指宿いわさきホテルで朝食をいただいたのち、車で30分ほどで特攻のまち知覧に到着しました。近づくと沿道には石灯篭が並びはじめ、その先に
【知覧特攻平和会館】があります。太平洋戦争末期の沖縄戦において日本軍は、「特攻」という人類史上類のない悲惨な攻撃が繰り広げられた ことを皆さんは歴史の教科書でご存じでしょう。その隊員たちが飛び立った場所が知覧(ちらん)であることを知る若い人は、今は少なくなりました。到着後すぐに、語り部による講話が視聴覚室で行われるというので飛び込みました。
語り部の方は、母親がかつて「なでしこ隊」で特攻隊員と交流があったといいます。スクリーンいっぱいに映し出された若者たち。彼らを桜の枝で見送るなでしこ隊の女学生らの話や隊員らから「おかあさん」と慕われた富屋食堂の鳥Mトメさんの話を伺うにつれ、自然と涙が溢れでました。
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