2022年07月28日

おすすめの一冊【KIT教育改革の軌跡〜激動八千日〜】

今から約10年前、石川・金沢で自身が登壇した観光テーマの講演会でお目にかかりました金沢工業大学名誉教授の石川憲一先生とは、その後もお年賀状等で親交を続けさせていただいております。石川先生監修のもと著された【KIT教育改革の軌跡〜激動八千日〜】(発行:金沢工業大学 著者:杉村裕之 監修:石川憲一)をご献本賜りました。

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大学設置基準の大綱化に端を発した大学改革は、90年代以降、そのうねりのなかで大学現場が多くの課題に直面したのは言うまでもありません。
自らの理念・目的のもとに学術の発展や地域社会の振興を推し進めるなか、こと地方の私立理工系大学におかれては、未来像のデザイン描写がいかに重要で、かつ壁の高いものであられたかを痛感させられる一冊でした。少子化で学生数が減少しているなか、私立大学は生き残りをかけて、さまざまな取り組みをしております。拡大路線を歩んだ総合大学が今、岐路に立たされていることを、身をもって感じているだけに、本著から多くのヒントをいただきました。

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ラベル:金沢工業大学
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2022年07月12日

おすすめの一冊【会津の郷土料理】

「道の駅ただみ」で売られていた【会津の郷土料理】(歴史春秋出版 著者:平出美穂子)が、手にとってめくってみると、それぞれの郷土料理の作り方・由来がとてもわかりやすかったので、一冊、買って帰りました。1100円でした。

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平家の落人が移り住み、山林や山菜など産物を共同管理するようになったことから周辺集落はかつて、裕福な暮らしをしていたといいます。
「こづゆ」や「おひら」、にしん鉢に収められる「にしんの山椒漬け」、「はっとう」などなど、ただ旅館や食事処でいただくだけでなく、その作り方や由来を知ると、とても貴重なお食事と感じるから不思議です。

食からわかる郷土の歴史。こうした食文化の伝承や体験が、地域のリピーターを生んでいくのではないかと考えています。

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2022年07月01日

おすすめの一冊【マザー・テレサに導かれて愛をつなぐ奉仕活動〜動機、心構え、振る舞い、コミュニケーション〜】

今月のおすすめしたい一冊が、母校の恩師・田中拓男先生がお綴りになられた【マザー・テレサに導かれて愛をつなぐ奉仕活動〜動機、心構え、振る舞い、コミュニケーション〜】(リーブル出版)です。

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マザー・テレサの言葉マザー・テレサの詩「人生とは」から引用 

人生とは悲しみです。それを乗り越えてください。
人生とは苦労です。それを受け入れてください。
人生とは悲劇です。それを慰めてください。
人生とは冒険です。それを思い切ってやってください。
人生とはです。それを作ってください。
人生とはあまりにも貴重なものです。それを壊さないでください。
人生とは生きることです。戦い抜いてください。



恩師には、卒業後も本当にお世話になりました。こうして気づきをいただきました。感謝申し上げるばかりです。
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2022年06月21日

おすすめの一冊【感動経験を創る!ホスピタリティ・マネジメント】

山口一美先生のご著書【感動経験を創る!ホスピタリティ・マネジメント】第3版(創成社)を、今日はおすすめさせていただきます。

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私ごとですが淑徳大学入職後、ホスピタリティ・マネジメント科目を2クール(2016年度・2017年度)担当させていただきました。
当時、適切な参考書がなかなか見つからず苦労した記憶があり、そのなかで辿りついたのが山口先生のご著書でした。
山口先生とは今から10年前、神奈川県庁の観光審議会でご一緒させていただいてからのご縁です。
諸外国で知見を深められるなどして、地に足つけてホスピタリティを追究される姿勢に、私自身、大変学ばさせていただいております。

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2022年04月03日

おすすめのCD【Song My Mother「思慕」】byラッツパック・レコード

男が最後に想うことは、母の面影―――。おすすめのCD【Song My Mother「思慕」】(企画・制作ラッツパック・レコード)をご紹介します。
このジャケットを飾る昭和を代表する俳優の3人。なかでも「仁義なき戦い」(秋田慎治)は、心に響く一曲。愛車で運転しながら聴いています。
広島・呉をおもいます。

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多くの素晴らしい方々に支えていただき、今の自分があります。
人の生き様とは、不思議なものです。年齢が増すとお顔にも、その軌跡が刻まれ、尊い歩みの方や卑しさをまとう方、いろいろであると気づかされます。
働く女性として尊敬する大先輩から、近ごろお使いにならないお着物や帯をいただいております。こちらは錦糸の帯で、つい最近、お譲りいただいたものです。黒地のCDジャケットが映えますので、一緒に撮ってお届けします。




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2021年03月28日

おすすめの一冊【歌集 清流】

あの音楽紀行の著者・坂本康子さんが「四季おりおり、旅先や音楽にふれて紡いだ言葉」を副題に歌集【清流】をご発表され、まとめられた一冊です。表紙は、画家・伊藤彰規氏の「G・フォーレのエレジー」。清流のタイトルにぴったりです。

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心に残った一句を、紹介させていただきます。

  今は無き世界一周航路にて
   パンナム機の銀はばたけり(坂本康子)


ほかにも名句はたくさんあるのですが、旅の世界に生きる坂本さんらしい一句です。
私の初めての渡航がパンナム機でした。

旅行業に長年従事された著者。その旅行業界を見渡すと、絵画や書、音楽、写真や手芸等に精通した人が多く、きっと国内外の”本物”をたくさん鑑賞したことによるものではないか、と感じています。
坂本さんの著した音楽紀行シリーズを読めば、なおさらと実感されることでしょう。

新型コロナウイルスで旅行業は壊滅的な状況ですが、それでもなお、前を向いていこうとされているのを、業界の方にお会いするたび感じています。こうした時期の応援歌でもあるようにおもいます。
今の時間を、焦らず悲観せず過ごしていくのが大切のように、詠まれた句で感じました。




ラベル:旅行業
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2021年03月21日

おすすめの一冊【日本と台湾 真実の戦後史】

松本ケ彦(まつもと・あやひこ)先生が著した「日本と台湾 真実の戦後史 ー語られなかった断交秘話ー」(ビジネス社)を読みました。
門田隆将先輩が推薦の辞で「(松本先生は)日台政治史の生き字引である」と語られています。1972年の日中国交正常化の瞬間に、台湾に居合わせたことが、本著の出発点です。

先生に初めてお目にかかったとき、確か2004年のこと。その話を直接うかがいました。自身が台湾の本を出版した折、出版元へ私のことを尋ねてくださったのがきっかけです。
以降、日本と台湾の架け橋として、政治面のみならず桜の植樹やマラソン大会の創設など物心共に尽くされてらっしゃるのを間近で拝見して参りました。これら全てのご活動が、この一冊に網羅されています。

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東日本大震災発生のとき、先生が主催する桜植樹の台湾訪問団に、私も母校を通じてお誘いを賜りましたが、残念ながら仕事の都合でご一緒できませんでした。日本が震災に見舞われたことを台湾で知ったことなども、本著では綴られています。松本先生ご帰国後に電話で連絡を取り合ったことが思い出されました。確かそのとき、私は東北・被災地にいました。
台湾からは外交褒章を、2016年には日本の外務大臣表彰を受けられました。今も国交がない台湾ですが、一番「近さ」を感じます。



ラベル:台湾
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2021年01月21日

おすすめの一冊【私とクルーズ 半世紀を振り返って】

日本のクルーズ業界のゴッドマザー。
ご著者は、まさにその言葉「ゴッドマザー」が似合う、私がこの業界で心から尊敬する木島榮子さんです。(ちなみにゴッドマザーとは、クルーズ用語で命名者。船は貴婦人=女性ですから、マザーとなります)。そしてあの、ダイヤモンド・プリンセス号の、日本誘致、日本発着クルーズを実現させた立役者こそが木島さんなのです。
新型コロナウイルスの洋上感染の報道が記憶に新しいかもしれません。悪夢のような出来事でした。ですが、ここまでの道のりはけっして平たんではなく、まだ女性の地位が低かった時代からクルーズ業界、観光業界に多大なるご貢献をされてらしたことに敬服します。現場経験、経営手腕、そして業界貢献のいかなる点でも、右に出る女性はいないといえます。

本著【私とクルーズ 半世紀を振り返って(海文堂)】には、日本市場におけるクルーズの普及に尽力された木島榮子氏の半生が綴られています。存じ上げるかたばかりが本文に次々と登場するものだから、あっという間に読み終えました。
兼高かおる先生に始まり、ジェッツツアー時代の野田省三さんやワールド航空サービスの菊間潤吾さん、JATAなど業界関係の方々、そして坂本康子さんはじめJWTC日本旅行業女性の会の方々が名を連ねており、時代時代を丁寧に記されています。私事、JWTCへの入会時には木島さん、そして鈴木光子さんからご推薦をいただいた、というご縁もあります。

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国は、昨年10月、新たに船内感染防止のガイドラインを策定しています。それをうけ船会社は、国内クルーズから徐々に再開を始めており、多くのクルーズファンが先々まで予約お申し込みをされています。すでに航海に出た船もあり、感慨ひとしおです。

クルーズ業界は日本においてはいまだ未開拓市場であり、将来が期待されるマーケットです。そのパイオニアが著した一冊。ぜひ、お読みになられてみてください。そしてコロナ禍にあっても撓まず屈せず、いつまでもお元気で、業界の、そして私たちのゴッドマザーで居続けていただきたいと願っています。

ラベル:クルーズ
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2020年07月08日

おすすめの一冊【国際退職移住とロングステイツーリズム】

ノートルダム清心女子大学の小野真由美先生が上梓された【国際退職移住とロングステイツーリズム】(明石書店)。文化人類学や観光学の視点から、マレーシアで暮らす日本人高齢者を描いた貴重な一冊です。

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院生時代からのお付き合いで、研究に精魂傾けるお姿が印象的でした。
博論をベースにまとめ上げられた本著は、巷でいう「ロングステイ」や「海外移住」を追究され、学問として体系化されたことに心から敬意を表します。ご取材やご執筆には、たくさんのご苦労があられたことと拝察します。大きな成果を世に残されました。

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2020年02月04日

おすすめの一冊【体験と提案 とおる政治覚書ー政党、鍛錬のすすめ。僕の「車中八策」ー】

私の文章の先生が著した一冊です。
【体験と提案 とおる政治覚書ー政党、鍛錬のすすめ。僕の「車中八策」ー】(寺井融著/桜町書院)は、著者ご自身の貴重な体験談、交流録で構成されています。読ませる文章、惹き方が流石の感で、あっという間に楽しく面白く、完読しました。皆さんがご存じの方ばかりが登場しているのも、面白さを誘います。

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こうした角度でお顔が「見える」著し方、口語挿入の店舗よい表現、エピソードと提案は稀少なスタイルとおもいます。勉強になります。
フィクションの小説や成功指南のビジネス書とは一線を画す面白さで、登場人物を配慮する丁寧な一冊という印象を得ました。










ラベル:政治 書籍
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2020年02月01日

おすすめの一冊【ホテル・旅館のビジネスモデル ーその動向と将来ー】

今日紹介させていただくのは、【ホテル・旅館のビジネスモデル ―その動向と将来―】 (大野正人著/現代図書・星雲社)です。

宿泊ビジネスに欠かすことができないホテルと旅館。これらのビジネスモデルを体系的に学べる良書が意外と少ないなか、本書は大学教育のテキストとしてはもちろん、民泊やグランピングなど今後、新規で宿泊ビジネスを検討している企業人にもおすすめの一冊です。

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A4変形のテキストスタイルで、データ等の資料も見やすいソフトカバータイプです。長年、ホテル・旅館の調査・研究をされ、観光全般にも造詣が深い著者の、豊富な知識が凝縮された一冊です。アマゾンでも販売されています。




ラベル:ホテル 旅館 書籍
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2020年01月30日

おすすめの一冊【エアライン・ビジネスの魅力 ー夢に向かってキャリア・アップー】

空の仕事への憧れは言いようもなく、今昔、不変のものと感じます。

タイトルの、【エアライン・ビジネスの魅力 ー夢に向かってキャリア・アップー】(山口一美著/創成社)に、そのすべてが詰まっています。
昨年11月に発行後、早速、将来航空産業に就きたいと語る教え子に、購読を勧めました。

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日本航空の客室乗務員を経験され、航空分野、特にホスピタリティ・マネジメントにおける学術業績も豊富な著者だけに、学びはもちろん読み物としても面白い一冊です。新書版なので、バッグに入れて電車のなかでも読むことができるのが嬉しい点。歴史的にも貴重な画像が、随所にちりばめられています。おすすめの一冊です。











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2019年09月05日

旭川【三浦綾子記念文学館】を訪ねて

去る9月上旬、旭川空港でレンタカーを借りてすぐ、ラジオから流れてきた聞き覚えのある美声。
番組サバーイサバーイタイランド【Sabaai Sabaai!Thailand
82.5メガヘルツ、FM NORTH WAVE エフエム ノース ウェーブの番組ディレクター、城野さんでした。
「ああ、城さん!」

懐かしいなとおもいながら、旭川で少し時間があったので、【三浦綾子記念文学館】に立ち寄りました。
三浦綾子さんの小説は、若いころ、たくさん読みましたが、あらすじのほとんどを忘れていました。文庫本「塩狩峠」を買って帰りました。
どちらも数回、30年前に既読したものです。

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帰京してから、一気にAmazonで買いました。
「氷点」上下巻、「泥流地帯」上下巻や「天北原野」もです。
なかでも「泥流地帯」は、何か東日本大震災に通ずる光景にありました。きっと今、読み返したからでしょう。泣けました。

時代を超えてなお、泣ける小説が、とても奇特です。今の若い人たちにもぜひ、読んでもらいたいと感じます。

ラベル:北海道
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2018年11月01日

おすすめの一冊【古窯曼荼羅】

山形かみのやま温泉の老舗旅館 日本の宿 古窯(こよう)の二代目女将 佐藤洋詩恵さんが著した一冊【古窯曼荼羅(こよう・まんだら)】(深夜叢書社)を、今日はご紹介します。
2018年6月に発行されたもので、出版後、瞬く間に評判になりました。

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日本旅館の女将の鑑ともいえる洋詩恵さん。
古窯さんとはご縁をいただいており、初代女将の幸子様には以前、日本旅行作家協会に所属していた当時、大変お世話になりました。
その古窯さんが1985年から欠かさず発行している手書き風広報誌「古窯かわら版」は、毎号欠かさず送ってくださりまして、楽しみにしています。
読者であるお客様を、心から大切にしているのが伝わります。

本書は、そのかわら版のエピソードや、お客様への思いを込めた一冊です。
洋詩恵さんの墨字は特長があり、お綺麗で、とにかくお返事が早く、とてつもない努力家であられることを感じさせます。

ぜひ、この一冊、ご覧になられてみてください。
きっと間違いなく、かみのやま温泉 古窯へと誘われることでしょう。館内の著名人による”らくやき”を愉しみに。



ラベル:山形県 旅館 書籍
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2016年04月10日

おすすめの一冊 【本音でミャンマー】

今回の、おすすめの一冊は、【本音でミャンマー もうこの国の建前論はいらない】(カナリアコミュニケーションズ)です。最後のフロンティアと言われるミャンマーに関連する本が、近ごろ目白押し。著者は幾度となくミャンマーを訪ねられていますが、最近の変貌ぶりには目をみはるものがあると言います。

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ミャンマーにご興味がある方、今からビジネスをと考えている方におすすめします。




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2016年04月03日

おすすめの一冊 【ヒマラヤにホテルを三つ ネパールの開発ビジョンを語る】

今回のおすすめの一冊は、宮原巍さんが自ら執筆された【ヒマラヤにホテルを三つ ネパールの開発ビジョンを語る】(中央公論新社)です。テレビでも紹介されたりしているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

お若いころヒマラヤに魅せられ、ヒマラヤ観光開発株式会社を日本に設立。「ホテル・エベレスト・ビュー」や「ホテル・ヒマラヤ・カトマンズ」などを手がけられた草分け的存在で、実力派です。ひょんなことから、遠くご縁をいただきました。

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2015年発行で、かなり以前に入手していたのですが、やっとゆっくりと読むことができました。ご一読されてみてください。生き様に驚かされます。





ラベル:ネパール
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2015年10月19日

おすすめの一冊【民社育ちで、日本が好き】

筆一本で食べていく。簡単なことではなかったのですが、それでも何とか形になってきました。観光を、時代が後押しもしてくれました。
ここまで自身を育ててくださった方、恩人と呼びたい方が幾人かおりまして、そのうちのおひとりが纏められた一冊です。私が手にしておりますのは、【民社育ちで、日本が好き】(展転社)。私にとって文章の先生でもあります著者の方。ですが、先生にも師がおられます。大学でも文章の書き方を教えるほどの方が、以前、打ち明けてくれました。読後感想に、そのお方はきっと「お美しい方なのでしょうねぇ」と申し上げます(笑)。宿題は千字とのことで、朱入れの箇所をワンポイントとして文末に添えておられます。いえいえ、随所に奥様を大切に想われる気持ちを著しておいででした。これまで、あれこれうかがったエピソードが、軽妙なテンポで綴られています。

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本題は、人脈です。
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ラベル:書籍
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2015年03月05日

おすすめの一冊 星占いなら【星のカルテ】エミール・シェラザード

星占いの本をお探しなら、集英社の【星のカルテ】(エミール・シェラザード著)をお求めになられて!
私、2015年は運勢もよさそう。「自分の生き方に迷いがないので、人生のサクセスロードを真っすぐに進んでいきます」と、先生。牡羊座の私に、嬉しいことを言ってくださいます。

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ご自身のこともモチロンですが、お相手のことも知りたいですよね。全巻、お揃えがよいかと思います。先生のおっしゃる“ピュアな直球勝負”を、今年も全力投球です。

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2014年02月28日

おすすめの一冊【世界遺産・聖地巡り】

沖縄大学地域研究所発行の【世界遺産・聖地巡り: 琉球・奄美・熊野・サンティアゴ (沖縄大学地域研究所叢書)
】(芙蓉書房出版)は、沖縄を中心に国内外、“聖地”と呼ばれる地を詳しく紹介した一冊で、世界遺産を学んでいる方にもおすすめの一冊です。

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以前、息子たちと訪ねたグスクの数々や、あの斎場御嶽も詳しく綴られていて、希少な著。今、受験勉強からやっと解放された長男が四国お遍路に興味津々でして、ママはサンティアゴ巡礼路に惹かれているので、取り合いですふらふら

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2014年02月12日

おすすめの一冊【大人のまち歩き】

秋山秀一先生が著された【大人のまち歩き】(新典社/秋山秀一著)を、今日はご紹介します。今、空前のまち歩きブームですが、その指南となる一冊。日本全国23ヵ所の、それぞれの魅力を伝える内容で、写真も多くて歩く目線の楽しさが伝わります。

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秋山先生は、NHKラジオ「旅に出ようよ」で旅のプレゼンターとして長らくご出演され、まち歩きの楽しさやご当地の魅力をコツコツ、マスコミ紹介されてこられました。そうしたご努力の、集大成の一冊とお見受けします。

本書で紹介されているのは、高梁市(岡山)・葛飾区/北区/墨田区/千代田区(東京)・栃木市/茂木町(栃木)・結城市/古河市(茨城)・小布施町/飯島町(長野)・成田市(千葉)・小松市(石川)・下田市(静岡)・岡崎市(愛知)・川西町(山形)・津南町(新潟)・三浦市(神奈川)・大多喜町(千葉)・羽生市(埼玉)・坂井市(福井)。あなたの暮らす街が、ありますか?
ラベル:国内旅行
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2014年02月08日

おすすめの一冊【馬を食べる日本人 犬を食べる韓国人】

今日、ご紹介するのは【馬を食べる日本人 犬を食べる韓国人 (双葉新書)】(双葉新書)です。歴史問題からまた、近いのに遠さを感じさせる隣国との、等身大の互いを知る一冊として、あえてこの時期、発行されたのだと感じました。

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馬肉(桜肉)はかねてより食する私ですが、お犬さまは、これまで食したことがありません。とはいえ本著タイトルはキャッチ的で、内容はゆるやかに文化比較論にあります。互いを認め合う時代へ。そうしたメッセージを感じさせる、この時期、この一冊です。ぜひお手にとって、現代(いま)を読み解いてください。





ラベル:韓国
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2014年01月27日

おすすめの一冊【職業としての観光】沖縄ツーリスト55年編

旅行業や沖縄観光にご興味がある方なら、ぜひこの一冊、お読みになってみてください。【職業としての観光】です。沖縄県那覇市に本社があるOTS沖縄ツーリストの55年史ともいえる一冊で、本土復帰以前からの沖縄の観光発展の歴史が紐解ける内容です。

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今年お初の出張、那覇行きの機内で一気に読み終えました。旅行業の企業本は過去、私も手がけさせていただきましたが、著者の方は取材も大変だったこととおもいます。
間もなく那覇空港に新国際ターミナルがオープンしますが、沖縄の発展はまさにこれから。沖縄発の旅行会社が激動の半世紀を乗り越え、生き抜いて、そして大きく花開くときを迎えています。OTSさんの益々のご発展を祈念しております。


ラベル:沖縄県 旅行業
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2014年01月21日

おすすめの一冊【世界一周航空券】

わぁ、ここでお目にかかれるとは。朝日新聞出版発行の【世界一周航空券 Perfect Book 2013-2014】(世界一周堂×地域一周コミュニティ)を入手いたしまして、感動もうやだ〜(悲しい顔)
副題の通り、パーフェクトブックです。

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世界一周をしたい(私も、したい!)方に必読の一冊です。この一冊を下敷きに、そののち多くの世界一周本が出ましたが、こちらが元祖。ぜひ、ご一読ください。



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2014年01月20日

おすすめの一冊【エアラインの攻防】

おすすめの一冊をお届けします。宝島新書【エアラインの攻防】(鳥海高太朗著)です。
私たちは今、一寸先が見えないビジネス環境に、身を置いています。そうしたなかで近未来、将来を予測することは、勝手でありながら大変難しく、慎重になるべき行為と、裏付けに思慮めぐらします。本著は、その点に果敢に挑戦され、中立的に筆を進められたのを感じます。

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機内で一気に読みました。新書は、そうした点でポケッタブルでよいですね。おすすめの一冊です。ぜひ、お手にとられてください。

ラベル:エアライン
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2014年01月15日

おすすめの一冊【世界の美しい空港】

ごめんなさい、空港好きを自認しますダッシュ(走り出すさま)
これ、学生時代からのことなのですが、これまで数々、慣れ親しんだ名エアポートが、一冊に凝縮されていて、感動した一冊です。タイトルずばり、【世界の美しい空港】です。

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欧州は、ドイツやスイスの空港に、かなり萌えを感じていますが、きっちり収められています。グラビア的な変形コンパクトのつくりです。ぜひ、ご一読いただければと思います。
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2014年01月04日

おすすめの一冊【軍艦島入門】

明治日本の産業革命遺産 近代化産業遺産群−九州・山口及び関連地域の一つに、もっとも注目されている軍艦島。その詳細ガイドなら、この一冊でしょう。私の生まれ故郷・釜石市も、橋野高炉跡(三番高炉)のユネスコ登録に大きな期待をしています。

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世界遺産登録に向けて、もっともシンボリックな軍艦島が、この一冊で理解できます。そしてぜひ、訪ねてみたいと感じさせます。おすすめの一冊【軍艦島入門】は、実業之日本社の発行です。ご一読なされてみてください。軍艦島に、魅力と愛着を感じることでしょう。画像も、感じさせます!





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2013年04月20日

おすすめの一冊【ピアニスト】

今日、おすすめの一冊は、「ピアニスト」(仏語原題 Piano chinois/エティエンヌ・バリリエ著・鈴木光子訳/アルファベータ社/1995円)です。日経新聞(夕刊)「目利きが選ぶ今週の3冊」(2013年4月17日付)にも書評紹介され、稀といわれる5ツ星に輝きました。

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2013年04月12日

おすすめの一冊【沖縄観光進化論――大航海時代から大空海時代へ】

沖縄の観光を知るうえで参考になる書物がなかなか見つからない…と感じていたなか、昨冬、綺羅星のごとく登場したのが、【沖縄観光進化論――大航海時代から大空海時代へ】(琉球書房)です。沖縄観光の歴史に始まり、気になる観光政策、地域ブランディングの基本戦略、そして各自治体が注目する観光危機管理について、詳しく綴られた総ページ数345頁という大作です。ご著者は、この春、琉球大学の教授にご就任された下地芳郎氏。観光行政の最前線にいらした方だけに、図版統計資料も豊富です。

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ラベル:沖縄県 観光
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2012年07月19日

おすすめの一冊【アウン・サン・スー・チーはミャンマーを救えるか?】

本日発売の待望の一冊【アウン・サン・スー・チーはミャンマーを救えるか?】(マガジンハウス)を、速報でお伝えします。今世紀最大のビジネスチャンスの国・ミャンマーにご興味がある人はもちろん、知識として持っておきたいなとお考えの方にもおススメのこの本。軟禁と報じられてきたスー・チーさんですが、なんと1エーカー(約1224坪)という広大な土地屋敷のなかで、お手伝いさんやたくさんの警護に囲まれた優雅な状態だったと知らされました。タイトルの…救えるか?の意味が、わかるような一節です。

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ミャンマーには人の「人徳」に当たる「国徳」みたいなものがあるのでしょう。それがなによりもあの国の魅力なのだ(本著より一部抜粋)


非常に読みやすい語り口調で綴られていますから読解も早く、嬉しいことに肩がこりません。ミャンマーの入門書にもなるとおもます。さて、名著「ビルマの竪琴」を受験対策で、早くも小学生のころ手にした私ですが、あれももう一度、読んでみようと思いました。まだ見ぬ未知の国・ミャンマーへ、足を踏み入れたい想いがつのっています。おすすめです。

ラベル:ミャンマー
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2012年07月15日

おすすめの一冊【ローマ字でわかる!初めてのハングル】

この夏、韓国へ旅立たれる方も多いことでしょう。旅のお供におすすめしたいのが、【ローマ字でわかる!初めてのハングル―看板もメニューも、すぐ読める】(知恵の森文庫)です。

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記号のようなハングルに、どうしても戸惑ってしまう私。でも、この一冊があれば怖いものなし。文庫版なのでレストランへ持っていくにも便利、機内で読むにはもってこいですヨ。
좋은 여행 되세요




ラベル:韓国
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2012年05月31日

おすすめの一冊【朝鮮半島問題と日本の未来】

沖縄に関する本をさまざま読んでいます。先日、沖縄大學の先生に送っていただいたのが、姜尚中さん著の【朝鮮半島問題と日本の未来】(沖縄大学地域研究所編集/芙蓉書房出版)という一冊。副題に「沖縄から考える」とあります。震災後の発行で講演採録のため、震災・原発やTPPにも触れており、わかりやすい口語調。大変、複雑な、歴史的な問題もあるわけですが、まずはさまざまな方の意見を聞く・知る・自分なりに考えることが重要だと感じました。おすすめの一冊です。

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朝鮮半島問題と日本の未来: 沖縄から考える (沖縄大学地域研究所研究叢書)
ラベル:沖縄県
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2012年03月04日

台湾の旅行作家【楊麗芳さん】の「没有方向感的 旅行作家」

台北に来ています!
台湾における日本の温泉ブームの仕掛け人ともいわれる台湾人旅行作家【楊麗芳】Windy Yangさんと、台北の阿美飯店でお食事させていただく機会に恵まれました。日本でも有名な方なので、ファンも大勢、特に旅館関係者には馴染みの人も多いことでしょう。そのWindyさんと、二人で食事ができて本当に光栄におもいました。手にしておりますのは、Windyさんのご著書「没有方向感的 旅行作家」です。面白いネーミングですね。

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日本語の本ではないのに、表紙をめくってみると、なんと日本の名旅館の女将さんらがWindyさんを囲むお写真が。旅行作家活動は33年にも及ぶのだそう。日本全国の旅館を訪ね歩き、湯につかるだけではありません。仲居研修を各所で行われた実力派で、その話題たるや、人を惹きつけて離しません。

お店はWindyさんおすすめの阿美飯店。吉林路にあります。台北には数えられないくらい来ていますが(おそらく50回を超えていると思います)、このお店、実に美味しかったです。リピートしそう…。今度は日本で再会したいと思っております。Windyさん、ありがとう!



ラベル:台北 温泉
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2012年01月30日

おすすめの一冊【みちをひらく】

強引ぐMy Way【みちをひらく】と題したB5板の一冊の本。あのカントリーウォーカー第一人者・山浦正昭さんが、旅人活動50年を記念して、素晴らしい一冊を編纂されました。ご夫婦で歩いて日本一周。ゴール予定日は2023年6月9日、スタート地点の犬吠埼を目指します。

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山浦さんとの出会いのエピソードは痛快で、これほど味のある旅人はいらっしゃらないのでは…と思います。尊敬する大先輩で(母校の先輩でもあります)、こちらの一冊には私も一筆啓上させていただきました。なんとメッセージは120人を超えたといいます。私の隣の頁には、山田洋次監督の自筆のお手紙が。いかに山浦さんの生き方が、人を魅了しているのかがわかります。凄い!の一語に尽きる一冊です。
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2011年12月14日

おすすめの一冊【航空と観光】

航空業界、観光業界を志望される学生さんには特に、おすすめしたい一冊が、【航空と観光――観光交通としての航空産業――】(くんぷる/杉田由紀子著/2520円)です。航空業界に関する本はさまざま出版されていますが、学術的なもので観光との検証がなされている本は意外と少ないもの。歴史も産業も紐解ける貴重な一冊で、とても勉強になります。卒論執筆の参考文献にもなることでしょう。

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ラベル:エアライン
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2011年12月13日

おすすめの一冊【ボーイング787まるごと解説】

サイエンス・アイ新書の乗り物系シリーズは、お子さんが読んでもわかりやすい内容ですから自由研究にもおすすめの一冊。【ボーイング787まるごと解説】で、今週末に搭乗する最新鋭旅客機B787を予習中です。

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シアトルでの受領セレモニーで、雨のなかボーイング社の社員がドリームライナーを先導する写真には、思わずじーんときました。いい写真ですね。誕生秘話も随所にまとめられていますよ。


ラベル:エアライン
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2011年09月02日

おすすめの一冊【釜石の記録】

岩手県釜石市在住の写真家で、かつてホテルサンルート釜石のホテルマンだった藤枝宏さんが上梓された写真集【釜石の記録】(心象舎/2800円税別)が、今日、ようやく手元に届きました。噂にたがわず胸を突く一冊で、しばらくは声を出せないほどでした。3.11のその日の、水没した生家が目にとまったからです。
私はこの本の存在を、先月、釜石を訪ねた折りに知りました。会食の席で従弟から聞かされ、その翌日、取材で立ち寄ったホテルサンルート釜石で受付を守るYさんと再会したときにも「もうご覧になりましたか?」と尋ねられ、手に入れたくてたまらなくなったのです。それで帰京後、藤枝さんのホームページをみつけて、注文のメールをいたしました。そのお返事に、どれほど驚いたことか…。

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写真家・藤枝宏さんのホームページ


■続きを読む…
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2011年08月13日

おすすめの一冊 東日本大震災【復興支援地図】

今回の岩手6日間の旅。東北新幹線乗車の直前、田町駅近くの書店で購入したのが、昭文社さんの【復興支援地図】です。その評判は聞いてはいましたが、実に被災の状況がわかりやすく、本当に役に立った一冊。津波被害の黄色いエリアを目で辿り、目頭が熱くなりました。

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岩手内陸の北上を拠点に、レンタカーの運転をすべて私一人が。走行距離は500キロを超えましたが、この一冊のおかげで、とても効率的な動きができました。この画像は、初日と後半に宿泊したホテル ルートイン北上駅前で撮影。岩手も驚くほど暑さが厳しく、そしてこのお盆を目標にさまざまな事柄・・復旧工事等が急ピッチで行われたのだと感じることしきりでした。



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2011年06月24日

おすすめの一冊【千葉氏探訪】房総を駆け抜けた武士(もののふ)たち

今日は、この一冊を手に東北新幹線に乗ります。

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東北地方に多く暮らす千葉姓。その一族の祖・千葉常胤をイメージした騎馬像は、千葉市制施行80周年を記念して創られたものとか。そして千葉神社の妙見様が見守っております、こちらの表紙。右上の家紋・月星紋が北辰を意味します。千葉日報社から出された【千葉氏探訪〜房総を駆け抜けた武士(もののふ)たち】は、千葉氏の研究家の方が綿密な取材のもとに著した貴重な一冊。東北千葉氏のゆかりの地でもあります仙台・国分町からの旅。復興応援第一弾の旅です。いってきます!




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2011年06月14日

丸の内オアゾ丸善・書評コーナーに「シニアライフをより豊かに」朝日新聞+55プラスが

丸の内オアゾにあります丸善・丸の内本店の2階・書評コーナーには、大手新聞各紙の書評や本紹介の記事頁が、随時、切り抜き掲示されています。その一角に設置されました「シニアライフをより豊かに〜私たちのオススメ本です」コーナーに、先般、取材協力しました朝日新聞の【+55プラス】記事が、ポップ&切り抜きで推薦本をナビゲート。私もついつい、一冊買っちゃいました〜。(そのタイトルは「おひとり京都の愉しみ」光文社新書…です。週末一人、京都に泊まる予定です)。

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ちょうど、この日は丸善で、とある編集長さんと待ち合わせ。2階には、東日本大震災の特設コーナーも設置されていました。歴史的な災害を経て、活字のチカラを感じる2011年です。






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2011年03月06日

おすすめの一冊・世界最高位のトップセールスマンが教える【営業でいちばん大切なこと】

旅行会社時代、研修所で同期の仲間と寝食をともにしたことが、その後の大きな励みになっています。ソフトバンククリエイティブから発行されました【世界最高位のトップセールスマンが教える〜営業でいちばん大切なこと】(1300円税別)の著書・小林一光さんは、同期のなかで、ひときわ光る存在でした。

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先日、仕事を頑張る元ラガーマンたちと会食をしました。もちろん、いっこうクンもです。そして彼に一筆、いただきました。「一日一生」。
本当に素晴らしい言葉です。毎日を一生懸命、生きること。そんな頑張りで、私たちの今日があります。私も、誰もが現役セールスマン。日々、自分自身を買っていただいているのです。ぜひ、書店で購入してご一読ください。外資の世界でトップを極めたオトコの一冊です。


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2011年02月10日

おすすめの一冊【韓国の人情食堂】

img072a.jpg多くの方から、よく新刊のご献本を賜ります。(刷りたてのご本を頂戴するのは、とても嬉しいことで、大切にその一頁をめくるのですが、なかには、どのようなご縁でお送りいただいているのか分からないこともありますので、ぜひ一筆添えてくださいませ)。

そうしたなかでこの一冊は、とても面白く、ためになるものでしたので、ご発刊から遅ればせながらブログでご紹介を申し上げたくおもいます。

タイトルは【韓国の人情食堂】(双葉文庫/667円税別)ご著者は、鄭銀淑(チョウ・ウンスク)さんです。サブタイトルに「うまい、安い、あったかい」とあります。巷にあふれる単なるレストラン紹介の本ではなく、読み物になっていて韓国の食文化や生活が非常によく伝わる内容です。

ぜひご一読なされてみてください。お目にかかったことはございませんが鄭さん、そして山下さん、ご上梓おめでとうございます。

ラベル:韓国
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2010年10月29日

おすすめの一冊【ソウルの歩き方2010―2011】

先週ソウルで、(今日は何を食べようかしら…)などと、客室にあったガイドブックをパラパラめくっていたら、「あれ?これ、私じゃない??」と吃驚。

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現在、発売中のムック本【ソウルの歩き方2010-11】に、なんと、以前、変身写真館・カフェドラマで撮影したときの画像が掲載されていたのです。そういえば発行後に、制作のご担当者さんから連絡をいただいたような…。それで思わず、帰国後購入。私「ファン・ジニよりキレイ?」、カメラマン「は、はい」という吹き出しがついていて、笑えました。ぜひ、ご覧になってみてください。




■【ソウルの歩き方2010―2011】の表紙は…
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2010年08月04日

おすすめの一冊【ボーイング777機長まるごと体験】

秋のオープンが期待される羽田の新国際ターミナルビル。先日、報道陣を対象にお披露目されましたが、私もお盆明けに見学の予定でおります(今から楽しみ揺れるハート)。

空の話題に事欠かない2010年。今日ご紹介する一冊は、6月に発行されました【ボーイング777機長まるごと体験】(ソフトバンク クリエイティブ/952円税別)です。気分が夏モードに入ったとはいえ、なかなか読書時間がとれず。しかし読み始めたら面白くて、アッと言う間に完読しました。

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例えば西周り便は奇数、西から東へは偶数の便名が与えられるということ。(旅行会社に入りたて、研修所で習ったなぁ〜)と、しみじみ懐かしく読み入りました。乗り物好きなお子さんなら、小学校高学年でも理解できる優しい語り口。ぜひ、帰省のお供に一冊いかがでしょう。


ラベル: エアライン
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2010年06月09日

おすすめの一冊【報連相は手書きにしなさい!】

あの北山節子さんが、またもや面白いご本をお書きになりました。【報連相は手書きにしなさい!】(東洋経済新報社/1400円別)です。

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この装丁、凄くよいですね…。このサイズのコクヨノートを、よく取材で使用しますが、アイデア活きています。キーポイントは一冊のノートに報告・相談・連絡を書く!ということのよう。チームリーダーに読んでもらいたい一冊です。
ラベル:
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2010年06月08日

おすすめの一冊【マレーシアに定住でご褒美人生】

最長10年の長期滞在査証を用意するマレーシア。ロングステイブームで一躍脚光を浴びましたが、近ごろでは不動産直接投資や定住・移住に関心が高まっているようです。

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【マレーシアに定住でご褒美人生】(カナリア書房/1500円)は、そうしたマレーシアに移り住みたいリタイア世代に読んでもらいたい一冊。150もの証言から成り立つ実践的、読ませる内容です。
ラベル: マレーシア
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2010年06月07日

おすすめの一冊【タイ検定】

一冊の検定本が送られてきました。「ASEAN検定シリーズ・タイ検定公式テキスト」と副題がつく【タイ検定】(めこん/2000円税別)です。

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本当に、検定ブームは続きますね。検定商法・資格商法といわれるくらいですから、やりようによっては利幅の高いビジネスといえるのでしょうか。ちなみに、この検定の事務局はリクルートなのだそうです…。内容は実に多彩でディープです。ガイドブックとは違う読み物風の面白さで、画像のなかには歴史的なものも含まれ、読みやすいつくりです。アセアン域内の他国の発売も楽しみですね。
ラベル: タイ
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2010年02月15日

おすすめの一冊【タイ・ゴルフコース完全ガイドGOLF Travel】

タイのゴルフ場ガイド―――。タイでのゴルフは、あまりメジャーなイメージがありませんでしたが、昨年来の石川遼クン効果で広く知られるところとなりましたね。そのタイのゴルフ場を一堂に紹介した一冊が、これまで日本では未販売でしたが、ようやく完成したとのことで見本誌をいただきました。

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観光立国タイでは、観光庁の設立が今年で50年を迎えるのだそう。現在、追っています「メディカル・ツーリズム」の先進国でもありますよね。スパに、ゴルフ…タイの魅力は、大きく開花しようとしています。


ラベル:タイ ムック
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2010年01月04日

おすすめの一冊【アジアでビジネスチャンスをつかめ!】

年頭にあたり、今年一年の目標、中・長期計画を立てている方もいらっしゃることと思います。
"有言実行"を信条としている私ですが、今年は企業秘密よろしく公言は避け、地道に結果でお示ししたく考えているところです。ちなみに今年の活動目標=キーワードとしては、●アジアをはじめ新興国における成長力、●国内観光地の活性、●双方向ツーリズム、●アウトレットやロングステイを含むニューツーリズム、そして●若者…です。これらのテーマで昨年来、コツコツ種まきをしておりました。

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今日ご紹介する一冊は、その名の通り【アジアでビジネスチャンスをつかめ!】(カナリア書房)です。間もなく"アジアをはじめ新興国における成長力"というキーワードで、新連載を持つ予定でおります。お楽しみに!

ラベル:
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2009年12月27日

おすすめの一冊【軽井沢free】

今日ご紹介する一冊は、軽井沢で老舗の雑誌【軽井沢free】(毎日ムック)です。もとはフリーペーパーで、しかも軽井沢ガイドとしては元祖・フリーペーパー第一号なのだそう。そういえば、ネーミングに名残がありますよね。一冊380円で書店売りされています。

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年があらたまりましたら、軽井沢・プリンスショッピングプラザのアウトレット攻略をテーマに、取材協力をさしあげる予定。見本誌を一冊、送っていただきましたが、女性好みのつくりで情報も満載。今回は、初夏に発刊予定の号で、皆さまのお目に触れるとおもいます。この冬、軽井沢へ行かれる方は、開運スポットを特集していますので、ぜひご一読を!
ラベル:雑誌
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2009年12月26日

おすすめの一冊【不機嫌な女子社員とのつき合い方】

内田春菊さんのイラスト入りで、ハッと目をひくこの一冊。新刊【不機嫌な女子社員とのつき合い方】(ポプラ社)は、女性の部下を持つ悩める世の男性、特に私と同世代の管理職クラスの男子に、読んでもらいたい一冊です。

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(いつの時代も、いるのね、こういう女子……)と頷ける、"扱いに困る"女子、全28タイプを網羅。彼女らの能力をひきだして育てるのも、企業においては重要な仕事であり、力量が試されるところですから、本気出して読んでみてください。私も若いころは、このなかの"一匹狼女子"あたりだったかな?1300円税別です。
ラベル:
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2009年12月23日

おすすめの一冊【みんなが知りたい空港の疑問50】

今日、おすすめしたい一冊は、新刊【みんなが知りたい空港の疑問50】(ソフトバンククリエイティブ)です。12月に発売されたばかり、旅のお供に持ちやすいサイズの新書版。この"みんなが知りたい"シリーズでは、旅客機がテーマのマニアックタイプで、皆さん、すでにお馴染みですが、こちらは「なぜ?なぜ?」と知りたくなるような空港の秘密がカラー写真入りで平易に綴られていて、女性や子どもも楽しめます。羽田のハブ化や伊丹問題など、マスコミを賑わしている日本の空港。その空港を、身近に知ることができる一冊です。

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ラベル:
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2009年12月22日

韓流記者が綴る女性週刊誌

今月初め、大手女性誌で"韓流記者"と呼ばれる皆々様との交流の席にお邪魔しました。韓流スターの動向をつぶさに追って、ファン納得のグラビアで毎号お届けしている女性週刊誌の韓流記者の皆さん。とてもエネルギッシュです!

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こちらは光文社の【女性自身】。
イ・ビョンホンさんの大ヒットドラマ「アイリス」の撮影現場を押さえたものやヨン様のアップなど、ファンならずともうっとりみとれる出来映えです。記者の皆さん、毎月のように韓国へ飛ぶのだとか…。「今度、ぜひご一緒しましょう」と、盛り上がりました。
ラベル:韓国
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2009年12月21日

おすすめの一冊【ナショナル ジオグラフィック トラベルガイド カナダ】

ムックタイプの旅本で、きちんと作り込んであるものが近ごろ随分と姿を消しました。景気の影響、海外旅行離れ、出版不況…、いろいろな理由が背景にあります。

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日経ナショナルジオグラフィック社が、この暮れ、臨時発行した【ナショナル ジオグラフィック トラベルガイド カナダ】は、そうした世況に一風をもたらしてくれました。見たことも触れたこともない大自然を訪ねることは、ニューツーリズム隆盛の時代にあっても、揺るぐことのない「旅」の根幹です。感受性の高い若いうちに、ぜひ、この大自然を体感してもらいたいものと願っています。ナショジオの意気が伝わる、おすすめの一冊です。

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2009年12月19日

おすすめの一冊【日本人がまだまだ知らないハワイ】旅のヒント・コラム

今年も多くの著者、編集者の方々からご献本を賜りました。この場を借りて、心から御礼申し上げます。そのうちの一冊、ロンリープラネットのコラム・セレクション【日本人がまだまだ知らない】シリーズは、ハワイとイタリアのほか、タイも書店に並んでいます。
【日本人がまだまだ知らないハワイ】旅のヒント・コラム138は、新書サイズで旅のお供にぴったり。特にロンプラのガイドブックは、あまりに厚すぎて持ち歩きに不便、という声をよく聞きます。ただし、こちらは読み物風。ガイドブックではありません。かなりマニアックな内容で、実際、本当に知らないネタが多くて吃驚です。

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近ごろは、日本人の目線、視点を大切にする向きが顕著ですよね。特に中国マーケットにおける日本ブランド確立の動きは、化粧品や飲料などを中心に加速傾向にあります。そうした点で、世界に名だたる和製ガイドブックの今後の展開も楽しみなところです。

ラベル:ハワイ
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2009年12月18日

想いのご著書…

今日、ご紹介する3冊は、いずれも書店では入手できない、貴重で、想いのこもったものばかり。
まずは、古市恭さんが著した【彼岸花】〜初恋の記憶〜。
旅先で出会った女学生との淡い恋物語かと思いきや…。当時、大学生だった主人公は、のちに念願叶って雑誌「旅」の編集者に。しかし激務から身体を壊し、畑違いの仕事に身を呈したところに彼女との再会。岬の旅情も伝わります。そして、【とど(魚へんに毛)ヶ崎】。こちらは、ご著者の実直さがうかがえる一冊です。

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歩んできた我が人生の足跡を晩年に振り返り、それを商業筆ではなく、したためることができたなら。とても幸せなように思います。
五反田昭文さんの短歌集【いくばくの ことを成せしや わが一生 生くる証に何を残さむ】。19年の闘病生活のなかでうたわれた短歌。ご家族が遺稿をまとめて一冊にされたものです。「子の仕事 聞かれて一瞬 とまどいぬ 微笑という名の雑誌の中身」―――。生真面目なお父様が、我が子の仕事を想う気持ち。それらをご子息が、没後一冊の本にまとめました。本を編むことの"想い"や魅力を親子リレーされたものです。
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2009年12月13日

おすすめの一冊 小説【沈まぬ太陽】

映画公開以降、「もう観た?」と業界関係者に会うたびに尋ねられ(…映画は、まだ観ていません)、積ん読でした山崎豊子さんの【沈まぬ太陽】アフリカ編を、ちらと読み始めたら止まらなくなり、ここ数日、寝不足が続きました。

企業における労働組合の在り方――、女流作家による企業小説の取材や著し方、そして"国民航空"の現在ある姿と企業体質、これからの企業広報。すべてを一から紐解きたい、ヒントが隠されているのではないか…という衝動にかられ、ナナメ読みだった原作を一巻から読みあらためています。

作者の偉業に畏怖の念を覚えます。作品発表から十余年。550万部を超えるベストセラー。それが今、クローズアップされるには、商業主義だけにない、何かがあるように感じます。


沈まぬ太陽(新潮文庫)




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2009年11月30日

おすすめの一冊【東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ】

近ごろは新書から、さらにダウンサイジングして文庫版が人気のよう…。価格が安いからですか、文庫市場に進出する出版社さんのお話をよく聞きます。随分以前に購入したのですが、しばらく手つかずのまま。やっと読み始め、あまりの面白さに一気に読み上げたのが、この一冊、【東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)】(遙洋子著/ちくま文庫)です。

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2004年初版ですから、きっと、すでにお読みになった方も多いことでしょう。10代で宝塚女優としてデビューし、その後、フェミニストとして講演などに活躍する遙さんの、学び直しの実体験が綴られているのですが、とにかく痛快。芸能界で長らくご活躍されただけに、その固定化されたイメージから何かとバッシングを受けやすく、ご苦労も多かったはず。しかし、女性が「知」を味方につけるさまは小気味よく、タレントからの転身という勇気にも脱帽…。ファイティングを感じます。やがて、大学講師に招かれた遙さん。文中にある"ハッタリの世界"もまた…、よくわかるような気がしました。
ラベル: 文庫
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2009年09月24日

日本観光協会総研【若者は本当に旅をしなくなったのか】報告書

旅行博会場の帰路ご一緒させていただいた、観光系シンクタンクの主席研究員の方から、ご丁寧な礼状と一冊の報告書が届きました。タイトルは、【「国内観光需要喚起策の策定業務に関する業務」報告書〜若者は本当に旅をしなくなったのか〜若年層の旅行需要喚起策】。

本書は今年3月、(社)日本観光協会総合研究所が発刊。全国広域観光振興事業の一環でまとめられたものです。

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調査研究、執筆をなされましたご本人の「観光の問題とは、社会そのもの、時代そのものの問題である」とするお言葉が心に刺さります。本書にある、"若者に魅力ある観光地となるための5つの提言"のひとつにある、「若者を"虜=ファン"にする情報戦略を築こう」。微力ながらも何らかのスタイルで、私にもできることがあるような気がいたしました。

ご献書、ありがとうございました。
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2009年08月27日

おすすめの一冊【JTB時刻表】

たくさんのご献本をいただいているなか、著者や編集者の皆様に、とても失礼をいたしますが、このところの執筆環境のなかで、いつも欠かせぬ座右の一冊【JTB時刻表】を、今日は無粋ながら紹介させていただきます。

このところ、北東北のコースづくりに、毎日、旅行会社各社のツアーパンフレットと睨めっこ。そこで、ふと取り出したのが【JTB時刻表】999号(09年4月号)です。**銀河鉄道スリーナインの著者・松本零士さんが表紙を飾りました!

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時刻表には歴史があります。拙著でも紹介しましたが、JTB時刻表は1932年に鉄道省(現在のJR)「汽車時刻表」を編纂したのが始まりです。独占的な版権を失ったことから、現在は、JRが出版する「JR時刻表」と人気を二分します。私が旅行会社で営業マンをしていた時代は、いつも必ず、このJTB時刻表が、セールス鞄のなかに入っていました。

「えきねっと」。そうです、今ではインターネットで列車時刻を検索します。それでも記事を書くときに、アナログ志向は重要です。ときの気分で、JRかJTB、どちらかを購入するのですが、何しろアナログな時刻表は座右の一冊。想像力・創造力を働かせるとき、アナログは役立ちます(そんなエッセイを、JRさんの連載で、書いたことがありました〜)。ダイヤも変わり、消耗品な時刻表ですが、999号、捨てられないでいます。そんな一冊です。

■「JTB時刻表1000号ありがとうキャンペーン」ホームページは、http://www.rurubu.com/1000/
ラベル:鉄道
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2009年08月19日

おすすめの一冊【ココ・シャネルという生き方】

女性の生き方は男性に比べ、ある意味多様。特に現代においては、境遇の一致を求めきれない複雑さが在ります。世界を代表するデザイナー、ココ・シャネルという一人の女性の生き様をなぞり、現代女性へのメッセージを著した一冊【ココ・シャネルという生き方 (新人物文庫)】が、版元の新人物往来社さんから届きました。

ご担当の編集者さんから、かねてより発行への強い想いをうかがっていただけに、(やっとできたのね、おめでとう)という気持ちで手にとりました。昨日、ロケバスでの移動中に完読。文庫版で読みやすく、あっという間に読み上げてしまいました。

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「自分が何者なのか決意しなさい」「自分の実力は自分で決めなさい」「退屈より失敗を選びなさい」「真似されたら喜びなさい」…etc。各章にこめられたメッセージのなかに、きっと幾つかの気づきがあることでしょう。

私自身、仕事上でのコピー=表現や活動の模倣に苦しめられた時期がありました。しかし「コピーされるのは誇らしいこと(中略)つまり「成功の証明」そのもの…(本文より抜粋)」というくだりを読むにつけ、これからも(誰もが真似したくなるオピニオン・リーダーでいつづけよう!)と確信。広い気持ちになれました。
映画も間もなく封切り。旬な一冊です。ぜひ、ご一読を。
ラベル:
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2009年08月13日

(財)日本交通公社【観光事典】

盆の墓参に実家へ帰るため、格闘の末、原稿を仕上げ、このブログをじっくり練馬で書いています。
観光ビジネスの基礎用語を書き進めています。借用した数冊の観光辞典(事典)を紐解くと、意外と面白い語彙が並んでいてびっくり。業界用語がおもだつため、どれも聞き慣れた言葉ばかりで、ついつい読みふけることも。しかし近年編纂された辞典のなかには、疑問符がわく語彙もあります。例えば、「アゴ」「アシ」「マクラ」。これは隠語の部類とおもうのですが、学術的な"辞典"に載るというのも……。

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さて、今日ご紹介するのは、昭和48年に発行されました【観光事典】(財団法人日本交通公社発行)です。新聞社の用語事典に体裁が似ており、年季の入りかたからして希少性を感じさせます。発行は古いのですが、語彙説明に遜色はありません。時代性を反映しやすい観光ビジネスも、基本の知識があってこそ。先人は偉大…と、その足跡を感じます。もちろん、アゴ・アシ・マクラは掲載されていません。
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2009年07月31日

おすすめの一冊【いとしのエラ】

「生きることを真摯に考えるあなたへ」。
こう帯に綴られていて、何ともなくドキッとしました。スイスの思想家、女性冒険写真家のエラ・マイヤールが最晩年に紡いだ言葉が綴られています。

「晩年」という言葉、何時をさすのか、故人になってみなくては判らない・遣うことができない言葉です。私自身、執筆のさなか、ジェネレーションを表記するとき、いつも必ず手が止まります。中高年、老齢期、超高齢…etc。中年だとか高齢だとか、ひとくくりにできぬほど、実年齢との高低差を感じる時代になりました。遺稿の訳者に敬意の念を感じます。

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「新聞の切り抜きをこちらにちょうだい。私は世界につながっていたいの。何でも知っておかなくては!(【「いとしのエラ」エラ・マイヤールに捧げる挽歌】(アンヌ・ドゥリア著/鈴木光子訳 BOC出版部)より抜粋)」。女性が平等への闘いを始めた20世紀初め、「旅」と「書くこと」を選んだエラ・マイヤー。彼女の想いに、昭和40年生まれの私と、大きなジェネレーション・ギャップがないことに驚きを覚えました。

時空を超えて、「旅」と「書くこと」を選んでいます。晩年、東洋(アジア)の魅力に傾いたエラ。真に休息のときが来たとき、私はいったい誰に、どのようなことを頼むのかしら?


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2009年07月30日

おすすめの一冊【ツアーコンダクター】

少子化のこの時代、教育ツーリズムや旅育の重要性をひときわ痛感します。旅―――。それは不要不急であり、長い年月、遊興の一部とみなされてきました。しかし青少年期の人格形成において、とても重要な機会 opportunity であること。また、そうした仕事に携わることの意義・やりがいなどを、もっと広く知らしめることも、自分に課せられた役割のように感じています。

この本は初版が1991年と古く、とても貴重な一冊。実業之日本社から発行されている"仕事―発見シリーズ"の一連にあり、タイトルは【ツアーコンダクター】。著者の釜本美佐子さんは、JTBのツアコン一期生としてご活躍された才女で、サッカーの釜本邦茂さんは美佐子さんの実弟にあたります。

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姉弟が海外渡航デビューをどちらが先かを競ったというエピソード。サッカー日本ユースの代表に選ばれた邦茂さんに先を越された姉・美佐子さんは、大阪外語大を経て、初の海外旅行で憧れのヨーロッパを旅しました。そのとき旅の仕事に目覚め、JTB外人旅行部(当時)の門戸を叩くに至ります。
このシリーズ、中学・高校の図書館に並ぶだけに、とても読みやすい口調で綴られています。今の若いひとたちに、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
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2009年07月04日

おすすめの一冊【世界暗殺事件ミステリーファイル101】

今日おすすめの一冊は、タイトルも物々しい【世界暗殺事件ミステリーファイル101】―歴史に刻まれた決定的瞬間 (別冊歴史読本 42)です。

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マイケル・ジャクソンさんの暗殺説が流れたりと、ヒーロー・ヒロインには諸説がつきもの。この本を紐解くと、未遂も含め、数多くの暗殺劇が古今東西、繰り広げられていたことがわかります。"映画で見る「暗殺」"コーナーには、ケネディ暗殺を描いた「JFK」や中国の「始皇帝暗殺」、トム・クルーズ演じる「ワルキューレ」などが紹介されており、観たい気持ちが募ります。昨年訪ねたベルヒテスガーデンの山荘に、ヒトラーが隠遁していたことも綴られていました(ヒトラーの山荘・ケールシュタインハウス訪問の様子は、こちら)。
男性編集者、渾身の一冊です。しかし次の新刊も楽しみ。女性なら誰しも憧れる、アノ人がテーマだそう…。

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2009年07月02日

おすすめの一冊【バリ島ウブド楽園の散歩道】

先日のパーティーでご一緒した出版社の方が、参加御礼の一文を添えて、表紙の色味も美しい一冊のご本を送ってくださいました。
バリ島ウブド 楽園の散歩道 (地球の歩き方GEM STONE)】です。

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ウブド周辺をサイクリングしたのは、3年前の今ごろ。ライステラスの緑も眩しく、印象的な旅でした(そのときの、模様はこちら)。

バリ島に、まだ日本人観光客が少なかった18年前。インドネシア政府が外資系ホテルの誘致を積極化させたばかりのころ…インターコンが建設中のときに、バリ島を初訪しました。そのころは情報が乏しく、クタやヌサドゥアに集中していましたが、ウブドだけで一冊ができちゃうなんて!
体験型リゾート、進化していますグッド(上向き矢印)
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2009年06月20日

韓国通のDJ・古家正亨さんが綴る【K POPのすべて〜K GENERATION】

かねてより知人に、「本当に素晴らしいひとだから、一度、紹介したいよ」と言われておりました、韓国ツウで知られるラジオDJ・古家正亨さんと、先日念願叶い、お初にお目にかかりました。

話題が豊富で礼儀正しく、万事控え目でありながら、何か打ち出す強さアリ。韓国への想い、現在の活動に至る経緯を、マッコリ片手に伺ううちに、共通の知人がいて二重にビックリ!北海道出身の古家さん、なんとFMノースウェーブでも番組をもっていらしたのですね。

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古家さんをよく知るかた曰く、かなりな「根性ボーイ」だとか!?清涼感あふれる人柄からは、到底想像ができないのですが、秘めたる情熱なのでしょう。そして、お会いした翌日に、素敵なプレゼントが届きました。韓国観光公社提供のラジオ番組InterFM「Kジェネレーション」(私も運転中などに、よく聞きます音楽)のナビゲーションを一冊にまとめた【K GENERATION―K POPのすべて】(DHC/1900円別)とK-POPのCDレーベル、そして私のような韓流初心者にぴったりのご本「韓流ハンドブック」の3点です。
■ラジオDJ 古家正亨さんのレコードレーベルに関するホームページは、こちら

早速、K-POP9曲が収められたCD「HELLO WORLD!」(アーティスト名はPEPPERTONES)を聴いてみると、これまたクリアー。気分よいです。
"韓国つながり"のイイ仲間たち、これからも深化しそう!
ラベル:韓国 ラジオ
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2009年06月18日

【きっと気づく!あなたが幸せになる24のヒント】

img040kitayamasetsuko.jpgマルチプルな才能を発揮する北山節子さんのご著書【きっと気づく! あなたが幸せになる24のヒント】(講談社/1200円税別)を読みました。

接客販売のプロであり、韓国ツウの北山さん。"人を見抜く天才"でもあります。先々月のソウル取材で知り合った、新しいお友だちです。


サラリーマンを辞めてからは、あまり自己啓発本を読まなくなったのですが、この本、読んでいるうちに、どんどん惹きこまれていきます。成功哲学っぽい自己啓モノをとっくに卒業した自分にも、なぜかスーッと心のなかに入ってくるから不思議。日常生活のなかの、ちょっとした気づきが幸せを呼び込むことを教えてくれる、やさしい一冊なのです。

"口角up"と、出会ったひとすべての「いいとこ探し」。
ついつい忘れてしまいがちですが、早速今日から実践してみまするんるん

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2009年01月26日

【スイス ロングステイの楽しみ方】

新年の賀詞交換会では、思いもかけないひとに再会したり、お初にお会いできたり…。嬉しいことが多いもの。一年の計に、幸多かれということでしょう。

img031swiss.jpg過日の【トラベル懇話会】新春講演会賀詞交換では、【スイス―ロングステイの楽しみ方 (AROUND THE WORLD LIBRARY―気球の本)】ご著者の鈴木光子先生が閉会後にご挨拶をくださり、そのうえ、とても心温まるメールをくださいました(いたく感激)。「ロングステイ」という言葉が、まだ今ほどには普及していない98年、このご本を著されました。純度の高い情報、やさしい書き口、スイス・ロングステイの魅力をまとめた貴重な一冊です。

各界専門家のご意見を伺っても、09年は欧州旅復権の年。(私も関連記事を発表しています→こちら)。そうしたなか欧州ロングステイも、この多様性の時代に、大きく開花する予感があります。

メールに添えられました優しさ溢れるコメント、「思う存分お仕事をなさってください。ご活躍、ご成功をお祈りします」。この一文に、大きな勇気をいただいたと同時に、先達の偉大さを感じました。かつて私もスピーカーを務めさせていただきました日本旅行業女性の会のご創立メンバーでもあられる鈴木先生。梅が開花するころ、お目にかかる予定です。スイス・ロングステイのノウハウと著者メッセージを、後日、オールアバウトで記事化いたします。お楽しみに!




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2009年01月24日

【観光学】基本と実践

mizoosensei.jpg過日、うかがいました千葉県鴨川の風光明媚な高台にキャンパスがある城西国際大学観光学部で教鞭をとられる溝尾良隆教授のご著書【観光学―基本と実践】を取り寄せ、独学しています。

そのなかでも注目したのが、1988年リゾート法制定以降のリゾート事業の問題点と、その後の解決策でしょう。私も講演先などでロングステイの生い立ちを語るさい、リゾート法の時代にさかのぼりご説明をします。国内観光の問題点を浮き彫りに、基本と実践を海外の事例をあげながら紐解く点でも、大変勉強になりました。

古今書院発行の、このご本。多くの学生が教科書としていることとおもいます。挿絵が多く、理解しやすいつくりです。

■【観光学―基本と実践】(古今書院・2600円税別)


ラベル:観光学 ビジネス
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2009年01月13日

【産業観光への取り組み】

観光を学ぶにあたり、もう一冊、ニューツーリズムとしての「産業観光」をわかりやすく著したご本を紹介します。

img030sangyo.jpgタイトルは【産業観光への取り組み―基本的考え方と国内外主要事例の紹介】。観光系のシンクタンク財団法人日本交通公社が発行したもので、横浜商科大学商学部、観光貿易学科教授・羽田耕治氏や、社会経済生産性本部研究主幹の丁野朗氏が執筆をしています。挿入画も多用し、わかりやすく日本の産業観光を紐解いています。

富岡製糸工場をはじめ、産業を活用した観光振興の事例が数多く掲載されており、あらためて日本のクラフトマンシップの偉大さを感じ入ることができます。着地型旅行商品の現場開発者などと話をしていると、(なるほど、こうした素材があっての地域振興なのだな)と関心を抱かせますが、系統だった書物を手にするのは初めてでしたから、大変勉強になりました。

大人の社会科見学――。商標登録の如何は別に、誰もが知的好奇心をくすぐられる分野であり、発展性の高い「新しい旅のカタチ」といえるでしょう。


ラベル:観光学 ビジネス
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2009年01月12日

【地域振興と観光ビジネス】

旅の現場力を追いかけていましたら、「現場教授」という言葉が目に飛びこんできました。その教授から、「学べ」との勅命です。

img029chiiki.jpg―――観光には、人々を楽しませ、幸せな気持ちにさせる、また観光をとおして住みよい、魅力的な地域をつくりあげていくという「理念」追求の部分と、ビジネスとして、産業として興していくという「経済性」追求の部分とがある。―――(「地域振興と観光ビジネス」(JTB能力開発)-はじめに-より抜粋)

観光を学ぶひとの道標となる一冊の冒頭に、著された一文です。理念と経済性。そのひとつを、もしくは双方を、われわれは何時も追いかけています。この本に記される「セールスプロモーション」SPや「セグメンテド・マーケティング」という言葉は、90年代の前半、私が旅行会社に籍を置いていた時代、業の現場では多用されなかった語彙、当時からすれば"新語"です。ところが現在では、現場の先端を行く人たちが、日常的に用いる業界用語となりました。インダストリアルな風が、ここにも吹いています。
ラベル:観光学 ビジネス
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2008年07月24日

【101歳のアスリート】が出版されました!

オールアバウト【ロングステイ・海外移住】サイトに、新着記事「日本の観光魅力を世界に向けて発信しよう!」をupしました。


母方の祖父・下川原孝翁が、自著【101歳のアスリート】(朝日新聞出版)を上梓しました!

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今日、未明におきた岩手県沿岸北部での地震に、被害はいかばかりか心配になり、釜石市の祖父宅へ電話をしましたら、近く開催されるマスターズ陸上東北大会前に、フジテレビはじめTV局各社が、取材に来ていると叔母。
しかも、その時分はおじいちゃん行きつけの飲み屋さんへ、撮影兼ね不在中といいます。何とも逞しいかぎりです。

今回の沿岸部の地震で、かつての"三陸はるか沖地震"から、14年も経っていることを再認識されました。ときの経つのは早いもの。今回、被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。

それにしても、近ごろのNHKニュースでは、とおほぐ(東北)弁にテロップがつくのが気になります。たしかに標準語とは、遠くかけ離れた方言のひとつですが、外国語並みの扱いに、少し不思議を感じるのは私だけでしょうか?

さて、祖父の活躍に触発された私は、今日もナイキのキャップを目深に、麻布界隈をジョギングしました!

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2008年02月20日

【ホテルブランド物語】

「愛する女性のために南の島を手に入れて、究極のリゾートを造る。男にとっても女にとっても、最高の夢物語だろう。(―――「ホテルブランド物語/寺田直子著」より抜粋)


過日の記事取材の御礼を兼ね、トラベルジャーナリストの寺田直子さんと、行きつけの麻布十番「蛍」で一献しました。
昨年12月、北海道の地で初めてお目にかかり、そのお仕事のプロフェッショナルぶりに感服。早速、ご著書を取り寄せ、一気に読み上げたのが、この【ホテルブランド物語(角川ONEテーマ21)】です。

このブログでもご紹介した、ホアヒンの極上リゾートSIX SENSES HIDEAWAY【エヴァソン】。(エヴァソンのブログ記事は、こちら
現地でインタビューさせていただいたリゾートマネジャーのVathanyaさんが、「オーナー夫婦の、"エヴァ"と"ソヌ"という名をとって、エヴァソンと名付けた」と、確かに語っていましたが。。このご本を読んで、さらにロマンチックな真実を知ってビックリ。
本書によると、スウェーデン人トップモデルのエヴァと、英国出身の若き実業家ソヌは、モナコで知り合い、すぐに恋に落ちたといいます。ふたりは、出会って3年後に結婚、しかし、子宝には恵まれませんでした。そこで、互いが得意とするファッションとビジネスのセンスを生かして、このハイダウェイを創りあげていったというのです。
世界に点在するシックスセンシズ・リゾート&スパ
そうした秘話を知ってか知らずか、素敵なカップルが、そして美しい女性が敷地内を行き交うのが印象的なホテルでした。

■寺田直子さんのブログ【ハッピー・トラベルデイズ】は、http://blog.excite.co.jp/naoterada
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2007年11月18日

書籍【旅行業】

特定非営利活動法人交流・暮しネットで、ともに理事を務めております尾ア成男さんが、昭和55年発行のご著書【旅行業】(東洋経済新報社/杉岡碩夫・尾崎成男・溝尾良隆共著)を、ご贈呈くださいました。

シンプルな装丁で、タイトルの下に「私の仕事」とあります。さかのぼること27年前、私が未だ中学生だったころに、こうした業界のつぶさが経済系の出版社から世に出ていたことは驚きであり、また、頼もしくも感じました。

ryokougyoubook.jpg早速、拝読すると、実に面白い。
エスコート付のパッケージツアーが隆盛を極め始めたこの時期。ロン・パリ・ローマの海外ツアーや、アンノン族といった言葉も飛び出す。台湾の現地旅行社社長が、「"恥"という文字をご存じですか?」という広告を打ち続けたことetc。(確かに、私が添乗員を務めた80年代後半も、国や地域によっては相変わらず、ズバリ売春的行為に、添乗員とガイドが手を染めていたわ。。)日本人男性にとって、アジア旅行は春を買いに行く行為そのものだった時代が、確かにありましたね。

興味を惹いたのは、来週、お邪魔する予定のクラブメッドの話。1950年にバカンス大国フランスで設立された地中海クラブは、1972年に伊藤忠と提携して日本に上陸しましたが、不振にあえぎ、79年には提携を解消したというくだり。
そのクラブメッドが、サホロ開業から早や20周年だそう。来週の現地取材では、クラブメッドサホロ周年記念行事にも臨席する予定です。


ラベル:書籍 旅行業
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2007年10月20日

【2日で学歴にハクがつく…】

jiyugaoka.jpg留学図書館】を主宰する平川理恵さんが、このたび新著「『超』短期トップビジネススクール留学ガイド」(アルク)を上梓され、その出版記念パーティーに伺いました。

会場は、自由が丘の素敵な街並みにマッチする、テラス付きのレストラン。
hirakawasan2.jpg留学図書館のお客様でもあるそうで、女優の多岐川裕美さんや中井貴恵さん、萬田久子さんがご来場され、それは、それは美しい!
華やかな、でもアットホームな、とってもよい出版記念の集いでした。

ご著書には、サブタイトルで"2日で学歴にハクがつく"とありまして、「ハーバードに留学、でも2日間」みたいなビジネススクールがご紹介されていて、会社を辞めずに留学のすすめを説いています。面白いテーマですね。

理恵さん、ご出版、誠におめでとうございました。
ラベル:旅行作家
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2007年09月11日

【なぜか好かれる人の考え方】

オールアバウト【留学・インターンシップ】ガイドの豊田圭一さんが、書籍【なぜか好かれる人の考え方】を上梓されました!

豊田さんは、1969年生まれの若き起業家。アルゼンチン生まれで、英会話スクールや留学サポートの会社を立ち上げるなどご活躍です。現在ではNPOの理事長も務められているとかで、バイテリティーの塊り?かと思いきや、いつも笑顔で、「ね〜ちゃん」と慕ってくれる人好きのするタイプ。

そんな豊田さんにピッタリのタイトルなご本ができたということで、早速拝読してみると。。「甘える極意、頼る技術」なんていう小タイトルが目に飛び込みました。
(そうか〜、確かに甘えるのが上手だものネ、豊田さん。。)と、彼のビジネスの拡がりの源(みなもと)みたいなのを感じちゃいました〜

ご出版、誠におめでとうございました♪
ラベル:書籍
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2006年12月01日

【軽井沢夫人】浪漫夜会

cdyame.jpg小説【軽井沢夫人】(講談社)を上梓した山口路子さんの出版記念パーティー、題して"浪漫夜会"を、代官山のひらまつ系レストラン・シンポジオンにて開催。その発起人代表を務めました。

**(画像右)山口さんご自身がプロデュースされた今回の会。

**(画像下)主役の山口路子さんを囲んで、作家仲間や大学時代の友人も集結!


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現役世代には珍しく、4年も前に軽井沢移住を果たした山口さん。今日の佳き日にお集まりの皆さんのなかには、軽井沢からご上京された方々も。出版業界はじめメディア関係者、旧知の友人ら多くのひとたちや、ご親族も応援に駆けつけられ、アットホームな会となりました。

hikarusan.jpg何しろ素晴らしかったのは、かつて文化庁舞台芸術創作奨励賞グランプリを受賞された、筝独奏の先駆者【沢井比河流(さわい・ひかる)】さんが、演奏を披露。和楽器"お琴"を、世界に広めた第一人者だけに、日本美&洋楽の絶妙なハーモニーで会場を包みこみました。ご来場の皆さん全員が息を呑むほど、酔いしれました。。。

**私のお隣が、世界的に有名な筝曲家・沢井比河流さん。

dansei.jpg rekishi.jpg**皆さん、とても和やか!

fashow.jpg小説【軽井沢夫人】の主人公をイメージさせるテーマ・ファッションが、今回のドレスコード。

ご来場された洗練の美女たちが、ミニ・ファッションショーで魅せてくれたり。。山口さんご自身がプロデュースした今回の趣向も、ご著書のイメージぴったりです!

**テーマ・ファッションのコーナーでは、それぞれのご登壇者が、近況や想いを吐露。皆さん、お美し〜い♪


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**結婚披露宴の会場としてもよく利用されるシンポジオン。スタッフの雰囲気もよく、お食事も抜群に美味しい!
 
yame.jpg実は、山口路子さんは、大学時代所属したテニスサークルの一級後輩。"頑張る女性を応援したい"との一念で、今回、大役を務めるに至ったわけです。「多くの人に支えられて、現在の自分がある」ということを、きっと深く胸に刻んでいただけたことと思います。

**二次会は近くのモンスーン・カフェで♪「お疲れさまっ!」のこの表情。。


山口路子さんの、ますますのご活躍・ご発展を祈念しております!
ご出版、誠におめでとうございました。。

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2006年10月23日

【自分を磨くこの1冊】byオールアバウト

全国51店舗の書店でスタートした、オールアバウトAll About ブックフェア【自分を磨く、この1冊】は、秋の夜長の読書にお奨めの1冊を、その道のプロが推薦するという、今までにない企画。

gohoubijinsei.jpg暮らしの豆知識でプチハッピー」コーナーにて、私、【海外移住】ガイド・千葉千枝子が推薦するのは、マレーシア在住・阪本恭彦さんが著した【ご褒美人生マレーシア】です!

マレーシアには、10年の滞在許可が付与される【マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム】という長期滞在ビザ制度があります。温暖な地で、愛妻と、人生後半生を豊かに暮らす阪本氏も、実は、このビザの取得者。
ビザの概要はもとより、マレーシアでの暮らしの様子や楽しみ方が、とても詳しく綴られた1冊です。

ご来店によるご購入者には、特典もついている、この企画。ぜひ一度、フェア実施書店に足を運んでみてください♪

■オールアバウト・ブックフェアの詳細は、http://allabout.co.jp/campaign/cp_bookfair/?FM=bn
■フェア実施書店一覧は、http://allabout.co.jp/campaign/cp_bookfair/shoplist.htm


昨日開催されました、三菱UFJ証券主催団塊倶楽部セミナーには、百名近いたくさんの方々にご来場戴き、熱心にご聴講賜りました。ここに、御礼を申し上げます。

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2006年09月10日

平岩弓枝の【旅路】

cake.jpg昨日は、実父72歳の誕生日。

そこで、父が独り住む練馬の実家に、息子らと駆けつけ、家族水入らず、ささやかなお祝いをしました。

本人曰く、「73歳だ!」というのですが、何度数えても72歳なので、不思議に思って訊ねてみたら、“数え年”で自称。。
**残暑も厳しく、サーティーワンのハート型アイスケーキを持参。ローソクは「数え」で3本に♪

実母が他界して、今秋で、早や三回忌を迎えます。
伴侶を失ってからの父は、娘の目にも老いを感じることが多くなりました。

過日、母の母校・盛岡短大時代の同窓会が、二戸市内(岩手県)で催され、遺影と共に、一人前のお膳をご用意いただいた、という話を、父の口から聞かされました。
会場となった旅館に嫁がれた、同窓の女将さんのはからいと言います。
同じ寮生だったとのこと。「さぞ、母も喜んだことだろう」と話題にしての、父の誕生会でした。

肉親との永遠の別れは、はからずとも人生に大きな影響を与えます。誰もが通る道ですが、このように、いい歳になった私にとて、辛く寂しいものでした。
(私が)作家デビューした翌年、メディアでの露出が増えはじめたときの急逝だっただけに、悔しい思いが交錯。「孝行したいときに親は居ず」を、痛感しました。

母が遺した(普段使いの)バッグには、私が学生時代に読んでいた文庫本、平岩弓枝の「旅路」が入っていました。「これからふたりで旅行でもして、ゆっくり過ごそう」という矢先、一足先に旅立った母を、見送る父の、その寂しそうな姿を、今でも忘れることができません。

父が元気なうちに、できるだけ父娘旅の機会を持ちたいと考えています。再来週、仙台の奥座敷・秋保温泉へ、お供をする予定です。


■9月9日発売・雑誌【駱駝】10-11月号(小学館)、ならびに【羅針】秋号(イカロス出版)に、講座告知が掲載されています
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2006年07月29日

小説「軽井沢夫人」

軽井沢移住をして久しい女流作家・【山口路子】さんと、日本橋にあるホテル【マンダリン・オリエンタル東京】38階にあるオールディ・ダイニング【KSHIKI】ケシキで再会しました。

彼女、つい先日、デビュー後初の小説『軽井沢夫人』(講談社/1575円)を出版したばかり。
帯には、

あなたさまの官能を潤す、読む美容液。
艶やかなエロティック・ライフを送るために
必要なエッセンスが、ぎっちりみっちり、
つまっているのでございます。


と、あります。

山口路子さんは、大学時代所属したテニスサークルの一級下の後輩。
一女の母であると同時に、美しいひとりの女性として、素敵に我が人生を駆け抜けています。
東京には時折、新幹線で上京。彼女のライフスタイルを支持する、若い世代の女性も多いと聞きます。


keshiki.jpgさて、【KSHIKI】。
38階からの眺望は、それは、それは素晴らしいものでした。

隣り、日銀が丸見え。。彼女との約束前に打ち合わせで訪ねた東洋経済新報社ビルも、そっくり空撮のように見渡せます。

日本の経済の中枢を、真っ昼間、一望に見渡すのも気分がよいもの。

山葵のアイスクリームを頼んでみました♪


今夏は、男性談義なぞを目的に、久しぶり、彼女の棲む軽井沢の地を訪ねようと思います。

■作家・山口路子さんのブログは、http://anais.cocolog-nifty.com/blog/






posted by 千葉千枝子 at 15:43| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

旅ガイドの祖【ロンリープラネット】

本年9月より、日経新聞土曜版「NIKKEIプラス1」【教えて!達人】欄を執筆担当することになりました。(毎月初)
新たに設けましたこちらのカテゴリ「教えて旅の達人」で、順次、掲載内容のフォロー記事をアップします。


旅行ガイドブックの「元祖」をご存知ですか?

その名も【ロンリープラネット】。広告を一切掲載しないスタイルで、世界各国に、原語ないし翻訳出版されています。

トニーとモーりンという一組の夫婦が、1972年、欧州やアジアを旅行したおり、有益な陸路の観光ガイドブックがないことに気づき、執筆編纂を手がけたのが始まり、とされています。もちろん今でも、ご夫婦ともにご健在だそう。以降、世界最大の独立系旅行出版社に成長。(本社は、オーストラリア・メルボルン)
現在、日本では、【メディアファクトリー】が、翻訳出版を手がけています。

去る7月5日、次号発行予定の【アロハストリート】秋号(9/1〜11/30配布)の取材受けのため、並木橋(渋谷区)のメディアファクトリーを訪問。(ポケモン映画のプロモーションがすごかったわ〜。息子たちと毎夏観にいっていたの、、)

ハワイで今人気のタイムシェア特集ページに、顔写真入りで掲載される予定です。

取材を担当してくださった小野アムスデン道子さんは、リクルート出身のベテラン編集者で、現在、このロンリープラネットの編集長をしていると伺い、すっかり意気投合!(リクルートOB・OGとは、仕事柄、さまざまなところで遭遇するこの頃。アントレプレナーな遺伝子がある軍団のよう。。)

ロンリープラネットは、自著の参考文献にさせていただくこともあり、かねてより(いつも図書館で借りていました。。)たいへん気なる存在だっただけに、取材そっちのけ?でロンリー談義してしまいました♪

早速、近々のバリ島出張に、日本語版ロンリープラネットを役立てさせていただきます。

■ロンリープラネットの日本語ホームページは、http://www.lonelyplanet.com/japan
■メディアファクトリーのホームページは、http://www.mediafactory.co.jp
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2006年06月01日

『テツはこう乗る』

日本旅行作家協会でご一緒する鉄ちゃん道の第一人者、野田隆先生が著した『テツはこう乗る―鉄ちゃん気分の鉄道旅』(光文社新書)が、初版から1ヶ月も経たぬうちに増刷が決まったといいます。

女鉄ちゃんは、「鉄子」と呼ぶんだそうで、まだまだ修行が足りないなと反省。野田先生は、大好きな鉄道旅をするがために働く!という、原始的なやる気モチベーションの鑑です。
学校教師が本業?といいますが、鉄道の話をする野田先生の瞳はキラキラ。少年らしい中年?も、女から観てまた良いものです。

「テツはこう乗る」と割り切るあたり、乗りテツ、撮りテツ、収集テツと、そのキャラには応用形があることも知りました。

鉄道マニアは暗いと思われがちですが、センスのよい女の鉄道旅を独自にめざしたいと、心に誓ってこの本を買いました。


■野田隆氏の公式ホームページは、http://homepage3.nifty.com/nodatch/

posted by 千葉千枝子 at 13:11| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(5) | おすすめの一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月16日

損せず受け取る「年金」の本

2006_0218(003).JPG独立系ファイナンシャルプランナーとして活躍中の上野やすみさんが、新著『損せず受け取る「年金」』(九天社)を出版しました。
ゆとりある老後資金が1億円といわれる時代。世代によって年金受給の開始時期や受給条件が異なるため、年金にまつわるアドバイスも一様ではありません。
ちょっとした知識を得ることで、自らの老後の暮らしをより豊かにできるのであれば、こうしたプロの声に耳を傾けるべきだと私は思います。

定年退職後も働き続けたいと考える中高年者が多い一方、年金を賢く受け取るための離職のタイミングも重要です。
本著では、60歳以降も働き続け【在職老齢年金】の対象になった場合、【加給年金】はどうなるか?といったような、予め知っておきたい情報や年金知識を、図解を用いて平易に説明しています。


■続きを読む…
posted by 千葉千枝子 at 00:39| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする