュンヘン訪問でしたが、空港リニューアル前で、ホテル間をコーチバスが結びましたし、近郊への観光も初めて。ということで、今回は、私にとりまして"お初"のふたつをご紹介します。

■【ニンフェンブルク城】Nymphenburg
muc3 147bijin.jpgだまし絵や"美人画ギャラリー"が面白い、ミュンヘン郊外の【ニンフェンブルク城】。旧きよきバイエルン時代を彷彿とさせる、広大な庭園とバロック建築の宮殿、そして先の絵画の数々…。

ルートビッヒ1世が囲ったとされる、いえ、囲ってなくても"縁した"という、正妻から町娘まで、36人の美人を描いた「美人画ギャラリー」は、綺麗というより、怖かったわ。王様の"勲章"が、6枚ずつ6壁面に。写真がない時代ですから、ひとによっては、絵師に、だいぶ修正の要望があったようですが、その女ゴコロ、わからないでもない。

■ミュンヘン空港【エアブロイハウス】
muc3 176aair.jpgミュンヘン空港直結の駅方向へ歩いていくと、地上にビヤガーデンが広がります(さすが、ミュンヘン!)。
先のBMWミュージアムでもご紹介しました、【エアブロイ】airbrau が運営するビヤガーデンで、「プローシット!」マロニエの花も満開。まるで、日本のお花見のようです。

ins014aaj.jpg.jpgこのマロニエ、…チャストナットツリー、いわゆる栗の木ですが、食べられず、ビヤガーデンに必ずといってよいほど咲いています。(このお花の画像は、インスブルックの王宮庭園で撮ったもの。欧州広域で親しまれている木花です)
根がはるのが深くなく(「根が深くない」、とはイイわね)、地下貯蔵が必要なビール工場には直射日光も避けられて最適だとかで、ヒトラーの時代に数多く植えられたのだそう。可愛い可憐な白い花で、でも大木…ってところも気に入りました。

**ここのアイスバインは、こんがりしていて美味しかった。すごいボリュームでしょ。同行の皆さん、全員集合で、昼下がりから飲んでます。

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■夜のビヤガーデンもこんな感じ…
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2008年05月27日

インスブルック【ノルトパーク】

ins_stmoritz 015aaj.jpg山岳交通が発達するヨーロッパのアルプス地方。その各地で、ケーブルカーやロープーウエイなど、さまざまな乗り物を今回は利用しました。

今日ご紹介するのは、オーストリア第二の都市・インスブルックに昨年、2007年11月に誕生した【ノルトケッテン高速鉄道システム】Nordketten Bahnenです(ガイドブックには「ノルトケッテ」Nordkette と表記されていました。北の山脈という意味)。

ins_stmoritz 095ins.jpg王宮のすぐ脇が、乗り場(コングレス駅 Congress St.)となっており、【ノルトパーク】Nordpark(独語) と呼ばれる標高2200メートル級の山を、途中、ケーブルカーに乗りついで、わずか20分ちょっとで第二山頂駅(ゼーグルーベ Seegrube St.)まで登ることができるというもの。

**これが昨年開通したノルトケッテン。マウンテンバイクで乗り込むひともいる。

さらに上の第三山頂駅("ハフェレカー"と読みます Hafelekar)まで登りたいところでしたが、すでにゼーグルーベで2000メートル近くに達しており、スキー客以外は上に登る気配もありません。
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**ゼーグルーベにある山のレストランは、セルフサービス。

ゼーグルーベには、レストランやスーベニアショップもありますが、一番は、市内を見下ろし、果てはオーストリアやイタリアの国境ブレンナー峠が見渡せるという大パノラマの"展望デッキ"。
この夏、この展望デッキもVIPルームができるのだとかで、現在、工事中。

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ins_stmoritz 073ins.jpgインスブルックとは、「イン川にかかる橋」の意味。
街の中心部を左右に、イン川が悠々流れるようすが、写真でもおわかりでしょう。川の旧市街地側には、かつて、いくつもの城壁があったそうですが、今は存在を示すだけで残っていません。


■ノルトパークのホームページは、http://www.nordpark.com
■ノルトケッテン高速鉄道システムは、ゼーグルーベまで往復が大人ひとり22ユーロ。ハフリカーまで行くと24.50ユーロ。途中、アルペン・ズーという動物園もあります。



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2008年05月25日

インスブルック【王宮】【ヴァイセス・レッセル】【スワロフスキー本店】

オーストリアの西、チロル州の州都【インスブルック】は、ハプスブルグ家とゆかりの深い、人口13万人の都市。
ハプスブルグ帝国時代から王宮があるこの街は、「陰の首都」とも呼ばれ、マリア・テレジアの名がつくメイン通りには、たくさんの店がひしめいていて、往時の繁栄を物語ります。

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**マリア・テレジア通りから街のシンボル「金の小屋根」を望む


■【王宮】Hofburg
マリア・テレジアが、白とイエロー(マリア・テレジア・イエローと呼ばれる)に塗り替えたといわれるロココ調の【王宮】。ミュージアムとして一般開放されているが、一部しか拝観できない。エリザベートの等身大の肖像画が飾られている(ウィーンにあるものと同じ絵でした。以前、日本にも来ましたね)。
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■レストラン【ヴァイセス・レッセル】Weisses Rossl
インスブルック到着後、こちらレストランのテラスでランチ。
ウィーン風カツレツ"ウィナーシュニッツェル"(9.80ユーロ)をオーダー。ドイツより若干、物価が低く感じます。ホテルレストランのヴァイセス・レッセル、ホームページはhttp://www.roessl.at
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ご一緒した在住歴35年のMs.スミヤが、イン川のほとりや街なかをご案内してくださいました。アルプスの雪解け水で、川が増水しています。

■【スワロフスキー本店】Swarovski-Haus
tirol 104ins.jpgクリスタル製品で有名なスワロフスキー。私もいくつか、ブローチを持っています(日本の伊東屋さんで買ったものですが)。インスブルックには、このスワロフスキーの本店があります。
**スイスとオーストリアで今年開催予定のサッカーEURO2008を祝して、クリスタル製のサッカーボールが飾られていました。
こちらの売り上げの約7割が中国人観光客といいます。また、インスブルック郊外には、見学可能なショップ併設の工房があります。スワロフスキーのホームページは、http://www.swarovski.com/innsbruck

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2008年05月23日

ドイツ岩塩抗【ザルツ・ツァイト・ライゼ】

海の水が地殻変動によって地底湖となり、岩塩採掘場として観光名所になった地が、欧州にはいくつもあります。
私にとりまして初めての体験となりました、ザルツベルクヴェルグ Salzbergwerk="岩塩抗ツアー"。ドイツ・ベルヒテスガーデンの【ザルツ・ツァイト・ライゼ】Salz Zeit Reise を訪ねました。

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090solt.JPG入場前に、黒い色のつなぎ服(抗内服)を貸与されます。
ゴーカートに並んで乗車し、細くて暗い坑道をまっしぐら。到着した先には、木製の滑り台があって、何人かで組になり、さらに地底へと降りるのです(この滑り台は、実際に抗夫が使用したもの)。このスリルある滑り台で興じているさまを、自動撮影した記念写真が、見学後販売されるしくみで、4ユーロ弱でしたが、記念に購入したものが、上の画像。

この岩塩抗、私も料理で愛用している【アルペンザルツ】が採掘できる地域。岩塩抗ツアーの最後に、小指の半分大なミニチュアのアルペンザルツを参加者全員にプレゼントしてくれました。

muc5 383solt.jpg滑り台のあとは、抗内を大勢で見学して歩きます。
説明は、ドイツ語と英語。入場者のほとんどがドイツ人らしく、英語の説明が短いのが残念。採掘時を再現した映像や機材、塩の大切さを説いた音声マシーンなどがあって(こちらは日本語対応でした)、2時間近くも地下に滞在するのです。

**塩の壁を舐めてみました!!

ひと通り見学がすむと、さらに地底へと進み、そこで見たものは…、"地底湖"です!
抗内は暗く、よい画が撮れませんで、お伝えできず残念ですが、この地底湖を、私たちはノアの方舟のようなボートに乗って、遊覧。とても怖い感じがいたしますのに、ドイツ人の子どもたちは泣きだしもせず、平気のへっちゃらのようです。


■ベルヒテスガーデン岩塩抗【ザルツ・ツァイト・ライゼ】Salz Zeit Reise のホームページは、http://www.salzzeitreise.de
■料理におすすめ【アルペンザルツ】については、こちらをご覧ください




■地底湖を撮影したら…
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月21日

ベルヒテスガーデン【ケールシュタインハウス】

ドイツの小都市【ベルヒテスガーデン】Berchtesgaden 近郊の一番の見どころといえば、アドルフ・ヒトラーの山荘【ケールシュタインハウス】、別名イーグルズ・ネストEagle's Nest(鷲の巣)です。 **トンネル(隧道)の真上、山頂に、小さくみえるのがイーグルズ・ネスト
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標高1834メートルものケールシュタイン山頂に、カンファレンスルームやキッチン、ティールームなどを配した巨大別荘を、ヒトラーがわずか12ヵ月で建設させたというから、驚かされます。独裁者の力とは、無理を可能にしてしまうものなのでしょう。
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070eagle.JPGなんといっても、このあと訪問したオーストリアはインスブルックに、昨年オープンしたケーブルカー、"ノルトパーク" NordPark の山腹駅・ゼーグルーベ Seegrubeからも見渡せる高さです、隣国ですよ。「標榜する」とは、こういうことを指すのではないかと感じました。

冬は雪深く、偵察中の英軍エアフォースにも見つかることはなかったことから、大戦中の爆撃を免れ、現代に至る数少ないナチの残像。その当時のままを今も残し、一般公開されています。
**雪が残る戸外に佇む十字架が、1834mをさしている(画像右)

内部には、ヒトラー50歳の誕生日に、ムッソリーニから贈られたというマーブルの暖炉や木製テーブルがそのままに。そして、当時、床に敷かれたカーペットは、「日本のヒロヒトから贈られたもの」だったそうで、ガイドのハイジは沈痛な面持ち。
窓の外には、先ほど遊覧したケーニヒス湖が、まるでミニチュアのように遠方に見えます。何しろ、360度の展望が可能なのです。

059haus.JPG**(画像左)イーグズ・ネストからケーニヒス湖を望む

ケールシュタインハウスの見学は、毎年、雪が解ける5月中旬から、10月末ごろまで可能です。今年は、5月10日からオープンということで、私たちが訪ねたのが15日でしたから、本当にラッキーでした。

一般の自動車やトランスポーテーションの車両は、麓のパーキングに。見学者は、そこで専用バスに乗り換えて、つづら折りの山道を揺られ、バス・アライバル・ゾーンで下車します。下車地がちょうど展望台になっているのですが、そこからさらに岩山、まさに頭上に、このイーグルズ・ネストが建っているの(見上げる、という角度)。

086eagle.JPG **こちらが展望台に到着した専用バス

全長124メートルのひんやりしたトンネルを抜けると、そこにはエレベーターホールが。
内部は金張りで、巨大なエレベーターが一基。撮影禁止だったので、公開できませんが、そのエレベーターで、さらに124メートル、今度は上昇するのです。これ、みんな、当時のまま!!

060haiji.JPG 山荘内には、当時の貴重な映像や写真、記事の切り抜きなどが展示されています。生涯独身を通そうとしたヒトラーですが、最後の愛人であり、死の直前に結婚をしたと伝わるエヴァ・ブラウンの、美しい写真も飾られていました。

066haus.JPG山の麓に近ごろオープンしたインターコンチネンタルホテルのあたりは、エヴァを住まわせていた館だったそうで、ヒトラーは毎日、彼女を訪ねたといいます。

イーグルズ・ネスト。
ヒトラーを英雄視すること、そうした行為自体が、ドイツの法律で固く禁じられています。この暗黒の時代の、ある意味"生き証人"ともいえる歴史建造物の見学を、次回の訪独で、ぜひ実現させてください。


■【ケールシュタインハウス】見学、専用バスとエレベーター込みの料金は、こちらのホームページに掲載されています。日本の旅行会社で申込の場合、ミュンヘン発着のオプショナルツアーが催行されているので、確認してください。





■ケールシュタインハウスにはレストランがあります
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月20日

ベルヒテスガーデン【ケーニヒ湖】

複数の市販ガイドブックには【ケーニヒス湖】Konigsseeと記されていますが、観光局が用意するブローシアには"ケーニヒ"湖となっています。現地のひとの発音では、"ケーニッヒ"と聞こえましたので、ケーニヒに統一しました。


008see.JPG今回のアルペンルート取材で、深く心に残りましたのは、現存するチロルの大自然でした。
「ロン・パリ・ローマ」はじめ、マドリッドやジュネーブ…80年代お決まりのコースから、南仏やイタリアの地方都市、北欧などへ足を伸ばし始めた90年代。そして今世紀、インターネットの登場で、どのような小さな町にも光が当たり、欧州の身近さを感じたものです。ところが、私たちには未踏の名所が、まだまだあるのだということを、今回、身をもって感じました。

アルペン街道東端にあるドイツ【ベルヒテスガーデン】は、同じ山岳リゾートでも、世界の富が集まるスイス・サンモリッツとは一風異なり、豊かな自然と優しさにあふれた、"チロル"らしい町。

雪解け水があふれるこの時期。美しい水が町へと注ぎあふれ、春本番を迎えています。オーストリア・チロル州とは、少し趣きも違って、「ここが、ドイツ?」と再確認したくなる田舎町です。

ベルヒテスガーデンでは、"ホテルレストラン"といわれる、ペンションとプチホテルをあわせたようなカテゴリーのホテルに滞在しました。高台のホテルからのぞむ、バッツマン山は、残雪をたたえ美しく、空気が驚くほど澄んでいて、鳥のさえずりで目を覚ますのです。

チロリアンの衣装(正式には、バイエルン地方の民族衣装で「ディルンドル」という)を身にまとい、現地を案内してくれたのは、ハイジさん(本当は、"ハイディー"Heidiと呼ぶみたい)という名の、イーグルネストガイドの女性。漫画「アルプスの少女ハイジ」の主人公ハイジとは、ちょっと年齢もサイズも違うけれど、私、彼女のひたむきなガイディングに、本当に心打たれました。
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**eメールを交換しあった、イングリッシュスピーキング・ガイドのハイジさん


そんな素朴さが残るベルヒテスガーデンでは、感動の湖【ケーニヒ湖】Konigsseeと、ヒトラーの山荘【ケールシュタインハウス】、岩塩抗ツアー、それに市内散策etc…と、盛りだくさん。万歩計を持参した諸氏によれば、2万歩〜2万5千歩は歩いたといいますから、なんとも健康的です。

muc6 300fune.jpg【ケーニヒ湖】では、船に乗って、湖上を遊覧。船の舵取りをするドイツ人男性が、乗客にマイクをもって話す内容は面白いらしく(残念ながらドイツ語で、わかりませんでした)、大きく笑いをとっていました。
湖畔には早春の緑をたたえた山々と、そして残雪の頂き。湖は、透明かと思いきや、ミネラルが豊富なせいでしょうか、鮮やかなエメラルドグリーンです。

005toran.JPG湖上中央で、船長がおもむろにトランペットを取り出し、岩肌に向かって音楽を奏でました。エコー・ブロウイング、"こだま"です。あの神聖なる調べは、何という曲なのでしょう。トランペットの音が、岩にあたって、こだまとなって返ってくるのです。あまりにも荘厳かつ清廉で、私、涙が出ちゃったの。
**台を置いて一段高いところから、岩肌向かってトランペットを吹く船長。残念ながら、少しわかりづらい画像ですが、お許しください)

(はら…、泣いているのは私だけかしら)と、涙もろくなったこのごろの自分に、(年のせいかしら??)とも思っていたら、「ドイツ人のご婦人も、涙を流していた」と同行のひとがいいます。自然は、ひとの心を動かします。水も空気も澄む湖で、トランペットの音色がこだまする…。それが、ケーニヒ湖です。

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**日帰りハイキングも可能。湖のなかほどには、教会やレストラン、土産物店があり、下船して休息できます。ナショナルパークの案内所もある
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**湖岸には船の停泊所がいくつも。湖上ウェディングも人気だとか



■全長8キロの美しい湖【ケーニヒ湖】のサイトは、http://www.seenschifffahrt.de
■ハイキングを楽しみたいなら【ナショナルパーク】のサイトを、http://www.nationalpark-berchtesgaden.de





■5月20日は成田空港開港30周年の日…
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2008年02月11日

ダムヌンサドゥアク【水上マーケット】

297coco.JPGバンコク市内から車で1時間半。ホアヒン方向へ、再び塩田を窓外に、車をひた走ると、ラチャブリ県、ダムヌンサドゥアクの【水上マーケット】に到着します。

**今回、取材にご一緒したのは、写真家の高嶋さん(左)と航空新聞社の高岸さん(右)

293coco.JPG今回、パンダバスという現地発着オプショナルツアー会社が催行する混乗ツアーに参加。水上マーケットは、こうしたツアー会社に参加するのが、一番てっとり早くリーズナブルといいます。
朝7時のホテルピックアップ、昼食なしで、ツアー代金は大人ひとり800バーツ。水上マーケット到着前に、「ココナッツファーム」に立ち寄り、実演をみながらトイレ休憩します。

416200300.JPG水上マーケット到着後、手漕ぎボートに乗って露天が並ぶ水路をめぐります。いろいろなツアー会社が斡旋しているようですが、欧米人の多くは電動ボードを利用してました。手漕ぎと電動が、ラッシュよろしく、ぶつかりあいながら、狭い水路を行き交います。一方通行なんていうルールはなく、よくも事故なく互いがすれ違うな、と感心。欲しいものがあると、脇の商店で交渉しながら値段を決めて購入。船上で営む民もいて、しかも、油ものを揚げたり、調理していますから、これも凄い。

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水上マーケットは、もとは市民の台所として発達しましたが、文明の発達とともに衰退。それを政府が、文化保存と観光客誘致のため保護をしたことで、こうやって今でも見学できるというわけです。

私たち取材班は、日本からの女子大生卒業旅行組とひと組の団塊夫婦のグループにjoin、なんとも楽しいひと時でした。
ラベル:タイ
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2008年01月27日

ホアヒン【チャッチャイ市場】とナイトマーケット

アジア各国で、あの強烈なパワーを感じ入るのが、市中のマーケット(市場)とナイトマーケット(夜店)でしょう。

■【チャッチャイ市場】
055market.JPG今回、タイ・ホアヒンで、市中心部にある【チャッチャイ市場】を訪ね、庶民の台所を取材しました。
チャッチャイ市場の歴史は古く、1926年、クライカンウォン宮殿を建立したラマ7世を讃え造られたと伝わります。店番をするローカルのひとたちの後ろには、プミポン国王のカレンダー♪
みな、国王さまを本当に愛しているのです。(このところの体調不安から、国王のお身体を案じるひとが、実に多い…)

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■【ナイトマーケット】
097nightmarket.JPG【ナイトマーケット】は、夜6時くらいから11時くらいまで。
Tシャツや雑貨、民芸品などが、ところ狭しと並びます。ですから、外国人も多く、エキサイティング。購入したのは、携帯にぶら下げるマスコット人形と美しいカービングの蝋燭。
値段は何でも「交渉」。
蝋燭は、みんなでまとめた数でかけ引き。この"かけ引き"が、ナイトマーケットの魅力です。

**カービングの蝋燭は、可愛い丸型のケースに収められて、1個75バーツ

103rose.JPG今回、ホアヒン・バンコクとガイドを務めてくれたツアーガイド会社エイペックスのMs.ローズは、実に優秀な女性。
遅い時間まで笑顔を絶やさず、日本語も堪能。
「知っていますか?…"どんだけ〜"」と、やってみせてくれるので、大爆笑で大ウケ。ついつい、私も添乗員時代を思い出し、「ローズ、もっといいのを教えてあげる。"こんなのカンケーねえ〜、こんなの…"と、オッパッピーまで全編ご指導。

そしたらね、ローズは、可愛い8歳の坊やのお母さん。生まれ年も私と同じ、ナインティーン・シックスティファイブだったので、本当に大好きになりました。美人でね、気立てがよくって、愚痴もこぼさない。そんな貴女が、とっても大好きになりました。
ローズ、これからも、日本のお客様を楽しませて、喜ばせてあげてください。



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ラベル:タイ ホアヒン
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2008年01月23日

バンコク【チャオプラヤー川】

溜まったブログを書き始めていますが、ちょっと小休止。
今回は、最後に離団して、チャオプラヤー川ほとりのオリエンタルホテルで延泊してから帰国しました。
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悠々と流れる大河を前にすると、いろいろなことが想い出されたり、抜け落ちていったりします。市街地の形成には、河口近くが要衝となって発展した歴史があります。だから世界中、大きな都市には、必ずといってよいほど川が流れていますよね。川の周りには多くのひとが昔から集い営んだから、そんな"気"のようなものを、敏感に感じることがあるのです。

356200250.JPGホテルのマークが染められた旗をなびかせ、渡し舟が往来する夕暮れの姿は、なんとなく寂しい。メルマガでも触れましたが、船に揺られているときに、何かハッと目覚めるものがありました。ふと、強いエネルギーかテレパシーが、降りてくるような感覚です。

夕陽の落ちる対岸も、また、美しいものでした。
しばらく留守をしていたものですから、帰国後、難事が重なりました。事後の始末や溜まった仕事、それに信じていたひとに裏切られたりと続くものですから、ふっと川の光景が蘇ったのです。

「女」は、強くなければ生きていけない。優しくなければ、生きている資格がない。男も女も、一緒です。
ラベル:タイ バンコク
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2008年01月20日

バンコク【クィーン・シリキット公園】

こんにちは、旅行作家の千葉千枝子です。
久しぶりのブログ更新。第一弾は、【The ORIENTAL BANGKOK】の客室デスク、机上から、持参のPCでお届けします。


2008年初の海外取材はバンコク、そしてホアヒンを巡るタイの旅からスタートです。
1月19日(土)TG641便で成田を発ち、一路、バンコクへ。向かったその先は、タイ国女王陛下のために昨年開園した、バンコクの新名所【クィーン・シリキット公園】。

Hua Hin1 015b.jpg場所は、バンコク中心部の北、チャトゥチャク公園に隣接。一般公開(無料)されていますが、まだ最新の地図にも掲載されていない、まさに"新名所"です。広大な敷地のなかには、見事な西洋庭園やタイ国内の樹木が茂る温室。女王陛下の作曲にあわせて水しぶきをあげる「踊る噴水」、などなど。植物好きにはたまならい、内外の施設が充実の、知る人ぞ知る公園です。

**こちらが資料館の内部。聡明な笑顔、美しいシリキット王妃のお写真が。

Hua Hin1 019b.jpgこの日、歓迎ムードのなか、見学後に催されたハイティーの席。野外の素敵な仕立てでしたが、何しろ蚊が多い。。
タイの蚊には、タイの虫除けが効くらしい。日本から持参の虫除けスプレーでは、効き目も薄。ということで、とりあえずレモングラスを焚いてもらいました。


■クィーン・シリキット公園の詳細は、後日、オールアバウト記事でご紹介します


ラベル:タイ バンコク
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2007年03月14日

プーケット【エレファント・サファリ】

プーケットでの滞在中、ゴルフをはじめ、ピピ島1日観光や半日エレファント・サファリなど、各種エクスカーションが、クラブメッド・プーケットには用意されています。

mampht.jpgそもそも私たち日本人旅行者は、「オプショナル・ツアー」という和製の言葉に慣れていますが、クラブメッドやクルーズ、一般の在外ホテルでは、そこを拠点とした特別観光のことを総称して「エクスカーション」と呼んでいて、専用のデスクが設置されています。

今回の目玉エクスカーションは、念願の、子連れエレファント・サファリを体験!(チェンマイでの感動を、ぜひ息子に)との想いが、早くもついに、叶いました。

**取材を前に機材を調整。。愛用している一眼レフは、キャノンEOS kiss。



■半日エレファント・サファリ
sonteu.jpg9時にクラブメッド・プーケットを出発!
ソンテウ様(荷台付きのトラックで、おそらく60年代式の、ホンダ)の乗り合いバスを貸切に、一路、サファリパークへ?と思いきや、英語を操るタイ人に、「まずはTemple(寺院)」と言われ、お寺を拝観。

**荷台に座って、砂ぼこりの街並みを走り抜ける。。

saru.jpgサファリパーク【アイランド・サファリ】へ到着すると、◎タイ料理教室◎OXカート・ライディング◎モンキー・ショー◎エレファント・ライディング、以上のメニューがあると知らされる。

**横柄で、ビジネスライクなプーケットの猿と、手をつないで記念撮影♪


suigyu.jpgタイ料理の教室といっても、調理台で若いタイ女性が、【ソム・タム】という料理の作り方を教えてくれ、私たちが試食するというもの。
若いパパイヤ(緑色)のスライスに、すり鉢ですった旨味(パームシュガー、ナンプラー、赤唐辛子、にんにく、干し海老、ピーナツ)をあえたもの。辛味がきいていて、お酒のおつまみ風。
(食べちゃって、画像がありませ〜ん)

oxmam.jpg牛車に乗せられ周遊後、実際に水牛の上にまたがったり、象の背中に乗って山道を歩いたり。。(でも、チェンマイほどの規模やネイチャー感がなく、ママはちょっと、無感動)

しかも、こちらの"象づかい"、ちょっと商業的。クワのような棒で、何度も象さんの頭を叩くものだから、私も息子も「かわいそう。。」と目をあわせた。外国人観光客が多いプーケットだけに、仕方がないか。。

zousanblog.jpgしかし、こうしたことも"めぐりあわせ"と思った私。

昨年暮れから、チェンマイ→バンコク→プーケットと、タイの観光都市を、ひと冬で南下。時が経つことで、良いことも、悪いことも流転していることを痛感。
何はともあれ、貴重な体験を息子にさせてやることができた!公約を果たす。これは、私にとっても大きな収穫でした。

(それにしても、象さんの歩く道には大量のゴミ!過酷な労働だな〜と、同情しきり。。)


■アイランド・サファリツアーのホームページは、http://www.islandsafaritour.com


エレファント・サファリin【チェンマイ】vol.1
エレファント・サファリin【チェンマイ】vol.2
エレファント・サファリin【チェンマイ】vol.3




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2007年01月20日

バンコク【ジム・トンプソンの家】

■昨年、大晦日から正月にかけて発生した、バンコク連続爆弾テロ。いまだ、全容解明には至っていないものの、11日から渡泰、状況をみるにつけ、市内は至って平穏で、市民は日常の生活を支障なく営んでいる様子が、はっきりと見てとれました。
渡航の是非を懸案している方も多いでしょうが、旅行会社各社も平常どおりの送客を行っております。


ジム・トンプソンの家
jims.jpgタイ・シルクの魅力にとりつかれ、タイの地で一大事業を成し遂げたジム・トンプソンは、1906年生まれのアメリカ人です。

染色家としても知られた彼は、軍隊を退役するまでバンコクに勤務し、その後永住。プリント模様のタイ・シルクを生み出し、その美しさと機能性を、世界に広く知らしめた功績で知られています。

housejim.jpg地勢柄、紛争が絶えない当時のタイで、ジムは貴重な歴史的美術品を収集。彼のコレクションにより、国外へ持ち出されることなく温存された、国宝としても価値ある美術品が、とりわけ多いと言われています。

現在開放されている【ジム・トンプソンの家】には、生前、彼が集めた美術品や、シルク・プリントの版などが展示されています。

**ジム・トンプソンのトレードマークは、タイ式住居に見られる鉄門を模したもので、館内にそのモデルとなる門扉が残っている。。

jimshouse.jpg彼は、セカンドハウスを含め、タイ国内に6軒を有していましたが、どれも東洋と西洋の見事な融合のインテリアで、来客を魅了させました。

私が見学して、特に気に入ったのが「尿瓶(しびん)」。各部屋にパウダールームを持つ習慣がないタイで、ゲストルームなどには中国製の陶器の尿瓶を用意させ、使用させていたようです。

**路地の奥まったところに「ジム・トンプソンの家」が佇む。案内係を待つ間、人形劇を見るスペースが用意されている。

jimsorigami.jpg蛙を模したものなど、形態もさまざま。チャイナの「尿瓶」は、重要なインテリア家具となっているのです。

ジム・トンプソンは、1967年、マレーシアのキャメロンハイランドで、謎の失踪をとげ、行方知れずのまま今日に至ります。タイを愛した、元アメリカ軍人の、ミステリアスな末期といえるでしょう。

**私を案内してくれた日本語ガイドさんは、来日の経験はないのだそう。新聞チラシを切り裂いて、可愛いオリガミを私にくれました。亀とか、ウサギとか、タイの鶴はバタバタと羽を動かせるよう折るのだそう。。

■【ジム・トンプソンの家】の公式ホームページは、http://www.jimthompsonhouse.com
ラマ1世通り(6番地ソイカセムソン2)
開館時間は、9:00〜17:00
**入場料は100バーツ。
日本語のガイドが、館内を案内してくれます(約30分)。館内の撮影は禁止。大きなバッグなどは、ロッカーに預ける仕組みです。

ショップも併設。タイシルク製品が多数。
VAT付加価値税のリファンド用紙を記載してくれますが、パスポートが必要。

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2007年01月16日

【ワット・ポー】in バンコク

■ワット・ポー寺院 Wat Poh
poh5.jpg「寝そべる大仏」で有名な、ワットポー寺院を撮影のために見学。礼拝堂に安置されている、大寝釈迦仏の美しい微笑みに、あらためて感動!全長46メートル、土踏まずのない扁平な足の長さは、約5メートルというから驚きです。

**ワット・ポーの拝観料は50バーツ。別料金でガイドをお願いすることもできる。写真の撮影可能な、数少ない寺院のひとつ

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足の裏の螺鈿細工も素晴らしく、「よくぞ、このような大きな仏像を造ったものだ」と感心。。。していると、足裏の脇に、お賽銭箱を発見!
これ、20バーツ紙幣を箱に入れたら、コイン入りのボウルを受け取るしくみで、賽銭のための"スモール・チェンジ"。ボウルのなかのコイン数は、無作為。煩悩の数と同じ"108"個の容器に、コインを1枚1枚、賽銭して歩くしくみ。コイン数が、もし108ぴったりなら、願い事が叶うらしい。。

**で、私。信じられない!108個、ぴったりでした。本堂内では靴を脱ぎ、裸足で拝観する

poh1.jpgここワット・ポーは、タイ式マッサージの総本山でもあります。

古くから伝わるマッサージの秘儀が、壁面に遺されているのです。マッサージ師養成のためのスクールも併設。こちらの卒業生は、エリート・マッサージ師になるのだそう。。

■ワット・ポーのホームページは、http://www.watpho.com
(拝観料は、ひとり50バーツ)
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする